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ウォーキングプラネット - アニメ・漫画考察置き場

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第6の使徒ラミエルの元ネタはウルトラ怪獣?ナウシカ?庵野秀明監督が影響を受けた作品達。解説、考察。

Last Updated on 2020-05-21 By arisuke

「TVアニメ版リリス」引用:『新世紀エヴァンゲリオン (ニュータイプ100%コレクション)』

『エヴァンゲリオン新劇場版』がYouTubeで無料公開され、これを機に『エヴァンゲリオン』にハマりだした方も多いと思います。

『エヴァンゲリオン』で目を引くものと言えば、『使徒』ではないでしょか?

不気味で他に類を見ないような姿をした『使徒』。

TVアニメ版公開から20年以上たった今でも、その特徴的な見た目はファンに愛されています。

今回は『使徒』の中でも、もっとも有名と言える『ラミエル』についての記事です。

エヴァと使徒の戦いの中で、最も印象的なのが、ラミエル戦だと言う人も多いでしょう。

序盤の中ボス的な存在であり、碇シンジと綾波レイとの距離が縮まるために重要な存在でした。

そんな『ラミエル』の解説と元ネタについての考察をしていきたいと思います。

目次

  • TVアニメ版と新劇場版で違う設定。ラミエルのモデルはウルトラ怪獣。
  • 新劇場版のラミエルのモデルは「ナウシカの墓」?
    • 庵野監督が思い入れがる「風の谷のナウシカ」。

TVアニメ版と新劇場版で違う設定。ラミエルのモデルはウルトラ怪獣。

引用:『新世紀エヴァンゲリオン (ニュータイプ100%コレクション)』より

TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の5、6話に登場。

青い正八面体の宝石のような姿をしている。

強固なATフィールドに、高威力の加粒子砲(プロトンビーム)を持ち、射程に入ったエヴァや通常兵器をあっという間に破壊してしまう。

今までの使徒とは違い、近づくことすら出来ないまま指一本触れられないまま初戦は敗れてしまった。

これに対して作戦本部長葛城ミサトは、日本中の電力を使ったポジトロンスナイパーライフル(陽電子砲)による長距離狙撃を立案。

第1射目は防いだもの、第2射目にコアを撃ち抜かれてしまう。撃ち抜かれた場所からは火が噴き出し、あえなく撃破されてしまう。

『エヴァンゲリオン』のTVアニメ版、新劇場版の序盤の山場であり、手に汗握る攻防戦が繰り広げられます。

「好きなシーンをあげろ」と言われたら第5、6話のどこかをあげる人が多いのではないでしょうか。

シンプルだからこそ不気味なデザインは多くの人の印象に残ったことでしょう。

原画集を見ると「※宝石のようなものです。」と決して宝石ではないことが強調されており、「ナディアのブルーウォーター」をイメージして描くようにという指示も残されています。

しかし、それはデザインの元ネタ。(ナディアは庵野監督作品)

TVアニメ版のラミエルの元ネタは『プリズ魔』と言われています。

\怪獣コンピューターチェック/🖥
名前:プリズ魔
種別:光怪獣
身長:35メートル
重さ:1万8000トン
能力:プリズム光線を発射

『ウルトラ怪獣大百科』 第209話(配信#080)「プリズ魔」-公式配信-
➡https://t.co/lUjufqoPiC
#かいじゅうのすみか pic.twitter.com/cpB170ocXv

— 円谷プロダクション (@tsuburayaprod) December 8, 2019

『プリズ魔』とは『帰ってきたウルトラマン』に登場したウルトラ怪獣の一体です。

結晶体のような姿で、鳴き声はラミエルと同じ女性のような声で「ホー、ホー」と鳴きます。

「光」を吸収することで力を蓄え、昼間は太陽光を吸いじっとしていますが、夜になると人口の光につられて徘徊するようになります。

プリズ魔が発する光線にあてられると、人間や物体は光に変えられ、プリズ魔に吸収されてしまいます。

「帰ってきたウルトラマン」の自主制作映画を撮るほどに、庵野秀明監督は無類のウルトラマン好きで、ウルトラマンをリスペクトした設定が、『使徒』にも多く使われています。

エヴァとラミエルの戦いがそうだったように、プリズ魔とウルトラマンの戦いも第1ラウンドと第2ラウンドで分かれており、ウルトラマンが第1ラウンドで手も足も出なかった流れもエヴァと酷似しています。

巨大な結晶体のプリズ魔にはウルトラマンのパンチやキックは聞かず、逆にビームで一方的に焼かれてしまいます。

第2ラウンドではプリズ魔を夜の野球場におびき出し、冷凍爆弾で表面を凍らせて、結晶体内部にウルトラマンがスペシウム光線を打つことで、外と内の温度差による熱膨張でプリズ魔を破裂させることができました。

「外と内の温度差による熱膨張によって敵を倒す」という流れは、TVアニメ版新世紀エヴァンゲリオン第10話『マグマダイバー』に登場したサンダルフォン相手に使われています。

現在は、なぜか公式サイトやWikipediaを見ても、プリズ魔の重さは1万8000tとされていますが、昔の公式解説動画などではプリズ魔は「光の結晶体」だから重さは0とされていました。

だからこそ巨体でも宙に浮かぶことが出来たのです。

その失われた設定がラミエルが浮いている理由になっていると思うとおもしろいです。

新劇場版のラミエルのモデルは「ナウシカの墓」?

