公開から数日たち、やっとゴジラの新作映画を見に行けました。
その内容は大迫力の怪獣プロレスが、スクリーンいっぱいに繰り広げられ、有名どころのゴジラ怪獣達が、生き生きとする姿に、私はかなり満足することができました。
あの「三大怪獣地球最大の決戦」の怪獣たちが世界中を舞台に戦う「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は、海外のゴジラファンがハリウッドの予算で作ったファン映画でしたが、人によっては賛否が大きく別れてしまうような内容でした。
この映画には歴代のゴジラ作品の多くのオマージュがあり、ファン(私)にとっては観ているこっちが恥ずかしくなるくらい、これでもかと日本のゴジラリスペクトが詰め込まれています。
日本で賛否が別れてしまった理由は少し雑なストーリー
やはり賛否が別れる原因になってしまったものの原因として、「雑な人間側のストーリー」ですかね。
ネタバレになりますがこの映画では、怪獣よりも何考えているか分からない狂った女性(エマ・ラッセル博士)が出てきます。
子どもを失って気が動転しているのか、怪獣をつかって、世界の浄化(人間を減らす)を謀ろうとします。
この女性がなんだかんだで家族愛を取り戻すという、この人間側のストーリーに納得いかない人が多かったでしょう。
「せっかく芹沢博士や軍人達がいい感じに怪獣を引き立てているのに、この女のせいででシラケてしまう。」そんな評価が多いようです。
そんな方はジュラシックシリーズの魅せ方をチェック!
そんな方にはこの映画を「ジュラシックパーク、ワールド」シリーズのオマージュも入ってると思うことをオススメします。
ジュラシックシリーズと言えば、人間が恐竜に襲われるが、ラストでティラノが人間にとって都合の悪い恐竜を倒してくれる。私はこの敵の敵は味方感が好きなのですが、これをティラノをゴジラに、恐竜を怪獣に置き換えてください。
そんなジュラシックシリーズにお決まりで登場するのが「ウザイ女」です。笑
主人公達をめんどくさいことに巻き込み、痛い目見ながらもハーピーエンドをむかえる。
しかしそんなキャラがいるからこそ、恐竜の怖さや強さ、かっこよさが引き立つんです。
そんな「ウザイ女」ポジションが今回の、ヴェラ・ファーミガ演じるエマ・ラッセル博士なのです。
主人公の娘が放つ「ママこそ怪物」
そんなエマ博士は周りに散々迷惑をかけてから娘に「ママこそ怪物」と言われてやっと目が覚めます。
そこで人類以前に家族のが大事ってなった訳です。
この怪獣よりも何考えてるか分からないエマ博士、キングギドラをモンスター0と名付けてしまうところを見ると、この人は実は宇宙人なんじゃないかと思っちゃいますよね(冗談)
『ゴジラキング・オブ・モンスターズ』では日本の特撮映画の「怪獣大戦争」のオマージュが出てきます。それはキングギドラの事を「モンスター0」と呼んでいた事。
この「怪獣大戦争」ではX星人という宇宙人が出てくるのですが、こいつらはなんでも番号で数えちゃいます。
ゴジラは怪物01、ラドンは02という感じです。
そしてキングギドラのことを怪物0(モンスター0)と読んでいるのです。
宇宙人と同じネーミングセンスのエマ博士、あやしい笑
こんな冗談みたいな感想ですが、映画は全体的に怪獣達が生き生きしていてこれはこれでいい作品だと思いました。
そしてこのワクワクを来年も楽しめるなんて(キングコング対ゴジラ(?))最高に楽しみです。