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ウォーキングプラネット - アニメ・漫画考察置き場

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『シン・ゴジラ』が本当に凄いのは、CGでもなくオマージュでもない【宣伝広報】だった!?解説、レビュー、考察

Last Updated on 2019-08-31 By arisuke

庵野秀明監督&樋口真嗣監督『シン・ウルトラマン』のキャスト発表から、商標登録など新情報が出てきて、ファン達の中に期待が高まります。

『シン・ウルトラマン』が期待されるのは、『シン・ゴジラ』をヒットさせた庵野監督が手掛ける作品であることが1つの要因でしょう。

今回の記事では『シン・ウルトラマン』にも繋がるであろう、なぜ、『シン・ゴジラ』はなぜヒットしたのか?を述べていきたいと思います。

ヒットした要因はいくつかあると思います。

  • 単純にCGの迫力・使い方が凄かった
  • 俳優・キャストが豪華だった
  • 過去作のリスペクトにあふれていたから

確かにそれもありますが、成功を収めた大きな理由は他にあります。

『シン・ゴジラ』がここまでヒットできたのは、広告・宣伝の効果が非常に大きいです。

実は、庵野監督は『シン・ゴジラ』の作品だけでなく、広告・宣伝の指揮まで手掛けていたのです。

映画の魅せ方だけでなく、広告や宣伝の魅せ方まで力を入れていた、庵野監督の凄さについて語っていきます。

CGやオマージュシーンなどの解説は他に任せて、今回はあまり話題にならなりませんでしたが、実は注目すべき【広告・宣伝】について解説します。

※下記には多少の『シン・ゴジラ』のネタバレを含みます。

目次

  • 『シン・ゴジラ』の「これおもしろいのか?」と思ってしまうCM
    • ハリウッド版ゴジラと比較
  • 『新劇場版エヴァンゲリオン:序』と『シン・ゴジラ』公開の状況が似ていた?
    • 初代ゴジラを観たことがある人をターゲットにした宣伝広告
  • 【結論】庵野監督は映画を観せる前から、楽しませてくれる。
    • 『シン・ウルトラマン』ではどのような宣伝になる?

『シン・ゴジラ』の「これおもしろいのか?」と思ってしまうCM

映画のCMといえば、ハリウッドのように、その作品のハイライトシーンを繋ぎ合わせて、最大限視聴者に期待感を与えます。

中には宣伝詐欺と言わせる程、CMの繋げ方が、本編の出来を悪い意味で裏切られることもあります。

しかし、『シン・ゴジラ』は違いました。公開前のCMでは、ゴジラの町中を歩く姿のみ。さらにCM2.3と続いても鳴き声やヘリや戦車の砲撃シーンのみ。

実際に映画をみた人には、お分かりいただけたかもしれませんが、公開前のCMにはラストのバトルシーンがワンカットもないのが分かります。

これはただ単にネタバレを極力避けたかったという理由が挙げられますが、肝心なのは何故そこまで伏せていたのかです。

ハリウッド版ゴジラと比較

ハリウッド版ゴジラ『ゴジラキングオブモンスターズ』のCMがこちら

こちらは映画公開前予告3になりますが、予告1から既にゴジラの全貌、そして敵である主要怪獣が登場します。予告3に至っては、ゴジラと敵ボスのキングギドラが戦うシーンが流れています。

ハリウッドや海外映画などの予告は、CMの盛り上がり部分に至るまでの経緯が楽しみになります。『キングギドラ』などのビッグネームの公表、そしてドキドキさせる戦闘シーンのチラ見せ。

『ゴジラキングオブモンスターズ』に関しては、ドハティ監督にもCMにはなかったファンへのサプライズがありました。(伊福部昭作曲ゴジラのテーマのアレンジなど)

映画は初動が肝心です。興行収入を稼ぎたいのはどこも同じです。いくらサプライズがあるからと言って、CMのせいで『盛り上がりがなさそう』『つまらなさそう』と思われてはいけません。

では『シン・ゴジラ』のCMやポスターがダメだったと言いたいのかというと、決してそうではありません。

『シン・ゴジラ』と『ゴジラキングオブモンスターズ』では状況が違いました。

『ゴジラキングオブモンスターズ』が公開されたのは『ゴジラキングオブモンスターズ』の前作でもある『GODZILLA 2014』が公開された後。

『GODZILLA 2014』公開後には同じ世界線である『キングコング 髑髏島の巨神』が公開され、レジェンダリー映画が盛り上がり、期待されていました。

しかし、『シン・ゴジラ』はどうだったしょう?

