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【ネタバレあり】回文映画『テネット/TENET』ダークナイトの監督が描く第三次世界大戦は「現代人VS未来人」あらすじとレビュー。

2020-10-02

カーチェイス

こんにちはアリスケです。今回は映画『テネット/TENET』のレビューをしていきたいと思います。解説や考察は次の記事で。

『テネット/TENET』を監督したのは、『ダークナイト』を手がけたクリストファー・ノーラン氏です。

劇中の雰囲気もシックでスパイ映画らしい仕上がりになっていました。

正直クリストファー・ノーラン氏が監督したとあって事前の期待はMAXでした。

そして、その期待が裏切られることはありませんでした。

監督の最高傑作かと聞かれれば首を傾げてしまいますが、『テネット/TENET』はこれまでにはないレベルのSF作品への挑戦があります。

今の映画館を救ってくれるだろう映画の一本です。

あらすじ:以外と王道なあらすじ。「人類皆殺し兵器を止めろ!」

「時間逆行」「エントロピーの現象」など難しい言葉がちょこちょこ出てきますが、この映画の基本はSFスパイ映画です。

「主人公が人類皆殺し兵器を使おうとする悪役をぶっ倒してのし上がっていく。」という王道の男の子が好きそうな映画に仕上がっています。

あらすじ

豪華絢爛なウクライナのオペラハウスで、テロ事件が発生。

大量虐殺を止めるべく、特殊部隊が突入する。

混沌とした戦場の最中、部隊の一員である主人公(名もなき男)は、仲間を救う身代わりとなり何者かに捕らえられてしまう。

名もなき男は拷問されるものの、仲間を裏切らないためにも男は拷問に耐えきり、隠し持っていた毒薬を飲む。

しかし、毒薬も拷問もとある組織に仕組まれた名もなき男を組織に引き入れるための試練だった。

そして、組織からはミッションを命じられることになる。

ミッション名は『TENET』。

未来から送られてきた時間逆行装置「人や物の時間の向きを変える装置」を悪用するもの達を倒すべく、名もなき男とその相棒となるニールの戦いが始まる。

『テネット/TENET』は、序盤と後半のラスト10分が小難しいので映画全体として「難しい」「わかりにくい」という評価をする方も少なくないようです。(難しさの挟撃)

実際に一緒に見にいった私の友人(ラブストーリーやコメディ映画が好き)も最初と最後が置いてけぼりだったと語っていました。

しかし、『テネット/TENET』の中身は、主人公達が人類を皆殺しにできる兵器を悪用しようとする奴らを成敗する王道なスパイアクションものです。

ただ、その敵の正体は意外であり、それを「第三次世界大戦」と称するだけある存在でした。

hulu

ネタバレありレビュー:敵の正体は未来人。にじみ出る藤子・F・不二雄作品感。

敵の正体は未来人だったのです。未来人は地球を、あとがなくなるほど食いつぶして絶滅も時間の問題でした。

そこで未来人は時間の向きを変える装置を作ったのです。

時間の流れを逆方向にして、破滅の未来に向う地球を46億年前の地球誕生の日に向かわせようと考えたのでした。

しかし、時間を普通の向きで進んでいる現代人達が邪魔です。毎日のように交通事故が起きてしまいますからね。

じゃあ現代人を皆殺しにしてから、時間の方向を逆にしようというわけです。

「時間を奪い合う」というSF作品はこれまでにもありました。

ただ、その時間とはどれも個人の寿命だったり自分だけが動ける時間だったり、スケール的には小さいものばかりでした。

「第三次世界大戦」というと核戦争や情報戦、国同士の戦争を想像してしまいがちです。

しかし、『テネット/TENET』は実に映画らしいケレン味ある第三次世界大戦を描いてくれました。

ここからは個人の主観になってしまいますが、SFとは登場する兵器や設定に矛盾がないようにするものではなく、登場する兵器や設定が実際にあったら、どんなことが起こりうるのか?を描くものだと思っています。

その点でこの映画見事に新しい映像体験をさせてくれました。

正直、「エントロピーの減少が〜」とか「祖父殺しの矛盾」とか無理やり設定を納得するための言葉にすぎません。

どう考えても無理だろと思ってしまう観客の常識を1段階下げるための言葉です。

しかし、その言葉があるからこそ、SF作品に登場する兵器や設定が「実際にあったら」という世界にのめり込むことができます。

後ろ向きに走っていく自動車はとても異様で不気味です。異様な光景の中でスマートに戦っている主人公達を見て、観客はかっこいいと感じるわけです。

正直に言うとSF映画、小説、漫画を読みあさってきた人にとっては、物語のいわゆる「ネタばらし」の部分が物足りなかったという方は多いと思います。

「主人公と戦っていた敵?が未来から来た主人公だった。」このレベルのサプライズには映画序盤あたりに否が応でも気がついてしまいます。(敵を殺そうとすると意味ありげに仲間に止められるシーンがある)

「所詮こんなもんか」と、ついニヒルを気取ってしまいそうになりますが、こういったサプライズには過去のSF作品へのリスペクトが溢れているのです。

例えばヒロインが「憧れていた自由に生きる女の正体が、実は未来の自分自身だったと気づく」というシーン。

最初に意味ありげに伏線になるシーンが流れた時点で、答えには気づいてしまいますが、それでもかっこいいですよね。

こういった展開をよくつかう漫画家が日本にもいますよね。

そう藤子・F・不二雄氏です。

言わずと知れた『ドラえもん』にも物語のキーパーソンが実は未来の自分だったという展開がよくあります。

決して、藤子・F・不二雄氏の作風をクリストファー・ノーラン氏がリスペクトしたと言いたい訳ではなく、クリストファー・ノーラン氏は『テネット/TENET』において『時間逆行』という新しい画をみせてくれたのに関わらず、オチは往年のSF作品へのリスペクトを忘れないというかっこよさにしびれます。

この『テネット/TENET』という映画は、過去作にない新しいSF世界をしっかりと創りながらも、過去のSF作品へのリスペクトを忘れない監督の敬意が感じられる作品でした。

次回は『テネット/TENET』の設定や装置の考察をしたいと思います。

それではまた次の記事で!

Filed Under: 洋画

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