• Skip to primary navigation
  • Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

ウォーキングプラネット - アニメ・漫画考察置き場

映画、漫画、アニメの考察を中心に、チェンソーマンなどのコミック誌、Movie情報を幅広く発信中。コンテンツをより面白く解説するブログです。

  • HOME
  • 邦画
    • 特撮
  • 洋画
  • フィギュア
  • アニメ
  • チェンソーマン 解説&考察
  • エヴァンゲリオン
  • 漫画
  • その他
You are here: Home / 洋画 / 『カイロレン』3作品で6作品分の成長をした!アダム・ドライバーの名演技。マスクの本当の意味。【スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け】解説考察

『カイロレン』3作品で6作品分の成長をした!アダム・ドライバーの名演技。マスクの本当の意味。【スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け】解説考察

Last Updated on 2020-01-26 By arisuke

adam-driver
youtube:アダムドライバーインタビューより

引用:アダム・ドライバー インタビュー より

この記事は『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』のネタバレが含まれます。

2020年1月19日、第26回全米映画俳優組合賞の授賞式が行われました。

映画『JOKER』で、主演を演じたホアキン・フェニックス主演男優賞の授賞の際に、残したスピーチがが話題になっています。

多くの人が彼を称える中で、そこには『ブラック・クランズマン』でアカデミー賞で、助演男優賞に輝いたアダム・ドライバーの姿もありました。

アダム・ドライバーと言えば、2019年12月20日に公開された『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』でも、頭一つ抜けた演技力を発揮していました。

『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』で、もっとも成長して、魅力的になったキャラクターは、間違いなくアダム・ドライバー演じる『カイロ・レン(ベン・ソロ)』だと言えるでしょう。

今回はその『ベン・ソロ』の成長と、エピソード7から、つけたり外したりしていた『マスク』についての意味も含め、解説&考察していきたいと思います。

目次

  • スターウォーズはスカイウォーカー家の物語。これまでのスカイウォーカーサーガ。
    • ベンはアナキンの人生そのものだった?
  • マスクで隠すのには勿体ない、アダム・ドライバーの名演。

スターウォーズはスカイウォーカー家の物語。これまでのスカイウォーカーサーガ。

カイロ・レンは、『スターウォーズ』という物語のキーである、スカイウォーカー家の血を引いた存在です。

「スカイウォーカーサーガ」という言葉があるだけに、『スターウォーズ』はスカイウォーカー家の物語だと言っても過言ではありません。

そのスカイウォーカー家の末裔のカイロ・レンを語るには、まずはこれまでのスターウォーズが、どんなスカイウォーカーの物語を描いてきたか、おさらいする必要があります。

エピソード4~6。

田舎惑星で農夫の養子として暮らす主人公ルーク・スカイウォーカー。ひょんなことから大きな戦いに巻き込れ、自分には特別な力がある知る。

ルークに立ちはだかるのは、冷酷非道のダースベイダー。

しかし、ダースベイダーには「アナキン・スカイウォーカー」という名前があり、闇に堕ちる前は善良なジェダイだったこと、そして、自分父親だったことをルークは知った。

最後まで父を信じるルークの心が、ついには父アナキン・スカイウォーカーに善の心を取り戻させた。

壮大な宇宙戦争の中で、中心となるのは父と子の物語でした。

ルークをなんとか暗黒面に引き入れようとするダースベイダーに、視聴者もどこか「息子を殺したくない」という、善の心を感じました。

エピソード4~6ではスカイウォーカーは、2人登場しました。1人は善の心を持った若い青年。2人目は善と悪に揺れる父親です。

エピソード1~3

前作の敵役ダースベイダーが、「何故?悪に堕ちたかに迫る物語。」

若き日のアナキンは有望なジェダイ候補だった。しかし、若さゆえに周りからは心配されていた。

周りからの心配を、「信じられていない」と思ってしまうアナキン。

誰よりも力が欲しい望むアナキンは、周りとすれ違っていき、ついには暗黒面に堕ちてしまう。

若さ・信用・善心。全てを失った彼は、ダースベイダーとなった。

スカイウォーカーサーガの始まりとなる三部作。

伝説の始まりは宇宙に暗黒の時代が訪れて終わりを迎えました。エピソード4~6を知らないと、とてつもないバッドエンドです。

ここでのスカイウォーカーはエピソード3のラストを除けば、登場するのはアナキン1人のみです。

才能に溢れるアナキンは、本来誰でも経験する「恋、栄光、挫折、周りの大人との考えの違い。」を、それすらも自分にしかない特別なことだと思い上がり、悪い大人に付け込まれてしまいます。

