今回は漫画・アニメ『チェンソーマン』に登場する地獄の悪魔について考察・解説していこうと思います。
『チェンソーマン』はいろんな魅力的で強い悪魔が登場します。連載中は次はどんな悪魔が出るか様々な予想や考察がされてきました。
中でも“強いだろう”と思われた悪魔は、死の悪魔や地獄の悪魔でした。
死の悪魔は未だ登場していませんが、地獄の悪魔は登場しました。しかし、読者の期待を裏切る弱さ…。
今回は、地獄の悪魔の能力や契約者、弱いといわれている理由と今後の活躍予想をしていきます。
地獄の悪魔はデザインはかっこいいですが、あまり活躍した姿を見れなかったのが残念でした
目次
地獄の悪魔とは。燃える不気味なケンタウロス。
名前 | 地獄の悪魔 |
---|---|
契約者 | サンタクロース、対マキマ対策部隊 |
契約代償 | 命、血 |
見た目 | 常に燃えているようなケンタウロスのような姿。 |
能力 | 地獄に落とす。(殺すわけではなくチェンソーマン世界の地獄に転送させる。) |
地獄の悪魔とは、『チェンソーマン』第1部“刺客編”にて初登場した地獄の名を冠する悪魔です。
能力使用中には大きな人間の腕が登場しますが、煉獄の炎を意識しているのか、本体は常に燃えているケンタウロスのような姿をしています。
目がなく食いしばった歯が印象的で、一切の慈悲や感情を感じません。
公安に所属しているわけではなく、呪いの悪魔のように利害が一致すれば、敵味方人間悪魔関係なく契約する尻軽な悪魔です。(契約代償は重いですが…。)
地獄の悪魔の能力は?発動すれば最強の能力。
地獄の悪魔の能力は対象を地獄に転送させることができます。
「地獄の悪魔よ、〇〇〇を地獄に落とせ。」と唱えると対象の頭上からドアのようなものが具現化し、そこから人間の巨大な腕があらわれ対象を上から地面に押すような所作をして対象を地獄に落とします。
地獄といっても仏教的なものではなく、あくまでチェンソーマン世界の地獄です。
地獄には超越者をはじめとした多数の悪魔が住んでおり、地獄に落とされた悪魔に敵が多いほど厄介な能力です。
地獄の悪魔本人も強そうな見た目をしていますが、戦闘シーンはなく、戦闘は完全に他人(他悪魔)任せです。
冠している名前からして超越者並みに高位な悪魔だと思いますし、他にも能力を隠し持っていてもおかしくはありません。
地獄の悪魔はなぜ弱いといわれるのか?
『チェンソーマン』に登場する全ての悪魔には、自分が冠している名前が恐れられているほど戦闘力が上がるという設定があります。
“地獄”なんていかにも恐怖を集めそうな名前ですし、地獄の悪魔が登場する前の「チェンソーマンの未登場の強そうな悪魔談義」をするときは必ず名前が挙がっていました。しかし、いざ登場すると弱いのではないか?という疑惑の声が多数上がっています。
ここからは地獄の悪魔が弱いといわれるのか解説&考察していきます
弱いといわれる理由①:契約者が支払う代償が重すぎる。
まず弱いといわれてる理由に、契約代償の重さがあります。地獄の悪魔の能力を使うためには数人の命を使わなければなりません。
殉教者や公安職員のように正義感が強く、大義のためなら自己犠牲も厭わない人や、サンタクロースのように自分の命以外を代償にできる“裏技”のようなものがあればいいですが、ハードルが高すぎます。
その上、発動したら呪いの悪魔の様に確定で相手を殺せるわけではなく、相手を地獄に招くだけですから、超越者クラスの悪魔が協力してくれたら強いですが、相手の戦闘力は地獄に落ちても変わらないので、地獄で戦う悪魔も返り討ちに遭う可能性があります。
『チェンソーマン』の作中でおそらく一番代償が重いのに、作中では能力が2回発動して、対象が地獄から2回地上へ帰還してしまっています。
代償が重いのはまだいいとして、せめて代償に見合う成果を出してほしいですよね。
弱いといわれる理由②:契約無視?「仕事してから死ね」→仕事せず敗退。
