2020年7月3日金曜ロードショーにて『レディープレイヤーワン』が地上波初登場を果たしました。
『レディープレイヤーワン』といえば、さまざまなメカやキャラクターが、クロスオーバーやカメオ出演することで話題の映画です。
なかでも有名なのは、物語のクライマックスで登場するガンダムでしょう。
登場人物のダイトウは、「俺はガンダムで行く」というセリフと共に、どこかで見たことあるようなポーズを決め、敵に立ち向かっていきます。
このガンダムが決めたどこかで見たことあるようなポーズとは、『機動戦士ZZガンダム』に登場する、ZZガンダムの決めポーズです。
劇中でガンダムが、ZZガンダムの決めポーズをとることはありませんが、原作・脚本のアーネスト・クライン氏曰く「かっこいいから」だそうです。
いやー、センスいい!
『ZZガンダム』は、富野由悠季監督が手掛けた「機動戦士ガンダム」から「逆襲のシャア」までの間で、唯一映画化されていない作品です。
海外のファンなら尚更知らない人が多いにもかかわらず、『ZZガンダム』のかっこいいポーズをチョイスしたことに敬意を表して、今回は『ロボット魂 ZZガンダム』をレビューしていこうと思います。
変形はオミットだが、見事なプロポーション。俺はガンダムで行くポーズ再現可能。
箱はいつもの赤と白を基調とした、ロボット魂っぽいデザインです。
「ZZガンダム」と「バンダイ」のロゴがしっかり入っています。
箱裏はこんな感じです。
似たようなポーズばかりなのは気のせいか?
内容物は、
- ZZガンダム本体
- バックパック
- ビームサーベルの柄ⅹ2
- ビームサーベルエフェクトⅹ2
- 手首パーツ各種3セット
- 台座固定パーツ
- 2連装メガビームライフル
中身はシンプルで、最近のロボット魂によくある、砂ぼこりやダメージエフェクトは付属していませんが、十分な内容物です。
バックパックは取り外し可能で、簡単に付けられる上に結構外れにくいです。
バックパックは翼が展開できるようになっていますが、変形や分離はできない様子です。
腕は横方向に90度、無理なくあげることができます。
しかし、この『ロボット魂 ZZガンダム』は腕の可動に欠点があります。
なんと前方向には肩パーツが干渉するせいで腕からしか曲げることができません。
前ならえが精一杯。
肩パーツを外せば360度一回転できるのですが、肩パーツの構造は、もうちょっと何とかならなかったのか、ちょっと残念です。
ただZZガンダム自体重量級ですし、ニュアンスを付けるだけなら特に気にならないので、そこまでマイナスではありません。
腕の可動が嘘のように脚部は自由自在に動きます。
片足立ちできるのは、地味にフィギュアとして性能が高い。笑
ただ、脚部の可動域を広げるためか、股間がちょっと特殊な関節造形になっているため、動かす時は破損に注意した方がいいかもしれません。
足首もびっくりするぐらい無理なく動きます。
足回りはほんとに可動域が優秀で、どんなポーズも無理なくとらせることができます。(なぜ肩だけあんなに干渉してしまう設計にしたんでしょうか?)
手首パーツを、サーベル握る様の手首に変えればビームサーベルを、持つことができます。
同じように手首パーツを交換すれば、ビームライフルを持つこともできます。
ただ、サーベルとは違い、ライフルは結構重さがあるので、水平に保持することはできません。
ビームサーベルエフェクトをつけて、ビームライフルを発射しているように見せることができますが、重くなるので、腕を上げることが余計難しくなります。
どうしても上げたいなら台座で支えるしかありません。※台座パーツは付属していません。
台座取り付けパーツをおしりにつけることで、5ミリの穴を取り付けることができます。
これによって5ミリジョイントの台座で固定することができます。
やっぱり穴があるとないとでは、設置性が大きく変わるので、ちゃんと台座取り付けパーツがあるのは、高得点ですね。
バックパックは背中が開閉式で、中にはミサイルが格納されています。かっこいいですが、さすがにミサイルは取り外すことはできません。
大きさ比較。モビルスーツインアクションのガンダムとは2倍近くの差があり、迫力満点です。
同じロボット魂のハイゴッグと比べるとこんな感じ。デカさ的には、横のハイゴッグと縦のZZガンダムといった感じです。
モンスターアーツの『ハリウッドゴジラ』と比べてやっと同じくらいのサイズです。
まとめ、プラモとは違う良さがある。
以上『ロボット魂ZZガンダム』のフィギュアレビューでした!
変形がオミットだったり、肩が上がらなかったりと、マイナス点がないかと言われれば嘘になります。
しかし、プラモデルとは違い、変形しないからこそプロポーションが美しく、全体的な体のバランスが良いです。
関節もガッチリしているので、ポロリも少なく無理な可動をさせなければ、ストレスなく動かせます。
話題の「俺はガンダムで行くポーズ」も難なくとらせることができるので、文句はありません。笑
『レディープレイヤーワン』に『バトルオペレーション2』登場など、最近何かと話題の『ZZガンダム』。
安い買い物ではありませんが、『ZZガンダム』をかっこいいと思うなら、買って損はありません!
この機会にぜひ『ロボット魂ZZガンダム』を手に取ってみてはいかがでしょうか?