エピソード7~9

エピソード6のその後を描いた物語。

辺境の田舎惑星でガラクタ拾いで生計を立てるレイ。

ひょんなことから大きな戦いに巻き込まれ、自分には特別な力がある事を知る。

敵は、ダースベイダー(アナキン)の孫で、才能もあり良いジェダイとなるはずだった。

しかし、周りとの考えがすれ違い、若さゆえに悪い大人に付け込まれて、暗黒面に墜ちたカイロ・レン(ベン・ソロ)。

ベンの親であるハン・ソロとレイアは最後まで、ベンの善の心を信じ、ついにはカイロ・レンは改心して、レイと共に戦う。

生き残ったレイは、意味深に自分をレイ・スカイウォーカーと名乗るのだった。

滅びたはずの帝国は復活し、反乱軍はまたしても立ち上がりました。

物語の中心となるのは、前作のラスボス、パルパティーンの孫娘レイと、前作の英雄達の息子ベン、この2人です。

旧6部作が一貫して、スカイウォーカー家を中心とした物語でしたが、スカイウォーカー家は敵役で留まっていました。

家族としての物語は、スカイウォーカー家であるベン・ソロにあり、レイにあったのは身に覚えのない悪との決別でした。

ベンはアナキンの人生そのものだった?

ここまで、スカイウォーカー家に焦点を当てて『スターウォーズ』を解説しました。勘のいい人はもう、お気づきかもしれません。

そう、エピソード7~9では、レイ視点で『エピソード4~6』。
そして、ベン視点で『エピソード1~3』を描いているのです。

より正確に言うと、ベンは「エピソード1~3」のアナキンと、『スカイウォーカーの夜明け』でエピソード6のアナキンを表現しています。

ベンは、若き日のアナキンと立場は違えど、常に「力」を求め、周りからの不信感に苛立ちを覚えていました。

まだアナキンには、優しくも厳格に諭してくれる立派な大人がいましたが、カイロ・レンの周りには誰もいません。

いるのは仲の悪い部下と、パワハラ上司だけ。

しかし、自分を信じてくれる人の存在に気づき、新三部作のラストでようやく改心します。

マスクで隠すのには勿体ない、アダム・ドライバーの名演。

アダム・ドライバーは『エピソード7』の公開時と、『エピソード9』の公開時では演技力が大きく違います。

大きく違うと言っても、悪い意味ではなく、『エピソード7』から、既にアダム・ドライバーの演技力を発揮しています。

上記のとおり、『エピソード7~9』では、アナキンが『エピソード1~6』で見せた成長を、わずか3作品でやらなければなりません。

アダム・ドライバーは、その難題を見事こなしてみせました。

彼が演じた役・カイロレンと言えば、祖父ダースベイダーに憧れたマスクが印象的でもあります。

エピソード7、8は、マスクをつけたりはずしたりしていました。

さらに、エピソード9では、日本の伝統芸である金継ぎでマスクを治していましたが、それすらも中盤から付けていませんでした。
(え?負けた屈辱を忘れないための金継ぎじゃないの?はずしちゃうの?私は、そう思っていました。)

そのおかげで、カイロ・レンは「どっちつかずの締まりのないキャラクター」に見えてしまっていたのです。

しかし、それで良かったのです。

ただ、新3部作にはダースベイダーのマスクや名前が度々登場します。

そのおかげで、観客はカイロ・レンに、エピソード4~6の『ダースベイダー』を求めてしまっていたのですが…。(少なくとも私はそうでした…。)

カイロ・レン自身も、ダースベイダーになること望んでいましたが、3作品通して観ると、彼はエピソード1~3のアナキンに近かったことに気づけます。

アダム・ドライバーはそこを見抜いて演技していたのです。

カイロ・レンはまさに「ダースベイダーに憧れるアナキン・スカイウォーカー」だった。

『スカイウォーカーの夜明け』惑星パサーナにて、レイにTIEファイターを落とされ、中から出てきたカイロ・レンは、エピソード3の闇堕ちしたアナキンにそっくりでした。

「これはマスクをはずして演技させたくなる」そう思わされました。

つけたりはずしたりするマスクは、まるで「闇と光が見え隠れする」エピソード1~3のアナキンを表現していたのです。

『スカイウォーカーの夜明け』では、スカイウォーカー家の血は絶えました。

スカイウォーカーの名はレイが受け継ぐことで、後世へと伝わるでしょう。

『最後のジェダイ』は終わりました。

今度はスカイウォーカーという名が、『銀河に秩序と平和をもたらしたもの』という意味で使われるのかもしれません。

アダム・ドライバーは、見事にベン・ソロというキャラクターを、見事『銀河に秩序と平和をもたらしたもの』に押し上げたと言えるでしょう。

今回は『カイロ・レン(ベン・ソロ)』に焦点を当てて話しましたが、他のキャラクターに関しても記事を上げていこうと思うので、よろしくお願いします。

もちろん、作品の捉え方は人それぞれですし、あくまで個人の考察だと思って読んでいただけると幸いです。

それでは次の記事で!

