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ウォーキングプラネット - アニメ・漫画考察置き場

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円谷英二、宮崎駿、初代。すべてにリスペクト『シン・ウルトラマン』感想、解説

Last Updated on 2022-06-16 By arisuke

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2022年5月13日についに公開された『シン・ウルトラマン』。

これまでに何度か公開日の調整がありましたが、今回は無事公開されて安心しました。

待った甲斐があり、作品の出来に大満足。今回は『シン・ウルトラマン』を観た直後の感想、ちょっとした考察解説をざっと語っていきます。

後半にかけてネタバレ強くなっていくので、未視聴の方は注意してください。

目次

  • 感想①ウルトラQを感じる『シン・ウルトラマン』冒頭のタイトルについて。
  • 感想②動くとかっこいい!ウルトラマンのデザインについて。
  • 感想③『シン・ウルトラマン』続編に期待。怪獣の設定について
  • 感想④宇宙人が語る『ウルトラマン』マルチバース化に期待!
  • 感想⑤過去作リスペクトが光る!ゾーフィ、ゼットンについて。
  • 感想⑥『シン・ウルトラマン』の血を出さない演出。円谷監督リスペクト

感想①ウルトラQを感じる『シン・ウルトラマン』冒頭のタイトルについて。

まず冒頭からいきなりのファンサービスがありました。初代ウルトラマンリスペクトのタイトルの出し方に「あっ」と驚いた方は多いのではないでしょうか。

初代が『ウルトラQ』から『ウルトラマン』になるのに対して、『シン・ゴジラ』から『シン・ウルトラマン』になる演出にグッときました。

それでいてちゃんとウルトラQに登場した怪獣が怒涛の勢いで紹介されていきました。ウルトラQの渋い怪獣達の良さを残したまま、ほどよく令和版になった怪獣達を観れたのは嬉しかったです。

シン・ゴジラのデザインは庵野監督曰く、地球上でもっとも進化した存在が辿り着く姿だということでしたが、それに似たゴメスはあっさり倒されていましたね。笑

感想②動くとかっこいい!ウルトラマンのデザインについて。

まずはデザインについてですが、動いてみるとかっこいいと感じました。

正直、シンウルトラマンが造られてると聞いた時は、進撃の巨人のような筋肉質な感じを予想しており、それを期待していました。

しかし、実際に観てみると、かっこよさと、ちょっと痩せてる感じの初代ウルトラマンっぽさ、宇宙人感があって良かったです。

そして、ウルトラマン登場のさせ方や戦いの演出が良かったのはもちろんなのですが、ベーターカプセルの設定も現代風で良かったです。

人間が変身して大きくなるというのではなく、別の高次元に巨人の体があって、そこから転送して現実に体をもってくるというのはリアルで良いと感じました。

進撃の巨人も別次元から体をもってくるという設定であり、はじめてウルトラマンを観るという方にも優しい設定だと思います。

感想③『シン・ウルトラマン』続編に期待。怪獣の設定について

怪獣が宇宙人の侵略兵器だったというのは、かなり良い設定だと感じました。

ただ、下記の動画では、宇宙人が直接、侵略兵器として使うんじゃないかと予想していましたが、実は『怪獣は宇宙人が創ったものだが、それを大昔に地球に投棄していただけ。』というオチでした。

(10) 『シン・ウルトラマン』予想・考察!登場怪獣にバルタン星人も関わっている?ガボラとネロンガが登場する意味とは。 – YouTube

宇宙人が怪獣を使役していたという設定にしてしまうと、宇宙人を倒したらそれで終わりになってしまいますが、この設定のいい所は、宇宙人を倒したあとでも怪獣を出し続けられるところです。

つまり、続編がやれる可能性が残されているということです。

個人的には宇宙人ものと相性がよく、大人向けに造っても違和感のない『シン・ウルトラセブン』に期待したいです。

感想④宇宙人が語る『ウルトラマン』マルチバース化に期待!

ウルトラマンのマルチバース化については、前の記事でも少し書いてます。

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ちょっと2年前の記事になってしまいますが、これからいろんな宇宙人が攻めてくるかもっていう匂わせも、続編の予感がして良かったです。

その上で、宇宙人の思想をちゃんと語らせたのも良かったです。

過去作のウルトラマンは宇宙人が攻めてくるという展開がよくありますが、めったに総力戦にはなりません。

毎回地球人と宇宙人で戦争やってたら、スケールにまとまりがなくなってしまうので、しょうがない部分ではありますが、宇宙人が攻めてきてるのに一体だけ倒したら終わりというのも、よく考えたらおかしな話です。

そこで、「この宇宙人は宇宙を放浪してるだけ」とか「母星から追放された1匹」とか「戦闘員が一体だけ」という理由がつけられていましが、なかなかしっくりくる理由は少ないです。

しかし、過去の設定と比べると『シン・ウルトラマン』の設定は、物語の伏線にもなっていて面白いものだと感じました。

シンウルトラマンでは『宇宙人にとってむやみに増殖することを美徳としない。』という理由付けをしていました。

たしかに、完全な生物や強い生物ほど子供の数って少なくなるという話があります。

虫や魚は、他の生物に食べられたりしますから子供を産む数が多くて、人間のように子供のうちに、滅多に死なないという生き物は子供を産む数が少ないです。

だから人間より優れた宇宙人はそもそも子供をつくらない場合もあるというのが、ザラブ星人のセリフから読みとれました。

単一で完成された生物というのはシン・ゴジラにも似ていて、シン・ゴジラを視聴済みの方には、より説得力のある回答だったんじゃないかなと思います。

感想⑤過去作リスペクトが光る!ゾーフィ、ゼットンについて。

シン・ゾフィー(ゾーフィ)の雰囲気も良かったではないでしょうか。光の国からウルトラマンを連れ戻しに来たってのは初代と一緒ですが、ところどころ設定が変わっていました。というよりも解釈が変わっていたという感じがします。

