今回は漫画・アニメ『チェンソーマン』に登場する【天童ミチコ】について考察・解説していこうと思います。
バディの黒瀬とともに強キャラ感あふれる感じで登場したのにもかかわらず、早々に退場した天童ミチコ。
アメリカの刺客にやられる前に残した奇妙なセリフ「話しときたい事」について、さらに契約悪魔である罰の悪魔についても考察&解説していきます。
マキマの正体にも気が付きかけていた切れ者で、絶妙に空気読めないのが黒瀬と一緒で頭のネジがはずれている感じがしてました。
目次
天童ミチコとは。京都公安の美人デビルハンター。
名前 | 天童ミチコ |
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性別 | 女性 |
身長 | 170後半から180前半(173㎝のマキマと比べて) |
所属 | 京都公安 |
契約悪魔 | 罰の悪魔 |
バディ | 黒瀬ユウタロウ |
師匠 | スバル |
初登場 | 26話 |
死亡話 | 55話 |
天童ミチコとは漫画・アニメ『チェンソーマン』に登場する京都公安所属のデビルハンターです。
高身長で顔に傷痕、雑に束ねられた後ろ髪が特徴的で、黒瀬との場慣れしている言動から察するに、そこそこの実力者だと感じます。
初登場時は、マキマに付き添って行動したり、狐の悪魔との契約を破棄されたアキの新しい契約悪魔を斡旋したりと、公安のなかでもそれなりに高い立場の人間だとわかります。
バディの黒瀬と比べると真面目なものの、マキマに死亡疑惑が出たときも、アキが姫野の死に打ちひしがれているときも飄々とした態度で、彼女も十分“頭のネジが外れている”ことが少ない描写からもわかります。
連載当時は「京都弁、美人、強そう」という理由から、初登場の時からファンがいました。それだけに最期が悲しい…。
天童と黒瀬の契約悪魔の罰の悪魔とは?恐るべき罰の悪魔の圧殺能力。
名前 | 罰の悪魔 |
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ビジュアル | 男性のような体つきに髑髏のような顔。巨大で何体もいる。 |
契約者 | 天童ミチコ 黒瀬ユウタロウ マキマ(天童、黒瀬越し) |
能力 | 対象の圧殺 |
契約代償 | 命 |
天童ミチコの契約悪魔は黒瀬と同じ“罰の悪魔”です。作中に天童自信が悪魔の能力を行使している場面はありませんが、76話でマキマに支配されているときにその全貌をみせました。
罰の悪魔とは、その名の通り悪事を行った物に対して、罰を与える悪魔だと推察されます。対象を命と引き換えにどこにいても殺します。
ヤクザを圧殺した時も、銃の悪魔を攻撃した時のいづれも“攻撃を受けてから”攻撃しており、対象の攻撃に反応するカウンタータイプの悪魔だと考えられます。
契約者は天童ミチコと黒瀬ユウタロウのみしか明確に判明していませんが、二人の顔には同じ個所に傷があり、何らかの代償を支払っている可能性があります。
毎回命を求められていたら、文字通り命が何個あっても足りません。
もしかすると嗅覚を代償にしていたり?契約代償が重すぎ仲間の呪いの悪魔も代償に五感をもらっていたようだし。
罰の悪魔はマキマに使われていた?「話したいこと」はマキマの能力について。
マキマは京都で東京にいるヤクザを攻撃した時、神社に死刑囚を集めました。
死刑囚の命を使うことで東京にいるヤクザはまるで上からみえない何かに押しつぶされるように圧死しました。
この際天童ミチコと黒瀬ユウタロウは目隠しをしており、天童の口から「マキマは内閣官房長官直属のデビルハンターだから、契約悪魔は一端のデビルハンターでは知ることができない」と語られました。
しかし、これはミスリードであり、そもそもマキマの正体は支配の悪魔で、内閣総理大臣と契約している悪魔でした。
マキマの能力は1つで、自分より格下の相手を支配できるというものだけです。人間を圧死させる能力なんてもっていません。
「外して良し」というセリフから二人は命令されて目隠しをしていたのでしょう。まるで犬のように命令を聞かせることで、マキマは2人を”格下”にして、2人の契約悪魔を使ったのだと思います。
