こんにちは、アリスケです!
漫画『チェンソーマン 2部』核兵器の悪魔について。第二次世界大戦と戦争の関係は?考察解説。についての記事をご覧いただきありがとうございます。
この記事では『チェンソーマン』2部の考察として、『チェンソーマン』に登場する、核兵器の悪魔についてを、考察・解説・紹介をしていきます。
目次
核兵器の悪魔とは?第1話のラストでの”戦争の悪魔”の気になるセリフ。
漫画『チェンソーマン』2部がついに連載開始され、その記念すべき第1話のラストで、衝撃のセリフがありました。
2部から登場した新キャラクター【戦争の悪魔 ヨル】は、「チェンソーマンから核兵器を吐き出させてやる」と発言し、ファンをざわつかせました。
チェンソーマンと言えば、「食べた悪魔の関する名前の概念を消す。」というとんでもない能力を持っています。
その能力のおかげでチェンソーマンは悪魔からも恐怖を集めることで強さを維持しているわけですが、そんか恐ろしく便利すぎる能力にと、弱点があったことがわかりました。
“どうやって吐き出させるのか?”というのも気になりますが、なぜ吐き出さなければならないのかも気になりますよね。
核兵器はなぜ食べられてしまったのか。第二次世界大戦の悪魔との関係は?
核兵器と言えば、日本人なら誰しも恐ろしさを知っています。
しかし、『チェンソーマン』の世界では、チェンソーマンが食べてしまったので、誰も怖さを思い出すことは出来ないようです。
核兵器の悪魔は食べられる前は、相当強かったと思いますが、チェンソーマンに負けて食べられてしまったようです。
核兵器の悪魔なら銃の悪魔にも負けず劣らず強そうですが、天使の悪魔のように自殺願望でもあって、自ら食べられたのでしょうか?
その可能性もありますが、チェンソーマンに負けた理由は、おそらく第二次世界大戦の悪魔が食べてしまったことが関係しているのではないでしょうか?
『チェンソーマン』1部に登場したマキマのセリフから、第二次世界大戦も核兵器と同じとチェンソーマンに名を冠した悪魔が食べられてしまったようです。
核兵器の恐ろしさは、アメリカやロシアは冷戦時代を想起させるかもしれませんが、日本人が一番に連想するのは第二次世界大戦だと思います。
第二次世界大戦の恐ろしさは、核兵器が使用された初めての戦争です。第二次世界大戦と核兵器は切っても切れない恐怖を共有している存在同士だと思います。
そのため、第二次世界大戦の概念が世界から消えたとなると、核兵器の悪魔は弱体化してしまいます。
弱った核兵器の悪魔は、チェンソーマンに食べられてしまったのかもしれません。
ただ、このチェンソーマンに食べられた順序は逆かもしれません。第二次世界大戦と核兵器の悪魔はどちらかが消えれば、どちらも弱体化する存在です。
核兵器は海外だと地獄のような戦争を終わらせた英智の炎として扱われている部分があったり、第二次世界大戦も関係しない国からしたら、地球が滅ぶかもしれない米ソの冷戦の方がよっぽど恐かったと思います。
もしかすると、第二次世界大戦と核兵器の悪魔は、チェンソーマンに食べられたら同じく弱体化するもの同士として、徒党を組んでいたのかもしれませんね。
戦争、第二次世界大戦、核兵器。核兵器の悪魔は戦争の悪魔の眷属だったのか?
戦争の悪魔は核兵器の悪魔のことを呼び捨てにしているような印象を受けました。『チェンソーマン』の世界で、悪魔は自分より高位の悪魔の存在を様付けでよんだり、“〇〇の悪魔”と正式名称で呼ぶ傾向があります。
悪魔の人間関係?の中に上下関係があるかはわかりませんが、コウモリとヒルの悪魔の間には呼び方にリスペクトを感じました。
つまり、核兵器を呼び捨てにした戦争の悪魔は、核兵器の悪魔の上位の存在だったことが伺えます。
たしかに戦争あってこその核兵器です。もしかするとチェンソーマンに眷属がいたように、戦争の悪魔にも眷属がいたのかも知れません。
第二次世界大戦や核兵器の悪魔は、戦争の悪魔の眷属だとすると、戦争の悪魔が自分の力を取り戻すためにも奮闘している“良い親分”のようでなんだか微笑ましく思えてしまいます。
核兵器の恐怖は戦争の悪魔を本当にパワーアップさせる?銃の悪魔に取られてしまった抑止力の立場。
先程からちょくちょく触れていますが、戦争の悪魔が力を取り戻すにしても、“核兵器だけ”でいいのでしょうか?
核兵器は第二次世界大戦がいなければ、印象が薄いままです。そして『チェンソーマン』の世界では核兵器の代わりに、銃の悪魔の肉片が世界各国の切り札として使われています。
核兵器に対する現代人の恐怖の感覚は、そのまま銃の悪魔にとられてしまっています。
戦争の悪魔が、核兵器の悪魔の能力を使ってなにかする計画ならば、第二次世界大戦の存在はいらないかもしれません。
しかし、戦争の悪魔の目的が力を取り戻すことならば、核兵器の悪魔についで第二次世界大戦の悪魔や作中で名前が出ていたナチスの悪魔もチェンソーマンから吐き出させる展開があるかもしれません。
『チェンソーマン』作者の藤本タツキ先生のインタビューにて、チェンソーマンの“食べた悪魔の冠する名前の存在をこの世から消せる”という能力が、2部では深堀させることが明かされています。
第二次世界大戦、ナチス、核兵器、名だたる人類の黒歴史が、悪魔になって勢揃いで復活するとなると、1部を超えるカタストロフィが味わえることは間違いなさそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。