日本産のゴジラは、2004年公開の『ゴジラ ファイナルウォーズ』から制作されていませんでした。

初代ハリウッド版ゴジラ『GODZILLA 1998』がなかなか酷かっただけに(個人的には嫌いじゃない)『GODZILLA 2014』は一部不満の声はあったものの一応の成功は収めました。

『ゴジラ ファイナルウォーズ』もあまりファンの期待に沿うものでなかったため、「ゴジラはハリウッドに期待していく」という流れになりつつありました。

そんな中、庵野秀明監督『シン・ゴジラ』の制作発表がされました。一部のエヴァファン、ゴジラファンからは「はやくエヴァの続きを作れ」、「庵野はエヴァだけ作ってればいい」など心無い声もネットに上がっていました。

そこまでは思ってないにせよ、不安なファンの方たちは多かったでしょう。

かくいう私も『GODZILLA 2014』がなかなか良かっただけに、『シン・ゴジラ』に関しては不安でした。

なんせハリウッドで迫力満点のCGでゴジラを描いた後に、今までのような日本のお家芸である特撮を復活させるのかと思いきや『シン・ゴジラ』に登場するゴジラはCGでやるとの発表。

実際には各所に特撮技術が使われていましたし、シン・ゴジラの着ぐるみも造られてはいました。

ただ、それは後になって知った事で、前情報は上記でも記したようにCM映像くらいです。

しかし、庵野監督は皆があまり期待していない、不安に思われている事など知っていたのです。

知っていたからこそ、宣伝広報の力の入れ方が普通の映画とは違ったのです。

『新劇場版エヴァンゲリオン:序』と『シン・ゴジラ』公開の状況が似ていた?

皆さん、庵野秀明監督が『エヴァンゲリオン』の監督ということは知っているでしょうか?知らなかった人も上記を読んでいたらわかったかも知れません。

当時エヴァンゲリオンはアニメ版、旧劇場版でお話には区切りがついていました。しかし、色々な事情でもう一度新劇場版としてやる事になってしまいました。

詳しくは当ブログでも解説していますので、よければ参考にしてください。

EVA:EXTRAにて『エヴァンゲリオン:序、破、Q』無料公開。エヴァンゲリオンを視聴するにあたって100倍楽しむポイント。考察、新情報、特報

しかし、庵野監督は思いました。

「10年以上昔のアニメを再度劇場版として公開したところで今更人が来てくれるのか?」

今でこそ『エヴァンゲリオン』と言えば、若い人でも知っているような日本のサブカルチャーアニメのビッグネームですが、『新劇場版エヴァンゲリオン:序』が公開されるまでは、せいぜい昔に流行ってたアニメという印象が強かったそう。

そこで庵野監督は時代の逆をゆく、メディア展開をしました。

『新劇場版エヴァンゲリオン:序』についての情報公開は、CMやインターネットでは小出しにし続け、肝心な内容やキャラクターのデザインなど最新情報はEVAXLARGEという無料情報冊子で公開しました。

