この記事では『チェンソーマン』2部の考察として、『チェンソーマン』第106話についてを、
- ユウコの狂気
- アサとヨルの関係
- 正義の悪魔の新形態と能力
以上の項目に注目して読者の反応や気になる伏線を考察・解説・紹介をしていきます。
目次
『チェンソーマン』105話のおさらい。デンジ衝撃のネタバレのその後。
106話を語る前にまずは105話を振り返ってみましょう。
- ヨルを馬鹿にして戦争の悪魔を手懐けようとするアサ
- アサの正体を見破るユウコ
- 正義の悪魔と契約し人殺しをしてしまったユウコ
- アサのいじめを解決しようとするユウコ
詳しくはこちらの記事にて
デンジの秘密を見抜けなかったアサと、アサの秘密を簡単に見抜いてしまったユウコの対比が読んでいて悲しくなりましたね。
105話で特に読者が注目したのは正義の悪魔と契約してしまったユウコです。ユウコは正義の悪魔と契約したことにより正義感が暴走し、人殺しをしてしまいます。さらに、アサが受けているいじめも解決しようとします。
解決策を口にしませんでしたが、アサを学校から遠ざける発言をしたことからおそらく暴力的な解決方法であると考えられます。
アサは行き過ぎた友愛と狂気に染まっていってしまうユウコに戸惑います。はたして今後の展開は…?
『チェンソーマン』105話の伏線が106話ですぐに回収されてしまう。悪魔は飼いならせない。
105話にてアサは戦争の悪魔ことヨルを飼いならそうとしていました。しかし、結局体の主導権はヨルにある上、105話でアサがヨルに言った適当にあしらうような言葉がすべて裏目に出てしまいます。
この手の人間が人智を超えた生物を見くびり見下して、飼い慣らしてしまおうとする映画や漫画は多くあります。
そしてそのほとんどの作品の中で、人智を超えた生物を飼い慣らそうとしたキャラクターは酷い目にあっています。
アサがヨルに対して適当なことを言ってあしらって、さらには飼い慣らせるんじゃないかと考えていた時には、嫌な予感しかしませんでした。
アサはユウコが悪魔になることも殺人を犯すことも反対しますが、ヨルはチェンソーマンをおびき寄せるためユウコが悪魔化することに賛成し、どさくさに武器化も狙っているような節があります。
アサがヨルに対して言った「学校に悪魔を呼べば?」という無責任な発言がすぐに自分の問題として帰ってきてしまいました。
ヨルを見下して軽く考えたアサの自業自得な面もありますが、なんというか不幸体質というかやることが全て裏目に出るというか、アサはコベニとはまた違う不幸属性のキャラクターです。
そして結局アサはヨルを止められず、戦いは始まってしまいます。
生活保護受給者で狂気の焚火…。正義の悪魔の新形態と”相手の考えを読む力!?”
106話のタイトルは”焚火”です。明日学校を襲うことを決心したユウコは焚火の前で狂気じみた笑みを浮かべていました。
焚火はぼやけていますが、中に耳や人の輪郭がうっすら見えるため、焚火の燃料は”人”であることがわかります。
燃料は、おそらくユウコが殺したといっていた生活保護の不正受給者でしょう。
人殺しは嘘であってほしかったですが、正義の悪魔によるユウコの危険な思想は暴走しています。もともとチェンソーマンに憧れていたユウコは正義感が強く、アサのいじめを助けてくれた優しい心を持ちます。
ヨルと戦うことになって、ここにチェンソーマンまで加わったらユウコは殺されてしまうかもしれませんが、ここまで死亡フラグがあからさまに立っていると、逆に助かりそうな気がします。(希望的観測)
これでこのままユウコが死んでしまったら、なんというかそのまま連載も終わってしまいそうなバッドエンドです。
アサもさすがに立ち直れないのではないでしょうか?
無傷で生還は無理かもしれませんが、意識を持ったまま武器化、人格を残したまま正義の魔人化あたりがいい落としどころかもしれません。
できることなら無事に人に戻ってほしいですが…。吉田ヒロフミなんとかして!
正義の悪魔の新形態と”相手の考えを読む力!?
正義の悪魔と契約したユウコは新しい姿を見せました。目はなくなり、飛び出した脳みそがぐろてすくで、ウェディングドレスのような体型がまた不気味です。
人間離れした姿と項垂れた手首はこの世の生物とは思えません。
【チェンソーマン/第106話】「アサちゃん…今すぐ私が助けてあげるからね…?チェンソーマンみたいに…悪いヤツは皆殺しにしてあげるから…」コワ~!こんなん正義の悪魔じゃなくてヤンデレの悪魔だよ!王道を往くヤンデレだよ!「助けてあげる」と間違った正義やってますけど!#チェンソーマン pic.twitter.com/cTWwr6gbEj
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) October 11, 2022
正義の悪魔は他の悪魔みたいに一部使役とかじゃなく変身がデフォなのか?#チェンソーマン pic.twitter.com/DDerP4pwa3
— オグラ@マキオン復帰勢 (@tetuou777) October 11, 2022
正義の悪魔はヨルに殺されたと思っていましたが、生きていたことを鑑みると、本体が契約者と融合しているのではなく、本体は遠くに隠れていて、契約者に正義を執行できるだけの強い肉体を付与する能力なのかもしれません。
となると例え、ユウコを倒しても正義の悪魔は死なず、また悪さをするかもしれません。
正義の悪魔の目的や信条はわかりません。しかし、契約に支払う代償も描かれておらず、これでほんとに色んな人の正義感を暴走させているだけだとしたら迷惑極まりないですね。
正義の悪魔の能力も厄介で、人の考えていることを読むことができるようです。奇想天外な攻撃をするデンジには通用しないかもしれませんが、考えながら戦闘するタイプの相手には攻撃を先読みして回避するなど応用が利きそうな能力です。
未来の悪魔が使った未来予知にも、似た戦闘方法を見せてくれるかもしれません。
委員長と違ってユウコは、かなり正義の悪魔を使いこなしているようなので、かなり手強い相手になりそうです。ヨルは勝てるのか?チェンソーマンや吉田ヒロフミも参戦するのか!?
次回107話は2部の久しぶりの戦闘シーンなので早く読みたいですね。ユウコの安否も心配です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。