今週も『SSSS.DYNAZENON 』は熱い展開をみせてくれました。
3話目になる今回は、とうとう敵対組織「怪獣優生思想」のメンバーが、主人公に接触してきました。
「怪獣優生思想」の、ガウマに対する「裏切り者」という言葉が引っかかっている主人公。
仲間に対する不信や疑念を、戦闘中に和解するというなんともロボットアニメっぽい感じでしたね。
今回は、第3話「裏切り者って、なに?」の解説と、ちょっとした考察をしていこうと思います。
- いいやつなのか?怪獣優生思想とアレクシス・ケリブとの違い。
- アレクシス・ケリブとは?怪獣優生思想との違い。
- 怪獣優生思想とガウマの正体はミイラ?
いいやつなのか?怪獣優生思想とアレクシス・ケリブとの違い。
『SSSS.GRIDMAN』の敵は『アレクシス・ケリブ』という魔王みたいな姿をした、いかにも「敵」という見た目をしていました。
しかし、『SSSS.DYNAZENON 』の敵の見た目は普通の人間です。
見た目は人間ですが、「5000年前から生き返った」というセリフがあるため、中身も人間かはわかりません。
怪獣優生思想のメンバーは「ジュウガ」「オニジャ」「ムジナ」「シズム」の4人です。
メンバーといっても4人で行動しているだけで、前者2人は積極的に動いていますが、後者2人はダイナゼノンにも蓬達にもあまり興味はない様子です。
ジュウガとオニジャも、ガウマや蓬達とどうやって関わっていくかに考えの違いがあるようで、今後仲間割れしても驚きはしません。
なかでもジュウガは、同じ怪獣使いとして蓬達を仲間に引き入れようと物腰柔らかに接してきます。
ただし、前作のアレクシス・ケリブのようなこともありうるので、油断はできません。
アレクシス・ケリブとは?怪獣優生思想との違い。
アレクシス・ケリブとは『SSSS.GRIDMAN』に登場した悪役で、アカネに怪獣を生み出す力を与えていた、全ての元凶です。
黒マントをつけて赤い目をした魔王のような姿をしていますが、物腰は柔らかく紳士的でアカネの意見は基本的に否定しませんでした。
しかし、それはあくまでアカネの情動的な感情を助長させ、怪獣を生み出させ、負の感情エネルギーを搾取するためでした。
会話の流れは、 アカネが「友達に嫌なことされたんだ」と言えば、
アレクシスは「それはかわいそうだねぇ、そんな奴がいるから世の中よくならないんだよね」
といった感じで、怪獣を生み出す負の感情を増長させるように話します。
自らも怪獣サイズに変身することができる上、グリッドマンとも互角に戦えるくらいの戦闘力をもっています。
ただ、『SSSS.DYNAZENON 』は現実世界のようで、登場する怪獣優生思想は、ガウマと同じ仲間だったことから、そんなにめちゃくちゃな力をもってはいないと考えられます。
しかし、油断はできません。
怪獣優生思想とガウマの正体はミイラ?
彼らの正体は、『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON 』の原作『電光超人グリッドマン』に登場するミイラがモチーフとなっていると考えられます。
ミイラとは、第18話「竜の伝説」に登場するゲストキャラクターです。
竜の伝説あらすじ。
中国から日本の考古学研究所へ運び込まれてきた約5000年前の古代人のミイラは、伝承によると「竜使い」と呼ばれていた。
国を守るため竜を操り、国の姫とも愛し合う関係だった。
しかし、力を恐れた王族によって毒殺されてしまいます。竜使いの死を悲しんだ姫は、副葬品として竜の彫像を棺へと納め、彼の後を追って命を絶った。
ガウマも現代に蘇り、とある女性を追っていることを語っていたり、OPに意味ありげに竜の彫像が登場したりと、これからどんどん秘密が明かされていくかもしれません。
「竜使い」も一族で国を守っていたことから、「怪獣使い」も、何かを守っていた存在なのかもしれません。
ガウマは、主人公達にとって気立てのいい兄貴のような存在でしたから、蓬達とはこれをきっかけにどんどん仲良くなっていってほしいですね。
『SSSS.DYNAZENON 』第3話には、怪獣優生思想のシーン以外にも、暦の女性関係対して、ちせがからんでいるシーンもありました。
これは第1話の記事で書いた、暦に対するちせの感情の考察が、もしかしたら本当に当たるかもしれません。
冗談混じりだったんですがね。