懐かしのソフビレビュー。『エレキング』『キングザウルス三世』と続き今回は『古代怪獣ゴメス』です。
『古代怪獣ゴメス』は記念すべきウルトラシリーズにでてくる怪獣の第1匹目です。
初代ウルトラマンの最初の敵怪獣の『ベムラー』と同様に、『カネゴン』や『バルタン星人』、『ゼットン』などに知名度では劣っています。
しかし、ウルトラシリーズ記念すべき第一話に出てきた怪獣だけあり、設定や特撮シーンはかなり凝った作りになっています。
そんな『古代怪獣ゴメス』の設定や裏話を、ソフビのレビュー共に紹介していきたいと思います。
古代怪獣ゴメスとは『ウルトラQ』の第一話に出てきた怪獣。
記念すべき『ウルトラQ』の第1話に登場した『古代怪獣ゴメス』。(ウルトラQとは、初代ウルトラマンの前にやっていたウルトラシリーズ。簡単に言ってしまえばウルトラマンが出てこないウルトラマン笑)
『ウルトラQ』に登場した個体は身長10m、体重3万トン。(しかし『ウルトラQ第一話』ではどう観ても10mには見えません笑)
後に平成シリーズで客演として登場する際は、他ウルトラマンとの兼ね合いもあり、身長40メートル、体重4万トンになっています。
※客演とは、自社の系列作品に同じ名前で臨時に参加すること。 例『ウルトラマンタロウ』にでてくるウルトラ兄弟達。
学名『ゴメテウス』略してゴメス。身長10メートル、体重3万トン。『ウルトラQ』に出てきた個体は、若い個体だったという説が後になって論じられるようになりました。
高速道路開通のため、山にトンネルの掘削工事中、突如目覚め、暴れだしたゴメス。原始怪鳥リトラと交戦。
リトラの『シトロネラアシッド』により、弱点である『シトロネラ酸』という物質をかけられ死亡。
(ゴメスが哺乳瓶と爬虫類の中間体の生物であるのに対し、リトラは鳥類と哺乳類の中間体生物。ちなみに、リトラ必殺の『シトロネラアシッド』は自分の呼吸器官をも溶かして出す技であるため、リトラもゴメスと共に死亡した。)
スーツは『モスラ対ゴジラ』(通称:モスゴジ)を改造したもの。さらに、『怪獣大戦争』のゴジラ(通称:大戦争ゴジ)に改造。さらに、『ウルトラマン』に登場するジラースへと改造されています。
※円谷作品で着ぐるみが改造されまくるのはいつものことですね笑
『ウルトラQ第18話 虹の卵』でゴメスが再登場シナリオだったものの、その頃には着ぐるみがゴジラになってしまっていたため地底怪獣パゴスが登場しました。
※地底怪獣パゴスはゴメスよりもさらに改造し尽くされた着ぐるみなので、気になる方は調べてみると面白いですよ。
ソフビの失われた大きさ、『古代怪獣ゴメス』
可動部は手と足、しっぽのロールだけ。塗装は少年リックシリーズとは劣りますが、ソフビとしてみれば最低限の塗装はされています。
このソフビは、最近主流のウルトラシリーズ500やスパークドールズシリーズ、ウルトラ怪獣Xシリーズとは違います。
ソフビとしては新ウルトラマン列伝前。平成2期ウルトラシリーズ以前のソフビシリーズになります。
実はこれが結構大事なことなんですよ!
上が今回紹介した『ウルトラQ 古代怪獣ゴメス』。下がウルトラマンX放送時に発売された『ウルトラマンX ゴメス』。
一体、何が違うのか。大きさが違うのです。大きさが小さくなれば塗装箇所も減りますし、可動部も減ります。
実際に、ゴメスのソフビでも胴体の連結部は目立つ上、足の可動も失われています。
これは『ソフビ』という物のコレクターズアイテム化や、材質の価格高騰。さらに安価にして、親が子に買い与えるハードルを下げるため。その他もろもろの事情でソフビ人形は小さくなってしまいました。
そのあたりの事情は、メーカーさんに抗議したところでどうにもならないため、大きいのが欲しければしっかり吟味して買わなければなりません。
そのような理由があるため、レビューしてみました。
ただ単に『古代怪獣ゴメス』の立体物が欲しい人は下のAmazonリンクから、さらにもうちょっとお金出してもいいから良いものが欲しい人は上Amazonリンクから購入してみてください。
※ただし、これらはプレ値がついていますので、中古でもいいよ!という方はフリマアプリやオークションサイトなどを活用するのもアリだと思います。
さらにこだわったものが欲しい人はこちらの少年リック版をどうぞ。
ソフビを購入理由の一つとして、他の立体物と並べて飾るというのがあると思います。
その際、買ってから気づいたのでは遅いので、しっかり何cmか調べてから買うことをオススメします。
それでは次の記事で!