【チェンソーマン】第2部”学校編”のラスボスは?マキマと同じ四騎士の一人かそれとも超越者参戦もありうるか!?考察・解説についての記事をご覧いただきありがとうございます。
『チェンソーマン』2部が連載開始され多数の魅力的なキャラクターが登場しました。大人気キャラ吉田ヒロフミの再登場、最弱悪魔コケピー、そしてなかでも一番注目されているのは第2部一話から登場した戦争の悪魔です。
戦争の悪魔の登場は『チェンソーマン』1部”公安編”の連載中のころからささやかれていましたが、「まさかこんなに早く登場するとは思はなかった。」というファンも多いでしょう。
『チェンソーマン』1部の連載終了後直後は、とある理由から『チェンソーマン』に2部があるなら“戦争の悪魔”がラスボスだろうと多くのファンに予想されていました。
しかし、戦争の悪魔の予想を裏切るスピード登場に困惑しているファンも多いでしょう。
果たして『チェンソーマン』2部のラスボスは本当に戦争の悪魔なのだろうか?
他のラスボス候補は誰なのか?
それでは考察していきます。
目次
『チェンソーマン』1部”公安編”のラスボス”支配の悪魔(マキマ)”とは。美しい花には棘がある。
2部のラスボスを考察する前に、『チェンソーマン』1部に登場した『支配の悪魔(マキマ)』についておさらいしていきましょう。
支配の悪魔(マキマ)とは内閣官房長官直属のデビルハンターで東京の公安デビルハンターの組織編成や方針にも関わっている大物キャラクターです。
公安にはマキマを慕っている人・悪魔も多いが、不信感や恐怖心を持っている人・悪魔も多く序盤から物語のヒロインとして描かれながらも、不穏な描写が多々ありました。
支配の悪魔(マキマ)の正体は内閣官房長官直属どころか日本の首相と直々に契約を交わしている支配の悪魔であり、契約の代償にマキマが死んだときは日本国民が無作為に選ばれ、死を肩代わりします。
そして、支配の悪魔(マキマ)の目的は、食べた悪魔の冠する名前の概念を消せる能力を持つチェンソーマンを利用し、世界を自分の理想の世界に作り変えることでした。
ほぼ不死身の体に、支配の能力、さらに大きな野望を持ったまさにラスボスといっていいでしょう。
1部ラスボスの支配の悪魔(マキマ)と2部ラスボス候補の戦争の悪魔(ヨル)を比べてみる。
ここで1部ラスボスである支配の悪魔(マキマ)と現在最有力2部ラスボス候補の戦争の悪魔(ヨル)を比べてみましょう。
まずは共通点は以下の通りです。
- チェンソーマンに執着している。
支配の悪魔(マキマ)の場合はチェンソーマンのファンだからで、戦争の悪魔(ヨル)は核兵器や第二次世界大戦など戦争にかかわる悪魔をチェンソーマンに食われてしまったからです。 - 恐怖される以外にも戦力を増やす方法がある。
支配の悪魔(マキマ)は自分より下等だと判断した人間や悪魔を含めた生物を支配でき、戦争の悪魔(ヨル)の場合は自分の所有物と判断した人間を武器にできます。 - 目が同心円状。
支配の悪魔(マキマ)の目は同心円状です。三鷹アサ蜂がいますが、戦争の悪魔(ヨル)状態に切り替わると瞳が同心円状になります。 - 一話から登場。
支配の悪魔(マキマ)は『チェンソーマン』1部1話から登場し、戦争の悪魔(ヨル)も2部1話から登場しました。
戦争の悪魔(ヨル)が1話から登場した時、読者からは1話から登場するなんてラスボスとしては登場が早すぎると言われてましたが、振り返ってみるとマキマも1話から登場していました。
比べてみると支配の悪魔であるマキマと、戦争の悪魔の共通点は多く、やはり戦争の悪魔が『チェンソーマン』2部のラスボスのような気もします。
ただ、マキマが実は支配の悪魔でラスボスだったという“序盤から登場したキャラが実はラスボス”という展開は『チェンソーマン』1部でやりました。
特に、ヒロインのマキマの正体が実は悪魔だったと判明した時は衝撃の展開でした。
ただし、戦争の悪魔(ヨル)に関してはラスボス感が見え見えなので、このまま『チェンソーマン』2部のラスボスが戦争の悪魔というのはちょっと驚きが少ないようにも感じます。
ラスボスかと思わせて中ボスだった銃の悪魔。戦争の悪魔は中ボスか?