ここからは公式情報ではなく、あくまで個人的な妄想になります。TVアニメ版のラミエルは『プリズ魔』が元ネタとされました。

それでは新劇場版ではどうでしょうか?新劇場版では、TVアニメ版の設定がいくつも変更されました。

ラミエルも新劇場版では五番目から六番目の使徒に変更されており、『ラミエル』という名前もありません。

強力なビームや、ヤシマ作戦によって倒される流れは一緒ですが、ビームを放つ際に変形したりやられる時に炎ではなく血が吹きでたりと、TVアニメ版と新劇場版では多少違いがあります。

さらに、TVアニメ版ではあっさりしていた『ラミエル』の死亡シーンも、新劇場版では

女性の声で悲鳴が上がる→コアに亀裂がはいる→体から血が吹き出す→ドロドロの血に変わる

というように、かなり長い尺がとられています。

いくら序盤の中ボス的な存在だからといって、ただでさえ短い『映画』という時間内で、わざわざ第6使徒崩壊シーンを丁寧に描いたのは、何か挑戦があったのではないかと思います。

一応、新劇場版の第6の使徒には、「四次元の立体を三次元の空間に落とし込む」という制作陣の挑戦があったそうですが、他の情報や元ネタに関しては詳しく語られていません。

TVアニメ版の演出(撃ち抜かれて火を噴く)も十分かっこいいのに、新劇場版で演出を変えた理由は他にもありそうです。

多くのアニメ監督は、新しい作品を作る度に挑戦や実験をするそうです。

あのジブリの宮崎駿監督も、新しい作品を作る時に、過去にやりたかったけど技術や費用、尺の関係出来なかった表現に挑戦するそうです。

庵野秀明監督も新劇場版の第6使徒の崩壊シーンでやりたいことがあったのではないかと思います。

そのやりたい事とは『ナウシカの墓所の崩壊』だったのではないでしょうか?

庵野監督が思い入れがる「風の谷のナウシカ」。

庵野秀明監督が映画の『風の谷のナウシカ』の「巨神兵」の作画スタッフだったことは、有名です。

庵野監督自身も「巨神兵」には思い入れがあるようで、エヴァのデザインや設定には巨神兵の影響を受けたことを語っています。

さらに、巨神兵が吐く『プロトンビーム』も上記の通り、『ラミエル』が使います。

巨神兵は映画『風の谷のナウシカ』で、王蟲を焼き払うために力を使い果たし、ドロドロに溶けていってしまいます。

しかし、漫画版の『風の谷のナウシカ』では、ナウシカを母のように慕い、ナウシカのために道を切り開いて、ナウシカを助けるために力を尽くします。

漫画版の巨神兵が力尽きる場所は、墓所と言われる場所です。

失われた技術や全ての秘密が守られる場所。

その正体は旧人類が生み出した神のような存在であり、腐海が世界を浄化するまで秘密を守り抜く要塞でもあった。

黒い特別な石で出来た墓所には、トルメキア軍の通常兵器では傷ひとつつかず、強力なビームで反撃されてしまいます。

結局ダメージを与えられたのは巨神兵のプロトンビームのみで、地下中心部にある心臓部を巨神兵のプロトンビームで焼かれることで最後を迎えます。

最後は全体から血(?)が吹き出し、ドロドロに崩れてしまいます。

新劇場版どころか、TVアニメ版のエヴァンゲリオンに登場したラミエルにも、設定や描写が似ています。

庵野監督は『エヴァンゲリオン新劇場版』でこれをやりたかったのではないかと思います。

「巨神兵を死に追いやるほどの墓所が、崩れ落ちるシーン。」この庵野監督流の描き方を、新劇場版で魅せてくれたのではないでしょうか。

TVアニメ版では、尺の都合で簡素になってしまった『ラミエル』の死を、新劇場版では庵野監督が満足いく形で描いたと思います。

巨神兵がエヴァの元ネタなら、ラミエルの元ネタは墓所かな?#エヴァンゲリオン #風の谷のナウシカ pic.twitter.com/P7FB95viZL

— アリスケ (@walking_planets) May 20, 2020

正直、個人的には新劇場版より、TVアニメ版の『ヤシマ作戦』の方が好きではありますが、TVアニメ版が公開されてから、時間が経ったからこそ出来た庵野監督なりの『巨神兵最終決戦』だと思うと、新劇場版の『ヤシマ作戦』もかなり熱いです。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』ではどんな庵野監督の挑戦が描かれるのか?楽しみに待ちましょう。

それでは次の記事で!

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「あのシーンにはどんな意味があるんだろう?」「この作品はどこが面白いんだろう?」

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