上記でも書きましたが、地獄の悪魔は作中で2回能力を発動していますが2回とも対象を帰還させてしまっています。
1回目の刺客編での能力発動は、闇の悪魔の活躍もあって公安職員に大ダメージを与えることに成功していましたが、2回目に関しては「マキマを地獄に落とせ」と言われたのにチェンソーマンを地獄に落とします。
マキマをチェンソーマンが守ろうとしたから、邪魔なので先に排除しようとした心意気はいいのですが、チェンソーマンに集殺された上、契約代償と他に追加で血をもらい、ようやくチェンソーマンを地獄に落としたと思ったら、あっさり帰還されてしまいます。
「自力で帰ってきたチェンソーマンが強すぎる。相手が悪い。」とも擁護できますが、せめて帰還されたならもう一度地獄に落とそうとするなり、本体が戦おうとするなりしてほしいですよね。
地獄の悪魔が弱くなった理由は2部で明かされる?チェンソーマンとの因縁。
なぜこんなに地獄の悪魔は弱いのでしょうか。2部では輪廻転生や地獄について焦点が当てられるそうなので、地獄の悪魔が再登場する可能性は大きく何か理由が明かされるかもしれません。
そもそも地獄の悪魔の本体は実は登場していない可能性もあります。地獄の悪魔はその冠する名前がゆえに特例的に地獄から人間と契約しているのかもしれません。銃の悪魔など肉体の一部からでも本体のような姿で顕現した例もありますし、対マキマ部隊が呼び出した地獄の悪魔は人間の内臓からつくられた影のような物だったかもしれません。
“地獄”というと“闇”や“死”並みに人間の根源的な恐怖に近いはず、さらに悪魔も地獄を恐れているとなればチェンソーマンと同じ理由で真の本体はもっと強いのではないでしょうか。
また地獄という存在がなくなったら悪魔は輪廻転生ができなくなってしまいます。地獄の悪魔がチェンソーマンに負けておきながら食べられなかったのには、やはりチェンソーマンも自分が輪廻転生できなくなったら困るのでしょうか?…気になります。
地獄の悪魔の本体は地獄のどこかに隠れており、地上のことは所詮他人事だったから仕事が適当なのかもしれませんね。
まとめ。地獄の悪魔が弱いのは1部だけ。再登場に期待。
地獄の悪魔が登場すると色んな怪人悪魔がみられるから2部でも登場して欲しいなー。
— アリスケ (@walking_planets) December 23, 2022
地獄の悪魔と契約していた対マキマ部隊は、2部に登場する岸辺や吉田ヒロフミも所属している“とある組織”に移行してると思います。
地獄の悪魔は、対悪魔にはあまり強くない能力ですが、対人には強すぎる能力なので、元対マキマ部隊と呪いの悪魔の関係は続いているかも知れません。
なんにせよ、地獄の悪魔のフルパワーをみてみたいです。
以上まとめると
- 「地獄の悪魔」は弱いといわれている。
- 本体は常に燃えているケンタウロスのような姿をしており、目がなく食いしばった歯が印象的で強そう。
- 利害が一致すれば敵味方人間と契約する尻軽な悪魔。
- 弱い理由①:契約者が支払う代償が重すぎる。
- 弱い理由②:命令無視、仕事にやる気なし。
- 弱いのは地獄の悪魔の本体は実は登場していない可能性がある。
地獄の悪魔の1部終盤で登場した姿はLOLのへカリムのような姿で惚れました。
ずっと「もし地獄の悪魔の本体が登場したら強いだろうな」と妄想していたので、ついに姿をみせたときはテンションが上がりました。
かっこよく、チェンソーマンと肉弾戦をしてくれると思いきや瞬殺、からの対マキマ部隊の命が無駄になっただけという結末に、正直気が抜けてしまいました。
ストーリーとしては面白い展開でしたが、地獄の悪魔の活躍もみたかった…。
『チェンソーマン』2部で焦点が当てられるという“地獄”と“輪廻転生”という要素は地獄の悪魔と切っても切れないはず、真の本体が登場してぜひ主人公チームを苦しめてほしいですね。
以上、最期までご覧いただきありがとうございました。