『チェンソーマン2部』が連載開始され、続々と1部キャラクターも登場し始めてきました。
人気キャラの吉田ヒロフミ、主人公のデンジの登場に読者は大盛り上がりですが個人的にはデンジと暮らしているナユタが気になります。
ナユタの2部での活躍と、もしかしたら重要な伏線になっているかもしれない、”とある描写”について考察していきます。
目次
ナユタとは。マキマの生まれ変わりであり支配の悪魔。
ナユタとは『チェンソーマン1部』に登場した重要なキャラクターです。1部ラスボスであるマキマ(支配の悪魔)の生まれ変わりであり、可愛らしい子供の姿をしていますが立派な悪魔です。
支配していた人間、悪魔、魔人、武器人間との契約は切れており、弱そうな女の子姿をしています。支配の悪魔はとても強力な悪魔ですが、力をつけるのにはある程度準備期間が必要なようです。
中国で生まれたものを、また軍事利用されないように岸辺がさらってきたとのことで、『チェンソーマン1部』のラストでは高校生になったデンジと一緒に暮らすことになりました。
セリフは「ワンワン」「ナユタ」「食パン」のみで『チェンソーマン2部』ではデンジとナユタの掛け合いも期待されています。
支配の悪魔とは。1部ラスボスでデンジをもっとも苦しめた存在。
支配の悪魔とは、『チェンソーマン1部』に登場した最も重要なキャラクターです。その正体はマキマであり、チェンソーマンのとある能力を使って世界を変えようとする1部のラスボスです。
『チェンソーマン1部』のほとんどの事件がマキマが関与しており、事件どころかデンジの人間関係まで支配して管理しようとしていました。
支配の悪魔の能力は【自分より格下だと思った存在を支配できる】という能力のみです。誤解されがちですが、作中でマキマが使っているほとんどの能力がマキマが支配した悪魔や魔人のものです。
【自分より格下だと思った存在を支配できる】にどのくらいの制限があるかはわかりませんが、「戦いに勝つ」「精神を崩壊させる」あたりがトリガーになっていそうです。
マキマは「下等生物の耳を借りる」という能力がありますが、これは単にマキマが下等生物は自分より下だと思っているから支配できるのか、支配している悪魔による能力なのかわかっていません。
チェンソーマン人気投票にてマキマに支配されていた“ドミニオン”というキャラが「みたり聞いたりが得意そう」と作者コメントをもらっていたので、ひょっとしたらドミニオンの能力だったかもしれません。
ナユタの2部登場は確定している。
『チェンソーマン2部』はデンジが通う高校が舞台になっています。デンジはすでに登場していますので、登場までは秒読みだと思います。
さらに、2部では戦争の悪魔がチェンソーマンを狙っています、デンジの正体に近づこうとすれば、その過程でナユタが登場することは避けられないでしょう。なんなら戦争の悪魔はデンジよりも先にナユタと出会うかもしれません。
ナユタはすでに2部に登場済み!?三鷹アサを監視する支配の悪魔の影。
マキマは多くの人間や悪魔を支配下に置くことで強力な力を持っていましたが、地獄では支配を増やして力をつける前に殺されてしまったのかもしれません。しかし、平和な日本では少しずつ力をつけていくことができます。
上記では下等生物を支配する力はドミニオンのものかもしれないと語りましたが、これが支配の悪魔の力だった場合すでにナユタの影が三鷹アサに迫っているかもしれません。
日本で暮らすナユタはゆっくりと眷族を増やしていくことができます。人間や悪魔、武器人間はまだ支配することが無理だとしても、鳥やネズミなどの下等生物からすでに眷族にしていっているかもしれません。
『チェンソーマン1部』では、意味深に鳥などやネズミなどの生物が描かれるコマがいくつかありましたが、後にそれらの描写は支配の悪魔であるマキマが下等生物の目や耳を借りて情報を盗み得ていたという伏線になっていました。
そして『チェンソーマン2部』にも鳥が意味深に描かれているカットがあります。さらに、鳥のカットが入るときは、必ず三鷹アサの上空を飛んでいます。もしかするとナユタが三鷹アサ(戦争の悪魔)を警戒して鳥をつかって監視しているのかもしれませんね。
ただ、それはあくまで結果的に三鷹アサの上空を飛んでいただけで、支配の悪魔が鳥を使ってみていたのはデンジ、あるいはデンジが通っている高校とその周辺かもしれません。
もしくは、ドミニオンが吉田ヒロフミも所属するとある組織の命令で鳥を飛ばしていたという可能性もあります。
趣味でデビルハンターをやっているデンジにとって「どこに悪魔が出現したか」「正体がばれないように変身するのに周りに人がいないか」はとても大事な情報になります。もしかしたらナユタが『スパイダーマン』のネッドのみたく“椅子の男”のようにデンジをサポートしていたら面白いですね。笑
ただ単にデンジが恋しくて高校を鳥を使って見に行ってるというのも、それはそれでかわいいです。
121話では、ナユタがチェンソーマンの活動をサポートしているであろうセリフがありました。
ナユタはデンジよりも鼻が効くようで、悪魔の発生を察知して、デンジをその場へ向かわせようとしています。
加えてチェンソーマンの戦闘を楽しんでいるようなセリフも確認できるため、チェンソーマンが大好きなのは1部の支配の悪魔と同じようですね。
ナユタの第2部初登場は111話。デンジに添い寝する犬と悪魔。
ここからはネタバレ注意となります。
ナユタは『チェンソーマン』第111話(アハハハハ)にて2部初登場を果たしました。
正義の悪魔と化したユウコとアサが感動的な別れをしたあと、事件に関わった者たちのそれぞれの夜が描かれました。
夜といっても空は白んでいて、ちょうど夜と朝の狭間の時間、明け方のようにみえます。
ユウコを心配しているのかアサは眠ることができず、目の下にくまができているのをみると、なんともいえない感情が沸いてきます。
事件なんて何も気にせず熟睡しているデンジも印象的ですが、デンジと一緒に寝ている犬と女性の頭に目が行きます。
黒髪に小さな頭から察するに、おそらくデンジと添い寝しているのは、ナユタで間違いなさそうです。
感動的な1部公安編のラストから、デンジがちゃんと毎日ナユタと一緒に寝ていたと思うと、殺伐としたチェンソーマン世界にも救いと“ほっこり”があるように思えますね。
その後、ユウコがチェンソーマンらしきシルエットに急襲されます。
ユウコは、直前に鳩の群れに気をとられたことでやられてしまいますが、この鳩の群れはナユタが差し向けたかもしれません。
『チェンソーマン』1部公安編では、マキマが下等生物を操ってネズミの群れから現れたり、鳥やネズミなどの小動物を使って、登場人物たちを監視していたのが印象的でした。
デンジと添い寝していたナユタは目が描かれておらず、この時に起きていたか寝ていたか、読者にはわからないようになっています。
111話のチェンソーマンらしきシルエットは正義の悪魔と予想!