ゾーフィはなんと自らを裁定者と呼びました。

これには宮崎駿監督ファンはドキッとしたのではないでしょうか。さすが宮崎監督の弟子庵野監督、ここでその設定をだしてくるかと驚きました。

裁定者というのは、風の谷のナウシカの漫画版で巨神兵が名乗っていた呼称です。

裁定者とは、神とまでは言わずとも、神に近い存在であり、裁きを行うものです。

巨神兵の言葉を借りると「ぼくはオーマ。調停者にして戦士。そして裁定者。裁きを行う者。」

ゾーフィは人間がこれから生きていくに値するかを判断するために、光の国から地球に遣わされた存在であるということがわかります。

そして、裁定を執行するものとしてゼットンという生物兵器が使われました。

個人的にはゼットンの宇宙恐竜という設定がなくなってしまったのは残念ですが、“裁定者あるある”が観れたのは面白いと思いました。

裁定者あるあるというのはまず両手を広げて空中に浮かんだり、棒立ちのまま空に浮かんだりすることです。

ここで裁定者という設定に繋げることによって、言ってしまえば“ちょっとダサい”ウルトラマンの飛び方にかっこよく理由をつけられます。

昔のウルトラマンではウルトラマンを空に飛ばす時、ピアノ線でウルトラマンの人形をつって飛ばしていました。

「CGなんてなく、かと言ってウルトラマンのいろんなポーズをとらせた人形も何個も用意できない。」

そこで、ウルトラマンが空を飛ぶときの手を、前に伸ばした形そのままの人形で空中をとび回ったり、技をだす撮影をしていました。

その姿勢、無理してない?とつい心配してしまいます。

それもファンからしたら味があっていいねえ。となりますが、新しくウルトラマン観る人からすると変だと思ってしまいす。

初代ウルトラマンの飛び方へのリスペクトを忘れず、かと言ってかっこ悪い表現にしないために、この裁定者という設定を引っ張ってくるのはさすがだと思いました。

中に浮かぶゾーフィやゼットンは、まるで『巨神兵東京に現る!』を思い出させてくれました。

感想⑥『シン・ウルトラマン』の血を出さない演出。円谷監督リスペクト

『シン・ウルトラマン』は随所に初代へのリスペクトがあってよかったです。

過去作の僕たちを熱狂させてくれた特撮作品の魅力を現代風にみごとにアップデートしていました。

最後にはゼットンをちゃんと人間の手で倒す、ウルトラマン頼りでおわらないという終わり方もよかったですが、1番良かったのは円谷英二監督の意志をちゃんとリスペクトしていたということです。

デザインや短い予告しか公開されていなかった当時にSNSをみていると「成田亨さんはリスペクトしてるけど、円谷監督リスペクトはない。」と言う人をみかけました。

しかし、『シン・ウルトラマン』の作中ではちゃんと円谷監督をリスペクトしてたのではないかと個人的には思います。

円谷監督は血がきらいでした。

それは何故かと言うと、円谷監督は戦争の特撮映画を撮って「戦争はかっこいい。」というイメージを若者にあたえてしまったという経験があるからです。

国民の戦意高揚のためにめちゃくちゃかっこいい戦闘機の飛行戦とか戦艦が戦う戦争映画を撮ってしまったという過去を持ちます。

円谷監督といえば、ゴジラやウルトラマンシリーズを始め、特撮界の神様のような人です。

そんな円谷監督でも、戦争映画を撮って若者を戦地におくる手伝いをしてしまったことをずっと後悔していました。

ちゃんと子供に夢を与える作品を作りたいという想いもあって、ウルトラマンの制作をしていたそうです。

ウルトラマンは子供向けだということを、すごく大切にする人でした。

ですから、ウルトラマンの作中で円谷監督が直接撮ったシーンは怪獣の過度な流血シーンは、ほぼありませんでした。(あっても色が赤色じゃないとか、少量)

そして『シン・ウルトラマン』にも流血シーンがちゃんとありませんでした。

樋口監督と庵野監督は、しっかり円谷監督の想いを引き継いでいたんだと感じました。

シン・ゴジラや、エヴァを観ていた僕としては、怪獣に血を吐かせたりしちゃうのでは?と勝手に心配していました。自分が恥ずかしいです。

「出血させる」というのは、観客にとって視覚的に虚構の存在を身近に感じてもらう手っ取り早い方法です。

血を出す演出に任せず、怪獣やウルトラマンが脈打つ感じや、皮膚感だけで生々しさを表現したのは、本当に凄いと思いました。

これを初代ウルトラマンリスペクトと呼ばずなんと呼ぶでしょうか。まさに、「おかえりウルトラマン。」

『シン・ウルトラマン』は初代ウルトラマンの意志をちゃんと継いだ作品だったと思います。

禍威獣や外星人の解説、考察動画も随時投稿予定ですのでこれからもウォーキングプラネットをよろしくお願いします。

 

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