ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099を徹底考察&解説。性格の変化、マイルスとの関係、誕生エピソードについての記事をご覧いただきありがとうございます。
この記事では『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』の考察・解説として、ミゲル・オハラの過去や誕生エピソード、能力について考察・解説していきます。
目次
ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099とは。あるかもしれない未来のスパイダーマン。
登場作品 | スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース、MARVEL 2099 |
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名前 | ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099 |
性別 | 男性 |
出身 | アース‐928のアメリカ”ヌエバヨルク” |
身長 | 178cm』 |
所属 | スパイダー・ソサエティのリーダー |
能力 | 基本的なスパイダーマンの能力、ライト・エア・フォイル、スパイダーセンス、鋭利な牙や爪 |
ミゲル・オハラ、別名スパイダーマン2099は、MARVELコミックの中で生まれたキャラクターで、ある種の未来バージョンのスパイダーマンです。ミゲル・オハラは「アース616」と呼ばれる正統な世界に存在するオリジナルのスパイダーマン(ピーター・パーカー)の可能な未来像として描かれています。
彼の故郷は「アース928」で、これはピーター・パーカーのスパイダーマンとは異なる世界です。この点で、別のスパイダーマン、マイルス・モラレスと境遇が似ています。
オハラの初登場は1980年から90年代にかけて発行されていた「MARVEL 2099」シリーズにありますが、その人気は次第に衰退し、シリーズはほとんど廃刊状態となりました。しかし、オハラは本家スパイダーマンとのクロスオーバーのチャンスが訪れ、『スパイダーバース』のきっかけで彼の物語は新たな始まりを迎え、再び人気を取り戻しました。
※スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバースについての詳しい記事はこちら
ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099の能力。凶暴な毒蜘蛛の能力。
屈強な体躯、鉄板を切り裂く爪、肘についた刃が目立ちますがミゲル・オハラ / スパイダーマン2099は毒蜘蛛の能力を持っているのも特徴です。
毒グモの性質を持つミゲル・オハラ / スパイダーマン2099は、麻痺毒成分を注入できる犬歯を持っています。
説明こそされていませんでしたが『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』でもそれっぽい描写(ヴァルチャーを噛もうとする)がありましたね。
また、スパイダーマンお馴染みの能力「スパイダーセンス」や高速移動、また驚異的な回復力や老化抑制効果も持っています。
また遠く離れたものや暗闇でも見える視力は熱感知カメラのように見ることもできます。
さらに、スーツには蜘蛛の巣のようなマント「ライト・エア・フォイル」や蜃気楼を投影する装置が搭載されており、周囲の環境と同化して透明人間のようになることも可能です。
ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099の誕生エピソード。“蜘蛛にかまれていない”スパイダーマン!?
ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099の誕生理由は『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』では語られていませんが、上記で語った能力などが原作通りなことから出自も似ていると考察できます。
原作で語られた設定では
ミゲル・オハラは、「アルケマックス」社の才能溢れる研究者であり、初代スパイダーマンの研究に従事していた。しかし、アルケマックス社の研究開発部門副社長の陰謀によって、彼は麻薬中毒者となってしまう。
この厳しい禁断症状から解放されるために、ミゲルは自分自身の遺伝子を書き換え、初代スパイダーマンの遺伝子を組み込もうと試みる。
その後、実験の途中で予想外の事態が発生するが、それがかえって奇跡を引き起こすこととなる。遺伝子が書き換えられたミゲルは、クモの能力を獲得し、初代スパイダーマンを凌ぐスーパーパワーを手に入れる。
スパイダーバースでのミゲル・オハラ / スパイダーマン2099。コミカルな性格は変わってしまった?
アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』にて、CV関智一でエンドクレジットに登場しました。
協力者の女性科学者ライラにもらった腕輪のような機械を用いて、初代アニメ版の世界に移動。現地のスパイダーマンと会話していました。
続編『アクロス・ザ・スパイダーバース』にて本格的に登場、それぞれの世界のスパイディたちをまとめマルチバース全体を守護・監視する「スパイダー・ソサエティ」を組織しています。
マイルスが起こすイレギュラーを誰よりも危険視し、マイルスとは実質敵対します。ただ、マイルス憎しでやっているわけではなく、誰よりもマルチバース世界を大切に思っているからこその行動です。
「アルケマックス」も、マイルス世界において量子加速器を研究している企業として登場しており、ミゲルが過敏になってしまうのも無理はありません。
また『スパイダーマン:スパイダーバース』のエンドクレジットの時系列では、まだバースを初めて行き来する段階でコミカルな性格だったが、リーダーという立場からか厳格な雰囲気に変化しているのも特徴的です。
個性的すぎるマルチバースのスパイダーマンをまとめる気苦労、家族を二度も失った事件から屈強な体躯とは逆に顔はやつれているようにも感じます。
しかし、たまーーーにスパイダーマンらしい軽口をたたくような描写や、他スパイダーマンとの言い合いがエスカレートするとコミカル寄りな声色になります。
続編の『スパイダーマン ビヨンド・ザ・スパイダーバース』ではぜひマイルスと和解し、軽口をたたきながら協力して戦う姿が見たいですね。
まとめ。ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099。まだ描かれていない本気の戦闘
https://t.co/NzGgSaAK0e
#スパイダーマン #スパイダーバース「マイルスがスパイダーマンになったせいでスパイダーマンが生まれなかった世界」というのをつい
『現実の世界』または『ベノムの世界』かと思っちゃって変に期待しちゃった。 pic.twitter.com/WXmMZI9Vdt
— アリスケ (@walking_planets) June 19, 2023
ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099はなんだかんだ優しいのが魅力です。
マイルスだって本気を出せば殺せていたはずで、本気でイレギュラーな存在だと思っているなら手加減なしで他のスパイダーマンたちと協力して殺さなくても再起不能くらいにはできたはず…。
でもそうしないのはもしかしたらミゲルも「ひょっとしたらマイルスなら何とかしてくれるかも」と心のどこかで思っているかもしれませんね。
以上まとめると
- ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099はアース616が辿るかもしれない可能性の1つである2099年の未来のスパイダーマン。
- アース928と呼ばれる世界のスパイダーマン。
- ピーターがいるうえで生まれたスパイダーマンという点でマイルス・モラレスと境遇が似ている。
- 初登場は1980〜90年代にかけて発刊されていた「MARVEL 2099」シリーズ。
- スーツには蜘蛛の巣のようなマントや蜃気楼を投影する装置が搭載されている。
- 驚異的な回復力や老化抑制効果も持っている。
- 自身の遺伝子を書き換えクモの能力を手に入れ、初代スパイダーマンを超えるスーパーパワーを得た。
- マルチバース全体を守護・監視する「スパイダー・ソサエティ」を組織している。
- イレギュラーを誰よりも危険視し、マイルスとは敵対する。
- 続編ではマイルスと和解し、軽口をたたきながら協力して戦う姿に期待。
ミゲル・オハラ / スパイダーマン2099は威厳を保とうとしているけど根元がちゃんとスパイダーマンで魅力的です。
続編の『スパイダーマン ビヨンド・ザ・スパイダーバース』ではマイルスとの和解、軽口、そして本気の戦闘シーンがぜひ見たいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。