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ウォーキングプラネット - アニメ・漫画考察置き場

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【チェンソーマン】雪合戦の意味を考察&解説。アキの死亡理由。雪合戦もキャッチボールは何が違ったのか?

Last Updated on 2022-12-24 By arisuke

雪合戦 意味 解説
70 / 100
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今回は漫画・アニメ『チェンソーマン』の雪合戦のシーンについて考察・解説していこうと思います。

『チェンソーマン』の屈指の名シーンでありながら、鬱要素でもあるデンジとアキの雪合戦のシーン。

藤本タツキ先生の独特な死生観が絶賛されているシーンですが、回想や妄想、幻想が入り混じったシーンなのでわかりにくいという声も…。

そこで今回は『チェンソーマン』78話、79話の雪合戦とキャッチボールのシーンをアキの感情も考えながら、何が起こっていたのかわかりやすく考察&解説していきます。

管理人

デンジVSアキ、悲しいんだけど夕日を背に立つ銃の魔人となったアキのコマが大好きです。

目次

  • 雪合戦のシーンは何話?チェンソーマン屈指の鬱展開。
    • 銃の魔人VSデンジの勝敗。最悪な死に方。
  • アキにとって雪合戦とは何だったのか?一方的な虐殺。雪玉=鉛玉
    • 藤本タツキ先生の素晴らしき死生観。やっと毎日が楽しくなってきた。
    • デンジにとって雪合戦とは何だったのか?対話不可能の殺し合い。
  • キャッチボールとは何だったのか?天国へたどり着いたアキ。
  • まとめ。デンジもアキも雪合戦じゃなくてキャッチボールがしたかった。

雪合戦のシーンは何話?チェンソーマン屈指の鬱展開。

銃の悪魔
©藤本タツキ/集英社 『チェンソーマン』

デンジとアキの雪合戦のシーンは『チェンソーマン』単行本9巻78話“ゆきがっせん”、79話“キャッチボール”にて描かれました。

マキマの策略により、宿敵である銃の悪魔に自らの体を乗っ取られてしまったアキは“銃の魔人”となってしまいます。

悪魔が体を乗っ取った時点でアキの体は死んでいるわけですが、魔人は個体差で元の体主の記憶を宿しており、銃の魔人もアキの記憶を保持していました。

しかし、記憶は断片的でデンジとパワーのことは覚えているものの、断片的な記憶しかなく精神性も幼少期の頃に戻っています。

結果、無邪気でデンジやパワーと遊んでいるつもりですが、実際は銃の悪魔の力を使って暴れまわる文字通り悪魔のような存在になってしまいました。

雪合戦とは銃の魔人となったアキが、デンジと戦闘しているときにアキが見た子供のころにみたかった“幻覚の世界”です。

銃の魔人VSデンジの勝敗。最悪な死に方。

銃の魔人とデンジの戦いはデンジの勝利で終わります。パワーを逃がして一人で立ち向かうデンジの姿は男らしいし、なんだかパワーのお兄ちゃんって感じがしました。

序盤はアキとの戦闘に戸惑っているのか、デンジは劣勢でした。住宅地のど真ん中の戦闘でアキの無差別攻撃にデンジは民間人を庇いながら戦っていたのもあります。

一時は力尽きてしまうも、デンジの必死な姿を見た市民が駆けつけ、デンジに血を分け与えて復活させます。そこからはデンジも攻勢に転じて徐々にアキの体力を削っていきます。

これ以上被害を出さないように、何よりアキが守ってきた市民をアキの手で殺させないように必死で戦うデンジの姿に泣いてしまったという読者も少なくないようです。

そして、アキはついに力尽き、未来の悪魔の言う通り“最悪な死に方をしました。チェンソーの少年にとって…。

アキにとって雪合戦とは何だったのか?一方的な虐殺。雪玉=鉛玉

「アキにとって雪合戦とは何だったのか」について考察していきます。

まず、作中描写では一方的な虐殺をしています。

市民もデンジも見境がなくなっており、本人は戯れのつもりで雪玉を投げていますが、実際は銃弾を撃ちまくっています。

雪玉があたるとはじけるように、ビルや人が景気よくはじけていき、その様子をみて笑うアキをみて、デンジは人の心が残っていないことを嫌でも分からされることになります。

藤本タツキ先生の素晴らしき死生観。やっと毎日が楽しくなってきた。

雪合戦をしている最中、精神性が幼少時代にもどっているアキは「やっと、やっと毎日が楽しくなってきた」とつぶやきます。

これはもちろん、デンジとパワーと暮らしてきた日々のことでしょう。

デンジもパワーも最初こそ仲が悪かったものの、数々の死線を超えて家族のような関係になりました。

マキマは、アキとパワーを一緒に暮らさせ、デンジにとっての疑似家族を築いていきます。

次第にアキにとっても、家族のようなかけがえのない存在になっていました。

そもそもアキが死んだのも、デンジとパワーが死ぬのを恐れて、単身でマキマのもとへ向かったからでした。

デンジとパワーと暮らしていた日々は、それだけアキにとって幸せだったのでしょう。

チェンソーマン / alu.jp

アキは毎年銃の悪魔に殺された家族の墓参りに行っています。

毎年故郷である北海道に帰り、雪景色を見るたびに嫌なことばかり思い出していたそんなアキも、デンジとパワーと一緒に行った際は、やんちゃなデンジ達のせいで”そんなこと思い出す暇もなかった”とツンデレしていました。