冊子には新劇場版の最新情報が書かれており、ファンはそれを貰うために、配布場所に実際に赴かなければなりません。

人の集まりを見れば、それが何なのか気になるのが人の心理というものです。

『新劇場版エヴァンゲリオン:序』の知名度は徐々に広まり、公開後はさらに『新劇場版エヴァンゲリオン』の名が広まっていきました。

その証拠に、興行収入が『新劇場版エヴァンゲリオン:序』20億円から『新劇場版エヴァンゲリオン:破』40億円と2倍になりました。

もちろん単純に出来がよかったからという理由や、CRエヴァンゲリオンが流行ったというのもあります。

情報公開の始めは、従来のコアなファンにしか分からないようになっていました。

『シン・ゴジラ』も同様に、

  • ポスター画像のゴジラの手の平を上に向けている様子が、初代ゴジラのポスターの構図と似ていること
  • シン・ゴジラの造形が初代ゴジラと同じ『原爆のきのこ雲』をイメージしている

など、コアなファンを刺激するような魅せ方をしてくれました。

説明されてもそれなりのファンでないと分からないことだけ、情報が公開されました。

庵野監督は『ゴジラ』という物が元からミーハー受けしないことなど分かっていました。

だからこそ、まずはコアなファンから攻めていき、徐々にゴジラをよく知らない層にクチコミを広げて行くという戦法をとったそうです。

初代ゴジラを観たことがある人をターゲットにした宣伝広告

『ゴジラ』と言えば初代ゴジラは大人向けスリラー映画でした。しかし、昭和後期から平成にかけ怪獣対怪獣のバトルへとチェンジしていきました。

原点回帰のゴジラしか出てこず、人間(現実)対ゴジラ(虚構)を描いた『シン・ゴジラ』を評価してもらい、さらにクチコミを広げてもらうには、初代ゴジラを観たことある人をターゲットにしました。

つまり、シリーズのリスペクトシーンを理解してくれる人がもってこいなのです。

下手にCMで盛り上がるシーンを観せて、ミーハーが集まり、最初の評価の基準がハリウッドのような物を期待したとされてはたまりませんからね。

『日本のゴジラ』を新しい形で描いた『シン・ゴジラ』を世の中の人に理解してもらうには、慎重なメディア展開が必要とされたのです。

庵野監督が、天才なのは物語作りだけでなかったようです。

【結論】庵野監督は映画を観せる前から、楽しませてくれる。

何度も言いますが、CMで期待させるだけさせて本編がそこまでの映画や、悪質な物だとファンを釣るような宣伝文句もあります。

もちろんそのような宣伝ばかりが溢れているわけではありませんが、庵野監督は、映画のトレーラーから楽しませてくれます。

最近だと『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の特報映像2が配信されましたが、カット事に謎の文字(シーンの順番だと後に判明)が追加されていました。

こういった映画公開前から、興味を引き立てて、作品を楽しませてくれるのが庵野監督なのです。

『シン・ウルトラマン』ではどのような宣伝になる?

『シン・ゴジラ』ではTwitter等のSNSを、クチコミの拡散に大いに活用していました。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の新情報は主にスタジオカラーの公式Twitter&EVAEXTRA(専用アプリ)で更新されています。

では『シン・ウルトラマン』はどうなるでしょうか?

エヴァの様に公式アプリが出るとは思えませんが、公式Twitterが出来る可能性は高いです。

今のところは、スタジオカラーの公式Twitterからの情報発信となっていますが、今後『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開後、あるいはもっと早くから『シン・ウルトラマン』公式Twitterによって新情報の公開がされていくのではないでしょうか?

あくまで予想ですが、『シン・ウルトラマン』のビジュアルが公開されるのは『鎌倉ぼんぼり祭り』かも知れません。

毎年、庵野監督直筆の原画イラストが『鎌倉ぼんぼり祭り』で公開されますが、今年は『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』に登場する新しいエヴァのイラストでした。

しかし、来年には『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開は終わっているため、来年の展示は『シン・ウルトラマン』になるのではないでしょうか?

上記で説明したような宣伝の仕方をする庵野監督は、1番最初はファンの人達に観てもらいたいでしょうからね。

私の方も新情報公開につき、考察や解説のブログを上げていきたいと思いますので、ブログ&Twitterのチェックの方よろしくお願いします!

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それでは次の記事で!

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