正義の悪魔は本来の姿からあの世界の正義の象徴であるチェンソーマンの姿に似ていってしまったことを恨んでいるのでは?
— アリスケ (@walking_planets) November 17, 2022
個人的にはナユタには純真無垢に育っていてほしいですが、デンジのサポートを影ながらするナユタの姿も見てみたいです。
2部重大ネタバレ:2部支配の悪魔(ナユタ)の明らかになった能力と隠された能力
ナユタの能力はアサとの接触時に発揮されました。描写をみるかぎり基本的には1部支配の悪魔(マキマ)と同じような感じがします。
明確にマキマの能力と一緒の能力だとわかったのは
- 記憶を書き換える
- 人間や悪魔を支配できる
- 下等生物を操ることができる
です。
マキマと同じように人間や悪魔を支配したり、記憶を書き換えたりすることができるようです。
しかし、ナユタの能力はマキマと同じでも、能力の発動条件が違うかもしれません。
というのも、1部支配の悪魔であるマキマの支配能力の発動条件は「格下だと思った相手を支配できる」というものでした。
一見がばがばの条件で凶悪な能力の発動条件の様にみえて、真剣勝負して勝たないといけなかったり、精神を屈服させないといけなかったりと、上司と部下のような単純な上下関係を結ぶだけでは、支配できないなかなか準備が大変な能力でした。
しかし、2部支配の悪魔であるナユタはアサをあっという間に支配してしまいました。
支配されたアサの様子をみるに、マキマと支配する能力は同じようですが、発動条件が“鎖を刺すだけ”という簡単なものになっています。
マキマも支配している人間や悪魔を鎖でつなげているような描写はあったので、確実に発動条件が違うとは言い切れませんが、アサはナユタより格下ではないでしょう。
いくらアサとアサの中にいるヨルが弱いとはいえ、2部序盤のナユタよりも弱いようには見えません。
加えてナユタがアサを支配する時に「泥棒」というセリフを放っているため、おそらく「自分の物(支配しているもの)に手を出したもの」or「鎖を刺した相手」を支配できるという能力の発動条件になっているかもしれません。
ナユタの元ネタは?『予言のナユタ』との薄い関係。
『チェンソーマン』に登場する支配の悪魔こと「ナユタ」の元ネタは、藤本タツキ先生の読み切り作品『予言のナユタ』に登場する“ナユタ”と、チェンソーマンが多大な影響を受けている漫画『ABARA』に登場する“那由多”が元ネタだといわれています。
しかし、『予言のナユタ』や、那由多に関しては『チェンソーマン』に登場するナユタと容姿は似てはいるものの、キャラクターの性格や作中での活躍に関しては共通点が少なく、なにか考察できるというほどのものではありません。
ナユタもまだ登場シーンが少ないので、もしかすると今後なにか共通点が描かれるかもしれませんが、個人的にはナユタ(支配の悪魔)はナユタ(支配の悪魔)としてまったく過去に見なかった活躍をしてほしいです。
ちなみに、予言のナユタのCVは小松未可子氏ですが、ナユタ(支配の悪魔)の幼い感じとは合いそうな合わなさそうな感じで、アニメはどうなるか今から気になります。
まとめ 第2部に必ず登場するナユタの成長に期待。育ての親に不安しかない。
ここまでナユタについて解説していきました。
どんな姿だとしてもはやく『チェンソーマン2部』でナユタの活躍がみたいです!
以下、チェンソーマンに登場するナユタのまとめです。
- ナユタとは「チェンソーマン」1部公安編最終回に登場した悪魔。
- 1部ラスボスであるマキマの生まれ変わりであり、見た目は子供でも立派な支配の悪魔。
- ナユタの能力はマキマと同じで支配の悪魔の名の通り、人間や悪魔を支配できる(自分より格下に限る)。
- 第2部学校編では度々空を飛ぶ鳥が意味深に描写されるが、これはナユタの能力かドミニオンの能力かただの偶然か定かではない。
- 111話にて2部初登場を果たす。(頭のみの登場)
- 『予言のナユタ』や『ABARA』に登場するキャラクターがナユタ元ネタだといわれている。しかし、容姿は似ているが、キャラクターの性格や作中での活躍に関しては共通点が少ない。
- ナユタの成長も期待したいが、デンジとの日常風景が描かれることも期待。
- ナユタの能力はマキマと同じ
- ナユタの能力発動条件はマキマと違うかも。
最後までご覧いただきありがとうございました。