『チェンソーマン』一部のラスボスは、マキマの正体が判明するまで読者から『銃の悪魔』だと思われていました。
銃の悪魔は『チェンソーマン』世界でも屈指の強キャラとして描かれており、世界中で大勢の人間を殺しました。
さらに、銃の悪魔の大虐殺のせいで悪魔という存在そのものに対する恐怖が増大し、結果的に悪魔全体の強さが底上げされてしまったという物語の更生に深くかかわっている悪魔です。
その上、銃の悪魔の肉片は持っているだけで悪魔でも人間でも力を借りることができるという設定があり、まさに作中において諸悪の根源のように序盤は扱われてしました。
しかし、物語が進むにつれ悪魔よりも凶悪な武器人間などの強力なキャラクターが登場し始め、さらには同じ悪魔でも誰にも負けたことがない”超越者”なんていう存在まで登場してしまいました。
物語終盤には銃の悪魔はすでに一度は倒されていることが明かされ、マキマが銃の悪魔を倒したがっていたのも打倒チェンソーマンの計画の一部に過ぎなかったことが明かされます。
そして、悪魔状態の銃の悪魔はマキマに瀕死にされ、魔人状態ではデンジに倒され役目を終えました。
初登場から序盤・中盤は圧倒的強者としての描かれ、討伐日がいよいよ迫り、重大な秘密が明かされ、盛り上がりはピークに達します。
しかし、戦闘へ突入すると派手な描写はあったもののあっけなく倒され、余韻はアキに持っていかれてしまいました。
銃の悪魔(悪魔状態)とマキマの戦闘描写は疾走感と迫力があり、銃の悪魔(魔人状態)とデンジの戦闘は、物語の大事な分岐点となった重要な話ですが、銃の悪魔がラスボスだと思っていた当時の一部の読者は悲しんでいました。
連載初期にラスボスだと思われていたキャラクターが実は中ボスという展開が『チェンソーマン』2部にもあるなら、もしかすると戦争の悪魔(三鷹アサ)は中ボスに過ぎないのかもしれません。
戦争の悪魔のセリフから『核兵器の悪魔』というラスボスでもおかしくなさそうな別キャラクターが登場することが予想できますし、『チェンソーマン』2部の連載表紙には三鷹アサの頭をチェンソーマンが貫いているような絵になっています。
このようなところから漂う2部の雰囲気から、戦争の悪魔はラスボスではなく、中ボス、もしくはラスボスの前座くらいのポジションになるかもしれません。
ラスボスは誰だ!?四騎士?それとも核兵器?
もし戦争の悪魔がラスボスが出ないのなら、他に考えられるラスボスは何でしょう。
- 核兵器、第二次世界大戦などのチェンソーマンに食べられた悪魔達。
- 飢餓の悪魔やr死(疫病)の悪魔
- 超越者
以上の候補がラスボスとして有力ではないでしょうか。
チェンソーマンは地獄で助けを呼ばれた悪魔を殺し、助けを呼んだ悪魔も殺すという無茶苦茶なヒーロー活動のせいで多くの悪魔から恐れられ、嫌われ、怒りを買っています。
敵になりそうな悪魔なら山ほどいますが、ラスボス候補となると数が絞られてきます。
ラスボス候補1:核兵器、第二次世界大戦などの過去にチェンソーマンに食べられた悪魔達。
核兵器の悪魔は、作中で戦争の悪魔がチェンソーマンに執着している原因になっています。
悪魔は冠する名前に対する恐怖が強さの源となっており、核兵器はもちろん第二次世界大戦など、恐ろしい悪魔が『チェーンソーマン』2部のラスボスの可能性があります。
現在はチェンソーマンに食べられて存在が抹消されていますが、“吐き出させる”ことが可能だと明かされました。戦争、核兵器、第二次世界大戦、そして存在を消された他の悪魔たちが徒党を組んだらと思うと恐ろしいです。
今更普通の悪魔がラスボスというのも味気ないような気もしますが、チェーンソーマンに消された悪魔達の姿は見てみたいです。
戦争の悪魔と核兵器についてはこちらの記事で解説
ラスボスは一人ではなく、チェンソーマン被害者の会連合軍でもそれはそれで画が派手になりそうで面白そうです。藤本タツキ先生風に地獄の黙示録を再現してほしいですね。
ラスボス候補2:四騎士の誰か。飢餓の悪魔や死(疫病)の悪魔などマキマに消えてほしいといわれた悪魔達。
『チェーンソーマン』1部連載終了直後から『戦争の悪魔が二部のラスボスなんじゃないか?』という考察がされていたのは、支配の悪魔の元ネタが【ヨハネの黙示録の四騎士】だったことに由来します。
【ヨハネの黙示録の四騎士】とは人の前に現れるそれぞれの概念を背負った騎士たちです。
- 第一の騎士【ホワイトライダー】
人間に支配階級をもたらす役目を持つ。 - 第二の騎士【レッドライダー】
人間に戦争をもたらす役目を持つ。 - 第三の騎士【ブラックライダー】
