『SSSS.DYNAZENON 』第4話「このときめきって、なに?」が公開されました。
ダイナゼノンのパイロット達、そして怪獣優生思想のメンバー達の内面をみることができた回だったと思います。
『SSSS.DYNAZENON 』第4話観ました。
強い主人公ロボがパイロットの未熟さによって追い込まれるシーンって興奮します。
特殊性癖とかではなくて「ロボットの良いも悪いも人間次第」という『鉄人28号』から続くロボットアニメのテーマを感じるのがいい。特殊性癖とかではなくて。 #ダイナゼノン pic.twitter.com/ucLHUw0D4E— アリスケ (@walking_planets) April 26, 2021
特に、蓬の夢芽への想い、夢芽の姉の人物像を知りたいという思いがメインで描かれていました。
他にも、怪獣優生思想でも個性が目立つキャラクター、「シズム」と「ムジナ」の活躍があったりと、目が離せない回でしたね。
怪獣優生思想「シズム」と「ムジナ」の人物像。
怪獣優生思想は第2話から出番がどんどん多くなりました。
特に第3話では「ジュウガ」と「オニジャ」の出番が多かったです。
「ジュウガ」は怪獣優生思想の中では比較的に、主人公達に友好的であり、逆に「オニジャ」は敵対的だということがわかってきました。
第4話では、怪獣優生思想の残り2人のメンバー「シズム」と「ムジナ」の人物像が見えてきましたね。
個人的には、2人とも怪獣優生思想の活動には無気力な感じなのかなと思っていました。
しかし、シズムには「怪獣の声が聞こえる」という能力があり、他メンバーよりも怪獣の存在意義に対して、強い思いがあることがわかりました。
「ムジナ」も怪獣優生思想の活動に対して無気力な感じがしていましたが、怪獣を操っている最中に、オニジャに話しかけられることに対して腹を立てるシーンがありました。
怪獣を操ることに対して、ストイックな一面を観ることができました。
ただ単にオニジャという個人が嫌いな可能性もありますが。。笑
主人公とヒロインが急接近。蓬の葛藤がリアル。
第4話は蓬と夢芽の距離が縮まったのも見どころだと思います。
第4話のタイトルも「このときめきって、なに?」ですからね。
距離が縮まったきっかけは、「主人公が風邪をひいてヒロインがお見舞いに行く」というラノベでも恋愛漫画でもあるあるな単純なものです。
蓬は夢芽のことをちょっとづつ意識しており、それが好意なのか疑問をいだいている姿は、いかにも思春期って感じがします。
蓬は、風邪で寝込んでいる時、バイト先の先輩に言われた恋のアドバイスをふと考えてしまいます。
シンジもアムロも、ロボットのパイロットが悩むシーンは定番ですね。
悩む理由は人それぞれですが、同い年のアムロ・レイは、檻の中でランバ・ラルに器量の差で戦いに負けたことを噛みしめていたことを考えると、ちょっと平和に感じます。
ただ、『SSSS.DYNAZENON 』の世界観は、戦争中ではなく、現代日本に近い、怪獣の脅威以外は平和な世の中なので、15歳の悩みとしてはリアルなのかと思います。
主人公ロボの弱い姿っていいよね。主人公ロボの負け回について。
主人公ロボットが性能を活かしきれないで、パイロットの技量のせいで劣勢なシーンって、なんであんなにワクワクするのでしょうか?
エヴァ初号機が初出撃で使徒に一方的にやられたり、ガンダムにセイラが乗ってザクにすら勝てないシーンは観ていて面白いと思います。
パイロットの技量のせいで、強い主人公ロボットが追い詰められるが、ロボットの性能のおかげでなんとかその場をしのげるというシナリオが大好きです。
いくら性能が高くて強くて特別なロボットでも、結局は人間に依存する部分があるというのは、ロボットをリアルに感じさせてくれる大切な要素です。
「いいもわるいも使う人次第」というのは、『鉄人28号』から伝わるテーマです。ロボットアニメで「ロボット」だけでなく「パイロット」も成長していくことが大事です。
『SSSS.DYNAZENON 』の第4話では、風邪をひいた蓬の代わりにダイナソルジャーを飛鳥川ちせがうごかします。
当然、操縦訓練もなにもやっていなかったちせは、思うようにダイナソルジャーを動かせません。怪獣には歯が立たないで、結局は蓬にバトンタッチしました。
上手く扱えなかったとはいえ、これでダイナゼノンは誰でも乗れるものだということがわかりました。
それでも4人が乗り続けていく理由をみつけるのがこれからの物語の肝になってくると思います。