スバルに話すことができていたら…。天童死亡時のふんだんに盛り込まれた伏線。
スバル「悪魔は鼻が利く」⇽マキマはポチタが胸にいるのを鼻がいいからわかると言ってた
↓
天童「話しておきたい事がある」⇽自分が契約しているはずの罰の悪魔がマキマにつかわれたかも
↓
アメリカの刺客にやられた所を上から監視してるカラスこの辺の伏線は今みてもすごい
— アリスケ (@walking_planets) December 13, 2022
刺客編にて東京に召集された際、京都から東京に向かう途中に天童と黒瀬、スバルはアメリカの刺客に殺されてしまいました。
この時、支配の悪魔であるマキマの伏線が張られていたことが後にわかります。
タバコを吸って休憩する3人、黒瀬はなぜデンジを刺客から隠しておかないのかスバルに疑問を投げかけます。スバルはこの疑問に対して「悪魔は鼻がいいから隠してもすぐに見つかる」と返答します。
マキマは一巻の時点で、デンジの胸の中にポチタがいることを匂いで感じており、鼻がいいことが判明していました。
さらにここから、天童はマキマに会ったときに感じた違和感をスバルに伝えようとします。
“話しときたい事”があると…。
残念ながらここで3人はアメリカの刺客に殺されてしまいますが、天童の「話しときたい事」とは、自分が契約している罰の悪魔がマキマに使われていたかもしれないということです。
マキマは刺客編にて、またも目隠しを部下(岸辺)にさせるシーンがありますが、その時には目隠ししている部下(岸辺)が契約している”ナイフの悪魔”の能力を使っているように見えます。
マキマが部下に目隠しをさせるとき、目隠しをさせた相手の能力を使っているのはまず間違いなさそうですね。
さらに、天童や黒瀬が死亡した時、アメリカの刺客たちの上にはカラスが飛んでいます。
マキマは作中で下等生物の目や耳を借りることが明言されており、その能力を行使している可能性があります。
銃の悪魔戦にて罰の悪魔は重要な役割をしており、マキマは罰の悪魔と契約している人間を支配したかったのでしょう。
刺客編にマキマは、集めた公安のデビルハンターほとんど死ぬことをあらかじめわかった上で、部下の蜘蛛の悪魔に死体をなるべく回収することを命令しています。
「なぜか、護衛任務(やられてからじゃ遅い)にカウンタータイプの悪魔と契約している自分たちが呼ばれた」ということも、天童がマキマに不信感を強めていた理由の一つかもしれませんね。
まとめ。天童は死ぬ悲しい運命にあった…。罰の悪魔の再登場に期待。
マキマが銃の悪魔の倒し方を思いついた時点で、罰の悪魔と契約している天童の死は確定していたのでしょう。
銃の悪魔はマキマを殺す前に何千人もの人を殺しています。それだけ罪があればきっと物凄い罰を与えられたのだと思います。
以上まとめると
- 天童ミチコはマキマの正体にも気が付きかけていた切れ者
- 絶妙に空気が読めないのが頭のネジがはずれている感じがする。
- 天童の契約悪魔は罰の悪魔。
- 罰の悪魔はマキマに支配されているときにその全貌をみせた。
- 罰の悪魔とは悪事を行った物に対して罰を与える悪魔だと推察される。
- 罰の悪魔の代償は命か五感。
- マキマは目隠しをさせる命令をすることで天童から罰の悪魔の能力を借りていた。
- 天童の「話しときたい事」とは、自分の契約悪魔である罰の悪魔がマキマに使われていたかもしれないということ。
罰の悪魔はいまだ謎が多い悪魔です。永遠の悪魔がアニメで登場した時に漫画連載の2部でも登場を示唆されていました。
2部の”1部悪魔再登場の波”に乗って、罰の悪魔も再登場してほしいですね。
罰の悪魔を使いこなしていた天童と黒瀬がいた京都公安のお話も番外編でもいいから読みたいですね。
スバルは何の悪魔と契約していたのか、天童と黒瀬は普段どうやって悪魔を倒していたのか気になりますよね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。