
『特報映像』や各イベントが、次々公開され、期待が高まり続けている『エヴァンゲリオン』。新劇場版シリーズである『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』に向けて、ファンも制作陣も公開日を今か今かと待ちわびています。
しかし、そんな『エヴァンゲリオン』によからぬ噂が!?
今回はその『よからぬ噂』の真相や、今後の『エヴァンゲリオン』の展開について解説していきます。
『エヴァ制作会社ガイナックスの社長逮捕』という言葉の嘘と本当。
今回の事件について順に解説していきたいと思います。
先日、ガイナックスの社長が、声優志望の女性に対して強制わいせつを行った罪で、逮捕されました。
それに対して『エヴァ制作会社ガイナックスの社長逮捕』という報道が、一部報道機関によってされました。
しかし『エヴァ制作会社ガイナックスの社長逮捕』という言葉には、明らかにミスリードが含まれており、悪意のある言葉になっています。
というのも、確かに『エヴァンゲリオン』を制作していたのは『ガイナックス』という会社でしたが、今現在『エヴァンゲリオンシリーズ』を制作しているのは、『カラー株式会社』です。
『エヴァンゲリオン』の監督であり、『ガイナックス』の取締役だった庵野秀明監督は、め2006年に『カラー株式会社』を設立し、2014年には『ガイナックス』から『カラー株式会社』へと『エヴァンゲリオンシリーズ』の全版権が移されています。
よって確かに『ガイナックス』は『エヴァンゲリオン』を制作していたことは事実ですが、『エヴァンゲリオン』と、『ガイナックス』には現在何の関係もないのです。
にもかかわらず、いかにも『エヴァ』の制作に『ガイナックス』が関わっているかのような報道がされました。
さらに、今回誤報をした報道会社の中には、『カラー株式会社』と組んで『エヴァンゲリオン』を盛り上げている会社もありました。
部局が違えば目先の利益を優先し、ちょっと調べれば分かることを平気で報道してしまう会社に対してSNSでは批判が殺到しています。
「自局の首をしめている」「マスコミに対しての信頼がどんどん落ちていく」「所詮アニメと思ってなめすぎ」
今回の事件は『エヴァンゲリオン』に全く関係ないものを、報道機関が勝手に関係あるものにしただけ。なので、すこしでも誤解してしまった方に真実が伝わることを願っています。
カラー株式会社は、同件が2020年6月公開予定の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の製作に影響がない旨と共に、被害者へのお見舞いを表明しています。
カラー株式会社が、発表した声明文で「ガイナックス及びこれに類する称号を有する法人」と表現しているのは、2014年以降、ガイナックスの関係者等が「ガイナックス」の名を冠した企業を立て続けに設立していた背景があるからです。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開日に変更なし!
今回、無知な一部のマスコミが「エヴァの新作にも影響でるか?」というような見出しを掲げていますが、何度も言うように『エヴァンゲリオン』と今回の事件には何の関係もなく、エヴァシリーズ最新作の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開日に遅れは発生しません。
今回の騒動では、マスコミの発表を鵜呑みしてしまった方がSNSで拡散するなど、しなくていい勘違いをしてしまう方いました。
第一、今回の事件で肝心な部分は『権力を振りかざした社長が、女性を騙してわいせつ行為に及んだ』ということです。
それに対して『エヴァ』という単語を、客寄せのように使った事。それに対して騒動が起きている事に、被害者の女性が本当に痛ましくて仕方がありません。
まとめ
- シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開に支障はない。
- 『ガイナックス』と『エヴァ』は現在、関係がない。
- 『ガイナックスの社長』が犯罪を犯してしまったことは事実
以上を間違えずに、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開をたのしみにしましょう。
今回は多くの人が『しなくていい事』をさせられることになって、『しなくてはいけない事』を忘れさせることになってしまいました。
被害者女性が、1日も早く回復されることを願います。