この記事では『チェンソーマン』2部の考察として、『チェンソーマン』第105話についてを、
- 三鷹アサの危険な勘違い
- アサとユウコの関係
- 正義の悪魔の再登場
以上の項目に注目して読者の反応や気になる伏線を考察・解説・紹介をしていきます。
アサに対してユウコは敵意はないようだけど歪んだ正義感を持ってそう。
正義という言葉が恐れられているからこそ正義の悪魔が生まれた。
この世にも歪んだ正義感をもつ匿名のヒーローなどちょっとあぶない人達がいるけどチェンソーマン世界にもそういった人達がいるのかな。
#チェンソーマン2部— アリスケ (@walking_planets) September 30, 2022
目次
『チェンソーマン』104話のおさらい。デンジ衝撃のネタバレ。
105話を語る前にまずは104話を振り返ってみましょう。
- 金がなくて彼女が欲しいデンジ
- 吉田ヒロフミとデンジの協力関係
- 三鷹アサに正体を打ち明けるデンジ
特に読者が注目したのはデンジがアサに正体をばらしてしまったことではないでしょうか。
アサの身体には、チェンソーマンを狙う戦争の悪魔が同居しており、作中では1番正体がバレてはいけない相手です。
しかし、アサはデンジの発言を全く信じておらず、むしろ関係はデンジはアサに嫌われて距離を取られるという、ある意味プラスの出来事になりました。
『チェンソーマン』105話にて語られるアサの危ない思惑。
アサにデンジがチェンソーマンだとネタバレした後、アサはまったく信じませんでしたが、戦争の悪魔(ヨル)は動揺していました。
ヨルは自らの力を取り戻すためチェンソーマンの命をを狙っています。デンジの前から早々に去ってしまうアサになぜ立ち去るのか問いただしますが、アサはヨルに対してあんな嘘を信じるのは馬鹿だといいます。
他にもチェンソーマンに固執するヨルをあしらったり、ちょっとアサのヨルに対する態度が雑になっている気がします。
ヨルと仲を縮めるのは良いと思いますが、相手は悪魔といえど1人の知性を持った生物です。
人間とは違う倫理観を持ち、人間よりも力を持っている存在をあしらったり、バカにしたり、ましてや手懐けるようとするのはかなり危険な考え方だと思います。
正義の悪魔と契約したユウコ。友愛と狂気が入り混じる。
『チェンソーマン』104話の衝撃がデンジの“ネタバレ”なら、105話の衝撃はユウコの“ネタバレ”でしょう,,,。
コウモリの悪魔に怪我をおわされたユウコのお見舞いにアサが訪ねると、ユウコはにこやかにアサを迎えます。
誰でも友達としたことあるような会話を2人がし始めると、徐々にユウコから狂気を感じるようになります。
ユウコは昨日生活保護受給者がパチンコに行っているのが許せず人を殺してしまったと語り、またそれは正義の悪魔の力によるものだと言います。
ユウコが人を殺したと言った時、アサは驚いたり顔を引きつったりしませんでしたが、これはアサが人の死に慣れているからなのか、冗談だと信じたいからなのか?
おそらく後者でしょう。アサの反応をみると「なんだそれ………」「なんだそれ…」と三点リーダーが減っていて、余韻が減っています。
アサは早く冗談だと言ってほしげな様子です。
それでもユウコは人殺しを嘘だとは言わず、その話は終わったかのように別の話に移ろうとしました。耐えきれずアサが話を深堀すると、ユウコは正義の悪魔と契約したことで、アサがヨルと契約していることまで知っていると語りました。
アサに対してユウコは敵意はないようですが、その代わり歪んだ正義感を持っているようで、アサのイジメをなくすから明日学校に来ないでと言います。
これが“正義の化身”ならイジメを法的に対処してくれそうですが、相手は“正義の悪魔”です。正義という言葉が恐れられたからこそ生まれてきた悪魔です。
この世にも過剰な正義や歪んだ正義感、匿名のヒーローなど、ちょっとあぶない人達がいますが、『チェンソーマン』の世界にもそういった人達がいるのでしょうか。
ユウコがイジメを“何とかする”“解決する”と言わず、“なくす”と言っているのもちょっと怖いですが、影をおうユウコの顔には人間らしさを感じません。
無事にアサとユウコは友達の関係を続けて欲しいところですが、そうはならなそうな予感がします。
105話の序盤ではアサはヨルをあしらうために、チェンソーマンを引き寄せるために悪魔を学校に呼べばいいんじゃないかと軽い気持ちで提案しています。
アサはヨルにそんなことできないだろう、できたとしても自分やユウコには関係ないと高を括っていたのかもしれませんが、これで他人事ではなくなってしまいました。
これで正義の悪魔が学校で暴れれば、戦争の悪魔であるヨルの願いは叶い、またチェンソーマンが正義の悪魔を殺しにくるかもしれません。
またまたやってしまったアサは本当に不幸体質というか、油断するとすぐに良くない方向に物事が進むコベニと似た不幸体質な感じがしますね。
正義の悪魔の早すぎる再登場に困惑する読者の反応は!?
チェンソーマン アサちゃんと話してる間にユウコちゃんが次第に日陰になっていて、物騒な台詞も相まって今まさにじわじわと正義の悪魔に侵食されている感じが凄い… pic.twitter.com/1Q2mvOEcLx
— 名雪🦩🦩🦩 (@nayuki_mk1009) September 27, 2022
「学校に悪魔呼べばチェンソーマン来るんじゃない?」
↓
ユウコ「正義の悪魔と契約したから明日学校で暴れたるわ」悪い方向でテンポが良すぎる
— Hitsuji (@MizimaY) September 27, 2022
せっかくできたアサとユウコの友達関係にヒビが入ってしまうんじゃないかと、読者は心配しています。
『チェンソーマン』2部はバトルシーンが1部と比べて少ないです。
テンポが悪くてそこがつまらないと感じる人も少なくないようですが、日常の会話にも狂気が潜んでいたり、悪魔より怖い人間が描かれたりじわじわと進むホラー感があって個人的には面白いです。
ゆるい日常があるからこそ悪魔や核兵器と言ったカタストロフィ要素が出た時に盛り上がりますからね。
毎回ちょっとづつ真綿で首を絞められているかのような、追い詰められているかのような感じがたまらないです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。