【水星の魔女】シャディク・ゼネリ徹底考察&解説。シャディク隊の目的と嫌われてしまう数々の理由。ラスボス候補№1をご覧いただきありがとうございます。
この記事では『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の考察として、ラスボス№1候補のシャディク・ゼネリについて考察と解説をしていきます。
目次
シャディク・ゼネリとは。底知れない色男。
キャラクター名 | シャディク・ゼネリ |
---|---|
登場作品 | 機動戦士ガンダム 水星の魔女 |
搭乗機 | ミカエリス |
登場回 | 第10話 |
印象的なセリフ | 「フィックスリリース」 |
シャディク・ゼネリ(Shaddiq Zenelli)とは、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する主要キャラクターです。
作中最大勢力“ベネリットグループ”の御三家の一つ“グラスレー・ディフェンス・システムズ”CEOサリウス・ゼネリの養子です。
金髪蒼目に色黒肌、整った顔に家柄もいい、加えて周りには女の子を数人侍らせており、よくいる金持ちかませ犬キャラかと思いきや、もともと孤児で努力でここまでのし上がってきた苦労人でした。
性格は飄々としていますが、どんな人間にも分け隔てなく友好的に接し、グエルほど感情的ではなく、エランほど冷めてはいませんが、作中に登場する個性的な性格のキャラ達に比べればかなり人間らしい表情を持っています。(演じているだけでほんとは冷酷な人間かも…?)
一期の初期こそTPOをわきまえ、義父サリウスの腹心のような立ち回りをしていましたが、 ガンダム・エアリアルの存在に興味を抱いており、徐々に自らの考える理想のために動き始め、ガンダムをめぐって主人公チームとも一悶着ありました。
戦いには主人公チームが勝って和解した…かのように見えて、逆に迷いが吹っ切れたように大胆な行動を起こしていきます。
搭乗モビルスーツ『ミカエリス』。シャディクの性格を体現したかのようなマシン。
『ミカエリス』とは、グラスレー製のモビルスーツで、プロローグに登場したべギルベウ等のベギルタイプに代わる新鋭機です。騎士のような見た目と、怪しく紫に光る無線ドローン妨害システム“アンチドート”の最新型が組み込まれています。
ミカエリスの由来は、かの有名なイエズス会の大審問官であり、エクソシストの“セバスチャン・ミカエリス”です。まさに魔女狩りの機体に相応しい名前ですね。
※アンチガンダムモビルスーツについて詳しくはこちら
機動力では単身でもガンダムに引けを取らない性能ですが、真価を発揮するのは随伴機のベギルペンデと連携して攻撃するときです。ベギルペンデにはシャディクの腹心である取り巻きの女性たちが搭乗しています。
ミカエリスに乗ったシャディクは基本的には前線には出張らず、後方で様子を見ながら随伴機を指示、敵が弱ったところにとどめを刺しに来る戦闘スタイルですが、まさにシャディクの処世術そのもののようですね。
シャディクの人間関係。広く浅い人付き合いは恩人も友人も。
コミュニケーション能力に優れ、企業経営で培った人脈を使い何か企んでいるシャディク。
彼の人間関係をみることで彼の目的もわかるかも…?
サリウス・ゼネリ
義父サリウスに対しては孤児であった自分を拾ってくれた恩を感じながらも、全時代的な考えや凝り固まった思想に呆れて見限っているような節があります。
そもそもサリウスのほうも、シャディクを拾ったのも愛ゆえの行動ではなく、“信頼できる腹心の部下を得る為”というような冷めきった関係のようです。
シャディクもサリウスの考えには気が付いており、信頼を勝ち取るため努力してきたと自嘲気味に語っています。
しかし、よくも悪くも子は親に似るというのか、シャディクとシャディクの取り巻きの女性たちの関係は二人の関係によく似ています。
取り巻きの女性たち。
視聴者からはシャディク隊、シャディクギャルズ等の愛称で呼ばれる女性たちです。
ミカエリスの随伴機、べギルペンデを駆りシャディクを支えています。
各々が、多岐に渡る才能を備えており、学園内にアイドル並みのファンを抱えています。
ミオリネ・レンブラン
ミオリネとシャディクの関係は御三家の重役の子どもということもあり、かなり親密な関係を築いていたようです。
かつてはミオリネと共に事業プランを作成するような仲で、ミオリネの株式会社ガンダムに対しても好意的に支援しようしていますが、、ミオリネのほうがシャディクから徐々に距離をとるようになったようです。
理由はシャディクの本心を隠すような立ち振る舞いのせいで、それにシャディクも気が付いているのか、“昔にちゃんとミオリネ対する恋愛感情しっかり伝えたら、今の現実を帰れたかもしれない”とシャディクには珍しくたらればを考えるほど後悔していました。
シャディクの目的と嫌われる理由。
アニメ評価サイトや動画のコメント欄を覗いてみるとシャディクはかなり視聴者からヘイトを集めているようです。
理由は主に以下の3つのようです。
- 1 ミオリネとスレッタの関係を邪魔してほしくない。(間男はいらない)
- 2 女性を侍らせており、汚い仕事は取り巻きに任せる。(賢いやり方とも言えますが。かっこよくはないよね)
- 3 色々暗躍しているが、そのせいで主人公勢が不利益や災難を被ることが多い。(直接的なライバルならまだ許せるけど、間接的にかつ敵じゃないアピールをしてるからうざいのかも?)
個人的にはミカエリスはかっこよくて好きだし、陰で色々暗躍する飄々としたイケメンキャラは好きですが、目的がはっきりしていないのが気になります。
義父のサリウスの保守的な思想を糾弾していますが、やっていることは現状戦争を招いて、無関係の学園の生徒たちも巻き添えに被害を被らせているだけなので、よほど崇高な思想がないと“結局お義父さんが正しかったよね”になってしまいそうです。
父親に反抗的だったけど、徐々にその思慮深さに気がついて尊敬していくミオリネ
父親に献身的だったけど、徐々にその思慮浅さに気がついて軽蔑していくシャディク
この2つは対になっている存在だといえますが、いまのところミオリネは魅力的に描かれていますが、シャディクのほうは独りよがりになっているだけなので今後明かされていくであろう彼の思想、崇高な理念に期待したいです。
まとめ。シャディクはラスボス決定か?
地球の魔女までスレッタと仲良くなっちゃったら、いよいよラスボス候補がシャディクかスレッタママしかいなくなっちゃう。
— アリスケ (@walking_planets) April 19, 2023
今のところ水星の魔女においてラスボスはシャディクかスレッタママくらいしか残っていないようにも思えます。
もしシャディクがラスボスになるのなら、上記でも書きましたが作中の女を侍らすというような表現ではなく、視聴者を惹き込むようなカリスマがほしいですね。
以上まとめると
- シャディク・ゼネリとは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する重要キャラクター。
- 作中最大勢力「ベネリットグループ」の御三家の一つCEOサリウス・ゼネリの養子。
- 金髪蒼目に色黒肌、整った顔に家柄もいい、周りには女性を数人侍らせている。
- 搭乗機ミカエリスはシャディクの性格を体現したかのようなマシン。
- 水星の魔女においてシャディクはラスボスになる可能性が十分あるがもうちょっと視聴者を惹き込むカリスマがほしい。
個人的にはベネリットグループの解体とかアーシアンの地位向上、宇宙議会連合の闇とかまだまだ戦争の火種はいっぱいあるので、シャディクにはラスボスではなく頼れる味方ポジションになってほしいですね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。