Filed Under: 洋画

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』つまらないと感じる理由はギガノトサウルスが原因?考察
新たなる支配者

『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 Read more

【NOPE/ノープ ネタバレ考察】チンパンジーの伏線の意味とジュープが円盤怪獣を手懐けられると思ってしまった理由。ネタバレ考察、解説。

こんにちは!アリスケです。 今回は映画『 Read more

マンダロリアンやルークの登場は必要あったのか?『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』評価。

2021年12月から2022年2月にかけ Read more

2や2016は観るべきか?ゴーストバスターズ/アフターライフ レビュー ネタバレ無し

アメリカ映画史の残る伝説の映画『ゴースト Read more

Previous Post: « 【シンエヴァンゲリオン】アニメと新劇場版の『セカンドインパクト』の違いを徹底解説。
Next Post: 『JOKERブルーレイ&DVD』馴染んでいく平田広明版ジョーカー?吹き替え版レビュー。おすすめの理由。 »

Primary Sidebar

当サイトの管理人について

アリスケ

はじめまして!

当ブログ管理者の【アリスケ】と申します。

今まで買ってきたフィギュアは3000体以上で、映画は年間100作品以上観ていて、漫画も10000冊を超えました。

皆さんは映画やアニメを観た後、誰かと語りたい!と思ったことはありませんか?
「あのシーンにはどんな意味があるんだろう?」「この作品はどこが面白いんだろう?」

考察や感想に正解は無いと思っています。作品を観てどう感じたか、どう考察するか、聞くのも話すのも大好きです。

同じ映画やアニメに興味を持った人が、すこしでも納得出来る回答を見つけて欲しいと思ってブログを立ち上げました。

考察、解説系のブログ以外にもレビュー系の記事も上げています。

面白い映画や漫画、アニメを見るとフィギュアが欲しくなりますよね。
しかし値段もそこそこする、そんな時このブログを見てちょっとでも判断材料にしてもらえればと思います。

カテゴリー

Archive

  • 2023年1月 (3)
  • 2022年12月 (11)
  • 2022年11月 (8)
  • 2022年10月 (12)
  • 2022年9月 (12)
  • 2022年8月 (6)
  • 2022年6月 (1)
  • 2022年5月 (3)
  • 2022年4月 (2)
  • 2022年3月 (1)
  • 2022年2月 (4)
  • 2021年12月 (3)
  • 2021年11月 (5)
  • 2021年10月 (4)
  • 2021年9月 (3)
  • 2021年8月 (5)
  • 2021年7月 (1)
  • 2021年6月 (5)
  • 2021年5月 (10)
  • 2021年4月 (6)
  • 2021年3月 (4)
  • 2021年2月 (2)
  • 2021年1月 (3)
  • 2020年12月 (6)
  • 2020年11月 (6)
  • 2020年10月 (9)
  • 2020年9月 (3)
  • 2020年8月 (2)
  • 2020年7月 (4)
  • 2020年6月 (4)
  • 2020年5月 (6)
  • 2020年4月 (6)
  • 2020年3月 (3)
  • 2020年2月 (6)
  • 2020年1月 (8)
  • 2019年12月 (12)
  • 2019年11月 (6)
  • 2019年10月 (7)
  • 2019年9月 (10)
  • 2019年8月 (9)
  • 2019年7月 (8)
  • 2019年6月 (7)

最近の投稿

  • シン・エヴァBlu-ray&DVD特典に登場する謎の少女の正体は?謎のバイザー姿のアスカと黒髪の美少女、北上ミドリ。
  • 【チェンソーマン】実は伏線だらけのファミリーバーガー、元ネタは映画と実在するお店?
  • 【マキマ定食】第1部ラストの”マキマを食べる”シーンの元ネタは?考察&解説。
  • 【水星の魔女】データストームとは?パーメットとの怖い関係を考察&解説【機動戦士ガンダム】 
  • 水星の魔女の元ネタはシェイクスピアのテンペスト?最終回を予想させるストーリーを考察&解説。【機動戦士ガンダム 水星の魔女】

Copyright © 2023 ウォーキングプラネット privacy policy お問い合わせ