
映画『シン・ウルトラマン』に登場するシン・ウルトラマンが、アクションフィギュアになって登場しました。
新規造形された「ウルトラマン」の魅力はどれほど再現されているのでしょうか。
『シン・ウルトラマン』は1966年に放送された初代『ウルトラマン』を現代を舞台にリブートした作品とされています。
肝心のウルトラマンは「巨大人型生物ウルトラマン(仮称)」と呼ばれており、初代と比べ、“ウルトラマンは生物である”ということが強く意識されています。
成田亨氏の「真実と正義と美の化身」をデザインコンセプトとしており、演出のためにつけられたカラータイマーやファスナー隠しのための背鰭は排除され、より美しい生物としての造形が魅力的です。
そこで今回は、ソフビ、ウルトラアクションシリーズと続き発売された、『S.H.Figuarts シン・ウルトラマン』をレビューしていきたいと思います。
目次
シンウルトラマンっぽい棒立ち。箱の背面を透明にするのは最近の流行り?
「シンウルトラマンと言えばこれ!」と言うくらい“棒立ち姿”が浸透してきましたね。オシャレ過ぎずおもちゃっぽ過ぎず、かっこいい箱のデザインだと思います。
海外トイの中には「これPCのパーツが入ってんのか?」ってくらい中身がフィギュアだとわからないものがありますからね。笑
日本製フィギュアの箱もどんどん未来的でオシャレなデザインになっているので、こういう箱のデザインは「初代ウルトラマン感」があっていいと思います。
裏目が透明になっているのは、最近のS.H.Figuartsの流行りなのかな?S.H.MonsterArtsのゴジラやコングも背面透明デザインでした。
仮面ライダーなどの他S.H.Figuartsシリーズも背面透明デザインを採用しているのでしょうか。
個人的にフィギュアといえば中身がみえる方がワクワクがあっていいと思います。
正面はかっこいい写真を載せられますし、店頭にいけば塗装などの個体差も見分けることができます。
付属品も中身もシンプル。生物感の再現度がやばい(良い意味で)
箱から取り出し付属品を確認。武器や特別な付属品はついていません。しかし、ウルトラマンなのでファイティングポーズやスペシウム光線の構えが出来れば十分です。
胸や背中の骨格がわかるような造形が生物っぽさを際立たせています。生物っぽいのに気持ち悪さや不気味さを感じさせない。これぞ造形美。
『S.H.Figuarts シン・ウルトラマン』は体表がサラサラした感じで、劇中(特報)の雰囲気そのままという感じですね。
ウルトラアクションシリーズも可動や造形はすごく良かったですが、ツルツルしていて劇中そのままって感じではなかったですよね。
逆にソフビの方は造形もスタイルも塗装も劇中そのままという感じでしたが、可動は肩関節のみでした。ソフビなので当たり前かもしれないですけど。
S.H.Figuartsは正に、ウルトラアクションシリーズとソフビの良いとこ取りという感じです。
細さが不安。関節がみえるのはしょうがないか。
(これはセブン飛び)
他ウルトラマンと比べるとやっぱり細いですね。細いからといって関節が緩かったり、ポロリがあったりするわけではありませんが、動かしている時は少し不安になります。
そして肩関節のひっぱり出せるような可動箇所は、出すと目立ちます。別にひっぱり出さなくても可動にほとんど影響はありません。
ただ、あるに越したことはなく、スペシウム光線のポーズをとらせたり、腕を前にやる時には違和感なくポージングできます。
棒立ちから大立ち回りまで可能。美しさと正義の化身
旧新マンポーズをするシンウルトラマン。これがやりたいがために可動フィギュアをかったまであります。笑
目がほんとに綺麗です。ボディの造形の美しさをひきたてています。
新マンやレオのような泥臭い感じのウルトラマンも好きですが、こういう美しいウルトラマンもいいですね。
ポージングも動かしている時不安はありますが、保持力は十分でパーツがつけにくいとか硬いとかもないので、満足の出来です。
店頭や各通販サイトを見る限り、まだまだ在庫はあるみたいなので、“観てから買い”でもいいとは思いますが、『シン・ウルトラマン』を観る予定で購入迷っている方は、買って損はしないと思います。