#チェンソーマン

周り見えないほど復讐にとらわれてるアキが、“呪い”の悪魔使ってるのがなんとも皮肉すぎる。

— アリスケ (@walking_planets) December 21, 2022

幼少のころは病弱な弟のせいで両親にかまってもらえず、青年期はずっと復讐のことを考えてきました。

それは呪いともいえるほど、アキをデビルハンターに執着させていました。

それがデンジとパワーのおかげでやっとほぐれてきた頃、アキは死んでしまい銃の魔人になりました。

家族は全員亡くして、自分だけ幸せになっていいのかという苦悩がアキにはずっとあったのでしょう。

皮肉にも悪魔になってやっと復讐という呪いから解き放たれ、死んだ家族を思い出すことなく無邪気に”今が楽しい”といえるようになったのでした。

デンジにとって雪合戦とは何だったのか?対話不可能の殺し合い。

デンジもアキと雪合戦している姿が描かれていました。もちろんそれはアキの幻覚なのですが、アキ(幼少期)は笑っていてデンジ(幼少期)は泣いているのが印象的です。

お互い悪魔に変身して戦っているので、顔が隠れていて表情が見づらいというマイナスの要素を逆手に取った最高の演出です。

アキにとって、雪合戦は幼少期にできなかった兄弟遊びの楽しい疑似体験でした。

しかし、デンジにとっての雪合戦は決して自分の投げたものがかえってこない、地獄の攻撃の応酬でした。

「言葉のキャッチボール」という言葉があり、それができない状況を皮肉に言った「言葉のドッジボール」という言葉がありますが、この状況はまさに「言葉の雪合戦」。

デンジは必死にアキに正気に戻るよう、人殺しをやめるよう言葉をかけますが、アキから返事は帰ってくることはなく、帰ってくるのは倍返しの凶弾だけです。

デンジにとって雪合戦は楽しいものなんかじゃなく、ただただ自分の無力感を実感させられるだけの時間でした。

北海道にアキの家族の墓参りに行った道中では、デンジはパワーと一緒になってアキに対して「殺せ!」なんて言いながら雪玉を投げて、遊んでいました。

デンジたちの前では、お兄さんでいるアキはデンジたちに雪玉を投げ返しませんでしたが、それでも楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

いざデンジの攻撃にアキがやり返してくると、これほど楽しくなく悲しいだけなのかと、デンジも読者も思い知らされましたね。

キャッチボールとは何だったのか?天国へたどり着いたアキ。

デンジとアキの雪合戦(殺し合い)が終わったのは、79話“キャッチボール”という回でした。

アキにこれ以上人殺しをさせないため、デンジの猛攻が始まります。そして幻覚を見ているアキが「手…冷たくなってきた」とつぶやきます。

幻覚の雪合戦の雪で手が冷たくなってきたのと、現実のデンジとの戦闘で出血多量になり、手が冷たくなっているのが重なります。

幻覚の中でデンジが泣いているのに気が付いたアキはその姿に動揺し、「わかった もうオレの負けだ」と戦闘をやめます。

ここで現実世界でも決着がつき、アキの胸にはデンジのチェンソーが刺さっています。

アキがふと気が付くとそこにデンジの姿はもうなく、後ろからはグローブとボールを持ってきた本当の弟が、キャッチボールをするために声をかけてきました。

「早川アキ…お前は最悪な死に方をしただろう」「チェンソーの少年にとってね」

これは未来の悪魔のセリフですが、少なくともアキは最悪な死に方をしていません。(デンジにとってはトラウマもいいとこですが)

家族の仇が死に、家族の様に想っていたデンジとパワーは生きている。

アキはやっと、弟の待つ天国へとたどり着いたのでした。

悪魔関連のセリフやエピソードで地獄はあることは明確になっていましたが、天国に関しては全然作中で触れられていません。アキの魂が無事天国に辿りついたことを祈ります。

まとめ。デンジもアキも雪合戦じゃなくてキャッチボールがしたかった。

管理人

こうして振り返ってみると、少なくともアキは救われたようにも思えますね。

デンジとアキの戦いも見たくないけど、食い入ってみてしまう迫力と面白さがありました。

1話1話追って読んでいた時も面白かったですが、9巻として一通り読んでみると、しっかり話が繋がってきて、また面白いです。

9巻は”お風呂”というタイトルで、これはデンジがパワーと一緒にお風呂に入る回が最初にあるからですが、デンジはパワーの裸をみても全く変な気分になりません。

そこでデンジは何でもかんでも知ればいいということではないと学びます。

ここでデンジは、今まで殺してきた人間や悪魔も事情を知ったら嫌な気持ちになったんだろうなと察し、不用意に詮索したり勘ぐったりしないよう心に決めました。

しかし、そんな矢先に一番知っている人間が敵になってしまいます。

ここら辺のデンジの心理描写の伏線は丁寧で面白いですね。

以上まとめると

  • デンジとアキの雪合戦のシーンは「チェンソーマン」単行本9巻78話、「ゆきがっせん」、79話「キャッチボール」にて描かれた。
  • 評論家からも絶賛されるほど藤本タツキ氏の独特な死生観が描かれている。
  • アキにとっての雪合戦は経験できなかった“楽しかった兄弟の思い出”
  • デンジにとっての雪合戦は必死の叫びに言葉が返ってこない「言葉の雪合戦」
  • 弟の様に想っていたデンジとの雪合戦が終わり、天国で本物の弟とキャッチボールするアキ

マキマの策略か銃の悪魔はデンジに倒されたとプロパガンダされていましたが、作者のインタビューで倒されたのはアメリカが保有していた20%の肉片分だけだったことが明かされました。

なので今後、銃の悪魔が再登場する可能性は大いにあり、デンジの反応を見たいくないような見たいような…。

また地獄の雪合戦が見られると思うとワクワクしますが、デンジにはもうつらい思いはしてほしくないので、アサとヨルバージョンでお願いします。

以上、最期までご覧いただきありがとうございました。

Filed Under: チェンソーマン 解説&考察, 漫画

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