
株式会社カラー khara inc.officialにて、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の本予告が公開されました。
どのカットも意味深なものばかりで、シンエヴァ公開までがより楽しみになる内容でした。
中でも特に気になるシーンといえば「エヴァ初号機VS第13号機」ですよね。
今回はエヴァ第13号機とはそもそもなんのために造られたのか?誰が乗っているのか?まで考察、解説していこうと思います。
エヴァ第13号機はゲンドウが神になるために造られた?
できればこちらの記事を先に読んでいただけるとより楽しんで貰えると思います。
そもそもエヴァ第13号機とはなぜ造られたのか?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』では「リリスの張った結界から、槍を二本持ち帰り、それを扱うため。」という理由が語られていました。
しかし、それはあくまで「ダブルエントリー」というシステムに対する説明で、真の目的(ゲンドウの)は、自らが神になるための「身体」を用意することです。
Qでの第13号機の行動はすべてその準備にしか過ぎず、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』でついにゲンドウの目的が果たされようのすると思っていました。
ただ、ここにきて本予告の「初号機VS第13号機」のシーンが気になってきます。
初号機VS第13号機。シンジVS誰??。ゲンドウか、カヲルか?それとも…。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告【公式】より
AAAヴンダーの主機にされていたはずの初号機が第13号機と戦っています。初号機はカシウスの槍を持って、第13号機はロンギヌスの槍を持って戦っています。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告【公式】より
果たして初号機と第13号機は誰が乗っているのでしょうか?
このシーンには様々な考察がされており、面白い考察としては「初号機には旧劇場版のシンジが、第13号機には新劇場版のシンジが乗っている。」なんて考察もあります。
たしかに、本予告でシンジの覚悟を決めた表情から、初号機に乗っているのはシンジっぽいですが、第13号機には誰が乗っているか気になりますよね。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告【公式】より
Qでは、シンジとカヲルが乗っていたことや、本予告中にでてきた第13号機のカットが、TVアニメ版のカヲル初登場時の時の座り方と似ているという理由から、第13号機にはカヲルが乗っているのでは?という考察があります。
しかし、カヲルだとしたら「シンジと戦う」という部分に疑問があります。
シンジのことが好きなカヲルがシンジと戦うのは、何か相当な理由がない限りなさそうです。
しかし、第13号機はもともとゼーレの執行者として造られました。
今でこそゲンドウの目論見のため動いていますが、カヲルが誰かに強要されてシンジ戦うという展開はあるかもしれません。
TVアニメ版ではカヲルはゼーレに直接送り込まれた故にシンジと戦うはめになりましたし、旧劇場版の量産機のようにカヲルのダミープラグによって自立して動いているかもしれません。
もしかしたら、Qにて第13号機に取り込まれたカヲルの魂を糧に第13号機は動いているのかもしれません。
しかし、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』特報には第13号機がエヴァの極初期型制御装置に取り付けられ、それを意味ありげに見つめているゲンドウの姿がありました。
極初期型制御装置とは碇ユイが初号機にダイレクトエントリーして取り込まれたものです。
特報を観た時から個人的には、第13号機にはゲンドウが乗っている、というか一体化し、ヴィレと戦うと考察していました。
ただ、本予告にはヴィレメンバーやシンジと対面しているような構図のゲンドウが登場しており、一概にゲンドウが第13号機に乗っているとも言えなくなってきました。
もし、ゲンドウが改心してシンジやヴィレ側についたら上記のようにカヲル(魂かダミープラグ)など、他のものが第13号機を動かして初号機と戦うのかも知れません。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告【公式】より
「他のもの」と言いましたが、カヲル以外とすると、もしかしたらこの綾波レイっぽいなにかが第13号機を動かす可能性もあります。
綾波レイといっても「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」で登場した綾波や「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」で登場した綾波とは違い、新しく造られた綾波シリーズだと考えられます。
特報2では、この目が赤い綾波っぽいものが、ネルフの冬月と同じ場所にいるシーンも確認されており、もしかするとこの新しい綾波っぽいものが第13号機に乗って初号機と戦うかもしれません。
おまけ。敵性ヴンダーの主機は第13号機で決定か?

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告【公式】より
特報から登場していたこの黒いヴンダー。
AAAヴンダーと戦っているような場面もあり、ヴィレの敵、ネルフ側のヴンダーと思われます。
今までこのヴンダーの主機は第13号機かMark10と考えられてきましたが、ここにきてかなり有力で面白い考察が出てきました。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』本予告に登場した黒い敵性のヴンダーは4枚羽だということです。
正確に言うと、AAAヴンダーは初号機が主機だから2枚羽(初号機の腕は2本)、本予告に登場した黒い敵性ヴンダーは第13号機だから4枚羽(第13号機は腕が4本)だと言うことです。
これは面白いと思いました。さらに特報にでてきた敵性ヴンダーと本予告にでてきた敵性ヴンダーでは形が違うとの考察があります。
これは正直ちょっとわかりにくいですが、ヴンダーは何隻あるのかまだ不明ですし、第13号機が主機のものと、MarkシリーズであるMark10が主機なものがあるかもしれません。
ただ、そんな何隻も敵のヴンダーがいるとヴィレは果たしてネルフに勝てるのか?不安にもなります。
今のところ第13号機を主機としたヴンダーとAAAヴンダーが戦って両艦戦闘不能の相打ち、初号機VS第13号機の主機同士のバトルへというのが、だいたいの流れっぽいです。
しかし、これは「エヴァンゲリオン」です。何が起こるかわかりません。戦う場所がパラレルワールドなんてことも十分ありえます。
本予告が恐らく公開前最後の映像情報だと思うので、初号機VS第13号機以外の考察もしていこうと思いますので、これからもよろしくお願いします。
それでは次の記事で!