【呪術廻戦】両面宿儺は双子説を解説&考察。兄弟を喰った?伏魔御廚子(ふくまみづし)の怖い意味についての記事をご覧いただきありがとうございます。
アニメ、映画ともに大成功を収めている『呪術廻戦』。アニメも漫画の最新話も毎回最高に面白いです。
作中最凶として名高い両面宿儺の双子説を解説&考察していくます。兄弟を喰った説や術式に隠された意味など考察していきましょう。
目次
両面宿儺とは。呪術の王、呪いの王。
登場作品 | 呪術廻戦 |
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名前 | 両面宿儺(りょうめんすくな) |
領域展開 | 伏魔御廚子(ふくまみづし) |
両面宿儺とは、『呪術廻戦』の作中にて、最強(凶)最悪の“呪いの王”と称される存在です。
呪術全盛とされる平安の時代に、当時の呪術師達総出で宿儺に挑むも全て返り討ちにあったとされている伝説的存在で、『呪術廻戦』の時点では自らの魂を呪物として指に一本一本に切り分けることで存在を保存しています。
主人公の虎杖悠仁が宿儺の力を抑え込むために体内に取り込んだものの彼を器に受肉する形で復活、最新話では虎杖の体からも解き放たれ好き勝手しています。
生前の宿儺は腕が4本、目が4つ、口が2つの異形であり、鬼神“両面宿儺”と見た目と強さが似ているため畏怖の念もこめてそう呼ばれていましたが、本名があるのかは不明です。
性格は呪いの王というだけあって邪悪そのもの。己の快、不快のみが生きる指針となっており不愉快と感じれば女子供問わず、問答無用で殺してしまいます。
また“食”に関しての執着がすさまじく、術式やセリフも食に関するものが多い上に“食人”も好んでしていた様です。
獣のように、そのまま貪るのではなく、しっかり料理をするのが彼なりの食の楽しみ方のようです。
しかし、女子供や弱者に対して超加虐的なものの、強者に対しては慢心することはなく、戦闘も敬意をもって挑むという一面もあります。
宿儺の強さは単に生まれ持った術式の強さだけではなく、呪術に対する豊富な知識量から導く予知の如き能力看破も強さの要因です。
領域展開:伏魔御廚子(ふくまみづし)。万死の厨房。
領域展開について詳しくはこちら
伏魔御廚子(ふくまみづし)とは両面宿儺の領域展開です。
他の領域展開とはことなる性質を持っており、領域を展開すると牛の頭骨に象られた巨大な廚子が宿儺の背後に現れます。
他の呪術師の領域展開と異なり領域によって空間を“閉じません”。
それが逆に“逃げることができる”という縛りになっており、領域の規模が半径約200mという規格外の規模となっています。
では他の呪術師も閉じなければいいのでは?と思いますが、結界を閉じず領域を具現化する事は、キャンバスを用いず空に絵を描くに等しき神業と称されています。
能力は呪力が無い無機物には『解』という斬撃、人間や呪霊など呪力があるものには『捌』という斬撃を飛ばすというものです。
『解』はマニュアル、『捌』はオートといった感じで、呪術師はもちろん、機械相手やフィジカルギフテッドのような、呪力のない相手にも対応できる能力となっています。
廚とは文字通り厨房を表しており『解』と『捌』は、それぞれ二つの包丁をイメージされたものになっています。
料理というと一瞬弱そうに聞こえるけど、“食事”という行為が、完全に格上の生き物として他の呪術師たちを見下してる感じが良いですね。
両面宿儺は双子説。兄弟を喰った?
