ビジュアルの全容が公開され、さらに熱が増す『シン・ウルトラマン』。『シン・ウルトラマン』と言えば『シン・ゴジラ』の庵野&樋口監督タッグがメガホンを取ることで有名です。
中でも樋口監督が語るには、庵野監督が脚本や企画を特に熱心に取り組んでいるそうです。
庵野監督と言えば、初代『ウルトラマン』が一番好きなことは有名ですが、一番好きな『ウルトラ怪獣』はご存知ですか?
今回は、庵野監督も一番のお気に入りのウルトラ怪獣解説と、ソフビのレビューをしていきたいと思います。
庵野監督一番のお気に入り『ザラブ星人』。
庵野監督が、ウルトラマン放送50周年インタビューで、1番お気に入りの『ウルトラ怪獣』を語ってくれました。
それが、『ザラブ星人』です。
「ザラブ星人?なにそれ?」
という方も多いと思います。『バルタン星人』や『メトロン星人』と比べるとやや知名度に劣ってしまう『ザラブ星人』。
そんな『ザラブ星人』について簡単に解説します。(初代に登場した個体のみ)
ザラブ星人解説:『ウルトラマン』第18話「遊星から来た兄弟」に登場。
兄弟といってもウルトラマンや地球人とは、なんの血縁関係はない。ザラブ星出身の工作員で、地球の文明を滅ぼすために地球に来る。
事故を起こした地球産ロケットを助けたり、放射能の霧を取り除いてみせたりと、最初は地球人に対して友好的に接していた。しかし、これは全てザラブ星人の自作自演であり、裏ではハヤタ隊員(ウルトラマン)を捕獲し、ペーターカプセル(ウルトラマンになる為の変身道具)を奪おうと暗躍する。
しかし、作戦は失敗。『ザラブ星人』へ『ニセウルトラマン』へと変身。
ウルトラマンの印象悪化を目論み、『ニセウルトラマン』の姿で街を破壊し始める。しかし、救出されたハヤタ隊員がウルトラマンとなり、『ニセウルトラマン』は本物のウルトラマンと戦うことになってしまい敗北してしまう。
解説のとおり『ウルトラマン』という相手に勝てないことがわかっている所や、地球人(科学特捜隊)を決して甘く見ていないことから、なかなか利口な星人なのかもしれない。
庵野監督も「地球人と対話もできるし、理解もできる。しかし、地球人を滅ぼそうとし、ウルトラマンと逆の存在をなす。」というところが『ザラブ星人』の好きな理由だそうです。
しかし、「宇宙人が地球人に友好的に接するシーン」や「地球人と仲良くしている宇宙人を宇宙人が騙す」『ウルトラマン』という世界観がなければ、現代の作品では描けないというストーリーに、当時の樋口真嗣監督は感心しています。
自分が監督することがあれば、そういった部分を描きたいと語っていることから、『シン・ウルトラマン』でも「宇宙人への地球人の接し方」が綿密に描かれるかもしれませんね。笑
立体物だけならソフビがオススメ!『ザラブ星人』ソフビレビュー。
『ニセウルトラマン形態』のフィギュアのレビューはまたの機会にやるとして、今回は『ザラブ星人形態』のフィギュアを紹介していきたいと思います。
「コスパ&大きさ満足」『ウルトラ怪獣シリーズEX』。
大きさもそこそこあり、SHフィギュアアーツやウルトラアクト、SHモンスターアーツと並べられるのが個人的にオススメ度が高いです。
値段もかなり安価で、まさに「親が子供に買いやすい」というソフビのいい所が詰まっています。
付属品が一切ないところ、関節が肩ロールしかないソフビあるあるの仕様となっています。
しかし、シンプルだからこそ頑丈であり、ディスプレイにもそこそこ適しています。
「付属物&プロポーションおばけ」『SHフィギュアアーツ』
付属品にも目が引かれるが、耳が取れるところもファン好み。実際に触った感覚だと特に可動に違和感を感じる部分はありませんでした。
しかし、この商品は魂ウェブ限定商品。基本的に市場に流通する物は中古品となるため注意が必要です。
値段もソフビと比べると高く、関節が見えてしまうのが嫌な方などはソフビの方がいいかもしれません。
余談:ザラブ星人は『シンウルトラマン』に登場するのか?
登場させるにはかなり難しいと思います。もし『シン・ウルトラマン』がもともとウルトラマンや科学特捜隊が活躍する世界が舞台ならば、登場の可能性はあるかもしれません。
しかし、ただ単に『科学特捜隊がもし現代に実在する世界』や『ウルトラマンが怪獣プロレスするシーン』を描くという時には『ザラブ星人』ではなく、ほかの星人や怪獣、に役を取られてしまう気がします。
個人的にはやっぱり庵野監督特製のオリジナル星人や怪獣がみたいです。笑
それでは次の記事で!