最近、ちらほら『Zガンダム(ゼータガンダム)』の話題を見かけるようになってきました。ネットニュースで、『Zガンダムで一番好きなモビルスーツは何と答える?』という記事が話題になったりしています。
数ある“ガンダムシリーズ”の中で、なぜ『Zガンダム』が話題に上がることが多くなってきているのか?
どうやら、PlayStation4にて無料プレイができる『バトルオペレーション2』が『Zガンダム』世代に突入したことが関係あるようです。
実装されたMSには『リック・ディアス』『や『ハイザック』等。Zガンダムのアニメ前半に登場する機体が今のところ実装されており、今後は『Zガンダム』や『ガンダムMarkII』などが期待されています。
Amazonプライムビデオでも『ガンダム』は問題なく観れたのに、『Zガンダム』だけOP・EDの権利問題で映像が観れませんでしたが、現在は復帰しオリジナルOP・ED版の『Zガンダム』が無料で観ることができるようになりました。
そんなのちょっとした『Zガンダム推し』ににあたり、今回は『機動戦士Zガンダム』の物語と魅力について解説していこうと思います。
Zガンダムの物語:『初代ガンダム』の正当続編。
監督は、初代『機動戦士ガンダム』と同じ富野由悠季監督。そして『機動戦士ガンダム』の正当続編になります。
アムロが所属した“連邦軍“と、シャアが所属した”ジオン軍“の戦争(一年戦争)が、連邦軍勝利という形で終結した後のお話。
戦争に勝利した連邦軍は増長し、『ジオン軍残党殲滅』という名目を建前に『ティターンズ』というエリート思考の組織が設立された。
『ティターンズ』の支配や差別的な考えに反乱する組織『エゥーゴ』と、後半にはジオン残党の『アクシズ』加わり、三つ巴の戦いとなる。
前作『機動戦士ガンダム』で味方視点として描かれていた『連邦軍』が、今度は敵として描かれるという複雑な内容になっていますが、前作でライバル関係だったアムロとシャアが、協力するとい“胸熱なシーン”もあります。
ガンダムファンの方がよく言う『初代ガンダム』の「『ガンダム』には悪が出てこない」「両軍どちらにも正義がある」という魅力的な部分の、その後を描いていた『Zガンダム』には、「正義に見えていたものが悪になる」という現実の戦争後にも起こりうる問題を描いています。
物語自体ももちろん面白いですが、MS(ロボット)同士のバトルシーンも作画が細かく、『初代ガンダム』にあった「このロボット、粘土でできてない?」というような作画崩壊は少なくなっています。なので「昔っぽい絵は苦手」という方にもオススメです。(初代ガンダムはそこも魅力のひとつですが…!)
魅力その1:Zガンダムといえば“可変モビルスーツ”
『Zガンダム』の魅力といえばやっぱり“可変モビルスーツ”です!
可変機とは?→人型から戦闘機のような高速巡航形態へと変形するモビルスーツのこと。
『ガンダム』や『ザク』とは違い、なんとモビルスーツが変形するのです。それどこのトランスフォーマー?といった感じですが、これがまたかっこいいんです。
上写真は『ガブスレイ』という機体で、『Zガンダム』に登場する機体で個人的に一番好きなモビルスーツです。(ガブスレイの解説とフィギュアレビューはまた後日。)
可変モビルスーツに総じて言えることですが、体つきがシャープで、敵味方問わずみんな悪い顔をしているんです。
変形+ロボットという男の子の好きな物合体させたものを、天才富野由悠季監督がアニメで動かすなんてそれだけで価値がある作品です。
魅力その2:声優さんの演技がスゴすぎる。
『機動戦士Zガンダム』に登場するキャラクターの声優さんの演技が本当にすごいです。
パプテマス・シロッコというラスボス的立ち位置で登場するキャラクターがいますが、声優が『ちびまる子ちゃん』の友蔵役(まる子のおじいちゃん)でお馴染みの島田敏さん。
フェミニストで冷酷な二枚目キャラを演じていますが、全くの別キャラクターを演じています。
そして主人公カミーユ・ビダン役はこれまた『ちびまる子ちゃん』の丸尾くんやたまちゃんのお父さん役でお馴染みの飛田展男さん。
『Zガンダム』の最終決戦では、友蔵じいさん役とたまちゃんのお父さん役の人が、掛け合いしながら殺し合うという、観てるだけで鳥肌が立つ演技をしています。最終回エピソード50『宇宙(そら)を駆ける』をこの2人の演技を観るだけでも価値はあると思います。
現在AmazonプライムビデオやHuluで『機動戦士Zガンダム』前話無料公開中なので、その回だけでもぜひ観てください。笑
今後も『ガンダム』や『Zガンダム』関連のモビルスーツやキャラクターの解説や、フィギュアのレビュー等もしていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
それでは次の記事で!