人間に飢餓をもたらす役目を持つ。 - 第四の騎士【ペイルライダー】
人間に疫病や獣を使わせ、人間に死をもたらす役目を持つ。
支配の悪魔であるマキマは、チェンソーマンの「食べた悪魔の存在を消す能力」を使って“死”“戦争”“飢餓”をこの世から消したいと発言しており、逆説的にこれらの名前を冠する悪魔がこの世に存在することを意味しています。
さらに、マキマのセリフから察するに彼らはお互いに嫌いあっているような雰囲気も感じます。
なかでも“疫病(死)の悪魔”は冠する名前的にも後述の超越者に匹敵するであろう強さが想像できます。
『チェンソーマン』2部はまだ始まったばかりですが、戦争の悪魔は”話せばわかりそうな性格”のようにも感じますし、三鷹アサの自我も残っていることから、もしかするとデンジと戦争の悪魔が協力して、ラスボスである四騎士の悪魔に立ち向かうという展開もあり得るかもしせん。
候補3:超越者。闇の悪魔以外だと死の悪魔くらいしか思いつかないが…。
『チェンソーマン』2部ラスボス候補最後は超越者です。
『チェンソーマン』の1部では超越者として“闇の悪魔”が登場しました。彼らは人間が持つ根源的な恐怖を名前に冠しているため、その強さは圧倒的です。
超越者達の恐ろしさは一度も死んでいないところにあります。
死ぬたびにこの世と地獄を行き来する輪廻転生を繰り返す悪魔たちですが、この世にいる時点で一度死んでいるということと考えられます。
悪魔に寿命や自殺方法のようなものがあるかはわかりませんが、ない場合、あの支配の悪魔や銃の悪魔でさえ、地獄で他の悪魔に殺されていることになります。
名立たる悪魔達の中でも、一度も死んだことのない超越者なら『チェンソーマン』2部のラスボスにもふさわしいと思います。
解析能力を持つ魔人ピンツイのセリフによると、超越者は複数いるようなので、闇の悪魔以外の超越者が二部では見られるかもしれないと思うと楽しみです。
しかし、超越者は一度も死んだことがないのでずっと地獄にいます。そのため、基本的に人間には無害であり、そもそも戦う理由がなさそうです。
地獄の悪魔が顕現した方法や、人形の悪魔が闇の悪魔の肉片を手に入れたように、何らかのイベントがあれば戦うことができそうですが、そこまでして“誰”と“誰”が戦いたいかはわかりません。
ただ、闇の悪魔以外の超越者を見たいという想いはあるので、ラスボスでなくてもいいので登場はしてほしいです。
闇の悪魔以外だと死の悪魔くらいしか根源的な恐怖を思いつかないので、意外な超越者が登場することに期待です。
戦争の悪魔がやっぱりラスボス候補№1。だけどヨルはラスボスではないのでは?
藤本タツキの描く漫画ラスボスが”厄介オタク”なんだよな。つまりチェンソーマン二部のラスボスは原作厄介ファンの悪魔
— ペ田 (@petahateranoue) November 1, 2022
ここまでさんざん戦争の悪魔以外のラスボスを考えてきましたが、やっぱり戦争の悪魔が今のところ一番ラスボスにふさわしい気がします。
チェンソーマンへの因縁、強さ、成長性、ビジュアル、重そうな過去の出来事、どれも併せ持っているのは戦争の悪魔だけです。
もし、戦争の悪魔(ヨル)がラスボスになったら三鷹アサは主人公とヒロインとラスボスをすべて一人でやった前代未聞の漫画キャラクターになります。
もしかすると歴史的な漫画キャラの一人になるかもしれませんね。
ただ個人的に押しているラスボス候補は戦争の悪魔(真の姿)です。
チェンソーマンに真の姿があったように、戦争の悪魔にも真の姿があることが予想されます。ヨルは弱体化してできた人格の一つにすぎないのではないでしょうか。
『チェンソーマン』の作中にはポチタや暴力の悪魔など、弱体化して人間らしい理性と人格を持ったキャラクターがいます。(暴力の悪魔は弱体化ではなく魔人化によってですが)
このことから、戦争の悪魔も力を取り戻していく過程で、戦争の悪魔(真の姿)になり、理性や人間味がなくなった暴力性の塊のような悪魔の姿になるかもしれません。
そのころには、アサとヨルの絆も深まってたりなんかして、戦争の悪魔を友達のように思っていたヨルの人格に戻すために、デンジとアサが協力する展開が期待できます。
これはなんの根拠もないただの妄想ですが、個人的には全盛期の戦争の悪魔の姿が見たいのもあり、ラスボスは戦争の悪魔(真の姿)説が描かれることを願っています。
他にも2部のラスボスは”人間の悪魔説”や”悪魔の悪魔説”などいろんな説があり、どうなるか楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。