【チェンソーマン】蜘蛛の悪魔(プリンシ)徹底解説・考察。マキマに尽くしたチェンソーマン信者であり眷属の悪魔。についての記事をご覧いただきありがとうございます。
『チェンソーマン』第1部“公安編”にてチェンソーマンとマキマに尽くした妖艶な悪魔“蜘蛛の悪魔”。蜘蛛のような見た目とゾンビを圧倒する戦闘力に加えて転送能力まで持っており、出番は少ないものの需要な役割を果たした蜘蛛の悪魔について、能力や作中の活躍について「考察&解説していこうと思います。
目次
蜘蛛の悪魔(プリンシ)とは?人間に友好的な女型の悪魔。
登場作品 | 『チェンソーマン』 |
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名前 | 蜘蛛の悪魔(プリンシ) |
能力 | 他者を離れた場所へワープさせる |
所属 | 公安対魔特異4課 |
目的 | チェンソーマン(ポチタ)の復活 |
初登場 | 第34話“全員集合” |
印象的なセリフ | 「マキマ様、来てはいけません。」 |
蜘蛛の悪魔(プリンシ)とは漫画・アニメ『チェンソーマン』に登場するキャラクターです。「人に友好的だが癇癪で人を殺す」といわれており、心底人間が好きというわけではなさそうですが、公安対魔特異4課に所属し、なぜかマキマの命令には従順に従います。
上半身は黒髪長髪、容姿端麗の女性のような姿をしており、下半身は蜘蛛のような多脚、多関節の不気味な姿をしています。
蜘蛛の悪魔(プリンシ)の能力とは?他者を離れた場所へワープ!?銃の悪魔戦で大活躍
蜘蛛の悪魔は、“他者を離れた場所へワープさせる”能力を持っています。巨大な蜘蛛のような脚による攻撃も十分に強力ですが、便利なワープ能力まで持っているとは…敵でなくて本当に良かったですね。
強力すぎるためか、作中内での能力使用場面は少なく、更にマキマの命令でしか能力を使っていません。
ワープ時は頭から下半身まで正中線に走るジッパーを開く事で能力が発動し、プリンシの体を介して他者をその場所へ呼び寄せます。
また、物語終盤では銃の悪魔に対して能力を使用し際に、銃の悪魔の頭上に巨大なワープゲートのようなものが開かれており、明言はされていませんがプリンシの能力ではないかといわれています。
蜘蛛の悪魔(プリンシ)の活躍と死亡理由。地獄の死闘!チェンソーマンが助かったのはプリンシのおかげ。
蜘蛛の悪魔(プリンシ)の死亡理由は、闇の悪魔による『チェンソーマン』第1部“刺客編”にてサンタクロースに地獄に落とされた時、闇の悪魔に殺されてしまいました。
闇の悪魔はチェンソーマンの心臓を求めており、デンジは闇の悪魔に追い詰められてしまいます。腕を切り落とされ、他の公安メンバーがやられていくのを眺めることしかできませんでした。
公安のメンバーや魔人達だけでなく、クァンシまで闇の悪魔と戦いますが、全員瞬殺されて返り討ちになってしまいます。
闇の悪魔はこの時、公安メンバーを順に殺していっているような節があり、マキマを地獄に来るように誘ていました。
闇の悪魔の目的はチェンソーマンではなく、支配の能力で増長しつつあるマキマの殺害でした。
蜘蛛の悪魔(プリンシ)はマキマの支配されているわけではない?マキマを気遣うような言葉。
マキマは闇の悪魔が自分の命を狙っているとわかりつつもチェンソーマンであるデンジを死なせないため、地獄へ向かおうとします。
この時、蜘蛛の悪魔(プリンシ)はマキマに地獄に来てはいけないと進言します。マキマにはかまわないから呼べと言われてしまいますが、マキマの命を気遣っているように感じました。
他にも刺客編が始まるときマキマから「死体はなるべく回収しろ」という、マキマの正体に感ずいてしまいそうな命令もだされていることから、蜘蛛の悪魔(プリンシ)は元からマキマの正体も目的も分かったうえで協力していたと考えられます。
明らかにマキマの支配によって公安で働かされている悪魔たちは魔人にされている(一度誰かに負けて死にかけている)のに対し、蜘蛛の悪魔(プリンシ)は悪魔のままなのも注目です。
天使の悪魔や蜘蛛の悪魔の能力は替えが利かない銃の悪魔戦において大事な能力なので、魔人になって能力が変質・弱体化するのが不安だったのか?それとも蜘蛛の悪魔は力ずくで服従させなくとも従ったのか?
蜘蛛の悪魔(プリンシ)の元ネタ。権天使プリンシパリティと蜘蛛の糸。
蜘蛛の悪魔は(プリンシ)の名前の元ネタはキリスト教の天使“権天使プリンシパリティ”からきていると考えられます。詳しいチェンソーマンの眷属についての詳しい考察はこちらをぜひ読んでみてください。
また「地獄と現世をつなぐ」というところから蜘蛛の悪魔は(プリンシ)の元ネタは“芥川龍之介の『蜘蛛の糸』ではないか?”といわれています。
チェンソーマンの作者である藤本タツキ先生は、よく作品内で文豪の著書をリスペクトしたシーンや、設定を入れることがよくあるので十分ありえる元ネタの説だと思います。
蜘蛛の糸と違って、“地獄から天国へ”ではなく“現世から地獄へ”というのが皮肉がなんとも悪魔らしくていいですよね。
まとめ:蜘蛛の悪魔(プリンシ)は2部登場ができる。
#チェンソーマン
#ファイアパンチ
マキマもサンも信仰心が似てる— アリスケ (@walking_planets) February 27, 2023
チェンソーマンの信者か、もしかしたらマキマの信者だったかもしれませんが、蜘蛛の悪魔(プリンシ)がいなければデンジは間違いなく地獄で死んでいました。。
蜘蛛の悪魔(プリンシ)は登場シーンが少ないながらも重要な役目をきっちり果たした名脇役と言えるでしょう。
以上まとめると
- 蜘蛛の悪魔(プリンシ)とは『チェンソーマン』に登場する公安所属の悪魔。
- ゾンビを圧倒する戦闘力に加えて転送能力まで持っている。
- 公安対魔特異4課に所属しており、容姿は端麗、上半身は黒髪長髪の女性のような姿をしており、下半身は多脚など不気味な姿。
- 強力すぎる能力のためか、作中内での能力使用場面は少なくない。
- 死因はチェンソーマン第1部「刺客編」で、サンタクロースが地獄に落とされた際に闇の悪魔と戦い殺された。
- マキマを気遣うような言葉、マキマの正体もわかってしまうような大切な命令もだされていることからマキマの腹心のような立場だったかもしれない。
- 蜘蛛の悪魔(プリンシ)はチェンソーマンの眷属。
- 名前の元ネタはキリスト教の天使「権天使プリンシパリティ」からきていると考えられている。
- 能力の元ネタは芥川龍之介の「蜘蛛の糸」。
蜘蛛の悪魔(プリンシ)はデザインも能力も元ネタも秀逸なキャラクターです。アニメでも魅力的でしたし、2期での活躍も楽しみです。
さらに『チェンソーマン』2部ではチェンソーマンの能力や過去、地獄での出来事が深堀されるようなので、チェンソーマンの眷属である蜘蛛の悪魔の過去の回想や、再登場にも期待できるかもしれませんね。
以上最後まで読んでいただきありがとうございました。