宿儺にはその特異な見た目から“双子だった説”というものがあります。
宿儺の生前の姿である腕が4本、目が4つ、口が2つ、という異様な姿をしていますが、これは双子の兄弟をとりこんだのではないか?と言われています。
呪術廻戦において、一卵性双生児の双子は一人としてカウントされることなどが伏線として語られており、宿儺の異常な強さも、五条悟のような最強呪術師二人分と考えれば納得できます。
問題はどのようにして“二人分”になったかです。
考察①一卵性双生児の双子を喰った説。
宿儺は天上天下唯我独尊な性格であることや、真人が魂に触れることを許さなかったように、宿儺は自分の中に他人がいることを許せるような性格ではないでしょう。
真依が自ら命を姉妹に捧げることで真希の天与呪縛が完成したように、宿儺は双子の兄弟を殺害し食すことで、自らの力としたかもしれません。
真依も真希も呪術師としては、単体で一級レベルになれる素質があった上、二人が一つになったことで、五条悟を殺すこともできる可能性を秘めたフィジカルギフテッドを手に入れました。
宿儺もその呪術への造詣の深さから、双子の兄弟のせいで力が抑制されていると気が付き、真依とは違い、命を捧げるのを拒む兄弟を無理やり自分の力にするため食したのではないでしょうか。
考察②畸形嚢腫?双子で生まれるはずの兄弟が一つの体で生まれてしまった?
宿儺はそもそも畸形嚢腫のような双子で、生まれてくるはずが一つの肉体で生まれてきてしまった存在かもしれません。
理由としては、目や腕などの身体のパーツが二人分あるというのもそうですが、やたら自分以外の身体を制御するのがうまいというのもあります。
死滅回遊をみればわかるように、現代人に受肉した過去の人間はみな受肉した元の身体の人格を失っています。しかし、宿儺は魂を屈服させたうえで伏黒を生かしています。
また、自分の術式以外に乗っ取った他人の術式を瞬時に扱えるというのも、宿儺自身の術式以外にもう一人分術式をあつかえる“空き”が体の中にあるのかもしれません。
まとめ。“双子を喰った”が許される時代
個人的には宿儺は兄弟を喰った説がありえると思っています。
宿儺の異常性を描くのも、強さの理由付けも、見た目の理由も一番しっくりくるのが双子の兄弟を喰った説だと思います。
それにしても、もし本当に双子の兄弟を喰った説が当たっていたとして、ここまでの残虐性をジャンプが許す時代になったと思うと感慨深いですね。
以上まとめると
- 作中最凶として名高い宿儺は双子だったかもしれない。
- 宿儺とは呪術廻戦の作中にて最強(凶)最悪の「呪いの王」と称される存在。
- 性格は呪いの王というだけあって加虐心たっぷりで邪悪そのものだが食に関しての執着もすさまじい。
- 女子供や弱者に対して超加虐的なものの、強者に対しては慢心しない一面もある。
- 両面宿儺の領域展開である伏魔御廚子は、他の領域展開とはことなる性質を持っている。
- 領域を展開すると牛の頭骨に象られた巨大な廚子が背後に現れる。
- 呪術廻戦の世界において一卵性双生児の双子は一人としてカウントされることが伏線になっている?
- 宿儺が双子の兄弟を殺害し食すことで自らの力とした可能性がある。
- 真依は命を捧げたが、宿儺は無理やり自分の力にするため食したかも。
- 畸形嚢腫のような双子で生まれてくるはずが、一つの肉体で生まれてきたとする説もある。
- 宿儺は自分の術式以外に乗っ取った他人の術式を瞬時に扱える。
ここまで宿儺が力を得るために兄弟を殺して無理やり喰って取り込んだような書き方をしていますが、これで真依と姉妹のような美しい兄弟愛が、宿儺の双子にもあったらそれはそれで面白いですよね。
宿儺の残虐でひねくれた性格にも理由があるのかも。
万が宿儺に愛を教えてあげるといった時、宿儺は万を小ばかにしたように笑いました。「そんなものはしっている」というような感じで。(そんなもんはどうでもいいという笑いの可能性も大いにある)
あの宿儺に愛を教えられるような存在は平安にいたのでしょうか?それは兄か弟かわかりませんが同等の力をもった兄弟であれば可能かもしれません。
愛は愛でも、兄弟愛なら宿儺が愛を知っていても違和感がありません。
ちょっとくさい理由かもしれませんが、唯一尊敬できる命が兄弟でそれが失われたからあの性格になってしまったのかもしれませんね。今後明かされるであろう宿儺の過去に注目です。
最後までご覧いただきありがとうございました。