【メイドインアビス】獣相とは?徹底考察&解説。探窟史の“恥部”、生まれながらの“成れ果てについての記事をご覧いただきありがとうございます。
アニメ二期も大成功を収めた『メイドインアビス』。最新話も毎話最高に面白いです。
今回は、ついに姿を現した白笛の一人“神秘卿スラージョ”が率いる獣相集団、呪詛船団(ヘイルヘックス)”の“獣相”について考察&解説していきます。
目次
獣相とは。見た目は成れ果て、中身は探窟家。
登場作品 | メイドインアビス |
---|---|
名称 | 獣相 |
主な獣相 | ニシャゴラ、フラパム |
「獣相」とは、アニメ『メイドインアビス』の世界で用いられる、獣の特性を持つキャラクターを指す言葉です。これらのキャラクターは、生まれつきその特性を持っています。
この言葉は、アビスの探窟家の最高位の称号である「白笛」を保持する者や、アビスの呪いについての情報が限られている「一部の人々」の間でのみ使われています。白笛のスラージョによると、獣相はアビスの呪いで形が変わるもの(上昇負荷によって生じる「成れ果て」)とは違い、生まれつき獣の特性を持つキャラクターを指すとのこと。
では、獣相とは一体どんな能力があるのでしょうか。これまでわかっている情報をまとめてみました。
これまで“獣相”についてわかっている能力は?獣の見た目は伊達じゃない。
未だ謎多き「獣相」という言葉。スラージョたちは獣相の裏切り者を追っているようです。
64話現在で“獣相”についてわかっていたことは
- スラージョは“獣相”ではない
- 文字通り獣のような見た目と人間離れした戦闘力が手に入る
- 供物、いけにえや人柱のような物と関わりがある。
- “獣相”の中にも特別な“獣相”がいる
- あのボンドルドも欲しがっている。
- 期限がある?
- 上昇負荷が効かない
- レグの様に白笛で身体強化される
あのレグと戦ってもピンピンしているニシャゴラ、恐ろしい戦闘力と耐久力です。
スラージョにまきついている獣相も、なにか特別な力があるのだと考えられます。
成れ果ては勲章、獣相は恥!?獣相の出自と明かされた新事実。
すべてキャラクター同士の会話や戦闘描写から得た情報で、確定しているわけではありませんが、65話にて明かされた新事実は
- 成れ果てとは“成れ果て方が違う”
- ナナチとファプタとは違う
- オースでは秘匿された情報
- 獣相とは生れながらの成れ果て
- 獣相は探窟史の“恥部”
- 獣相は見つけ次第“処分”される
特に気になるのは「生れながらの成れ果て」「探窟史の“恥部”」という部分です。成れ果ては言い換えれば名誉の勲章、常人ではたどり着けないアビスの奥地にたどり着いた証なのに対し、獣相は恥とはどういう意味なのでしょうか…。
生れながらの成れ果てといえばアニメ二期でも話題になったイルミューイの子供です。
しかし、あれには知性はなくアビスの遺物の力によって生まれたものでした。
獣相はアビスの呪いや遺物のせいではなく、探窟史の恥というからには、出自には“人間のエゴ”や“人間の過ち”が関わっていそうです。特に供物、いけにえや人柱を匂わせる発言や、ボンドルドが興味を示しているのが最悪… いや最高にゾクゾクしますね。
主な獣相となるキャラクター。『切込番』用心棒のニシャゴラと『倉庫番』フラパム。
ボンドルドはスラージョ(というより呪詛船団や獣相)に興味津々、ちょっかいをかけあっているのかお互いの探窟隊同士で戦ったこともあるようです。
ボンドルドはスラージョがまともじゃない方法で“獣相”なるものを引き連れていることを突き止めており、それが人の道から外れているのではないかと遠回しに皮肉を言われた際には、スラージョは顔を曇らせています。
それでもスラージョに付き従っているニシャゴラとフラパムに不満はなさそうです。
『切込番』用心棒のニシャゴラ。白笛の力でパワーアップ。
ニシャゴラとは猫のような見た目が特徴的な女性の獣相です。レグに勝るとも劣らない怪力と素早さをもち、白笛の音色によってさらにパワーを増します。
豪胆な性格の持ち主で言葉使いや所作からは品を感じませんが、リコたちを気遣ったり敬意を払う様子から悪い人(?)ではなさそうです。
呪詛船団(ヘイルヘックス)では『切込番』を務めており、用心棒という肩書から、まだまだ描かれていないだけで戦闘力は白笛にもまけないくらいには高いかもしれません。
『倉庫番』フラパム。格納しているのはアビスの遺物か?
フラパムとは呪詛船団(ヘイルヘックス)に所属する獣相です。人間離れした異形の見た目と、よだれを垂らしたぬいぐるみのような、ミーティのような姿から当初は成れ果てかと思われていました。
スラージョの肩にまきついており、戦闘力は低そう…というか自力で歩いたり話すことができるかもわかりません。
しかし、『倉庫番』という肩書は目を引きます。
倉庫“番”というからには倉庫を“守れる”力、あるいは“倉庫そのもの”の役割をもっていると考えられます。
個人的には『呪術廻戦』に登場する伏黒甚爾が従えていた格納呪霊のように、武器や遺物を体内に格納しておけるのではないかと予想します。体型も似てるし…。
まとめ。呪詛船団(ヘイルヘックス)の要である獣相。獣相の秘密はリコの秘密にもつながる?
メイドインアビス65話『ただ中にいる』
更新されました。https://t.co/zOjpGSKsR5 pic.twitter.com/lgHwYOnODD— つくしあきひと (@tukushiA) May 30, 2023
獣相は生まれつきの成れ果てで探窟史の恥部、でも強くて不思議な力を持っている。呪詛船団(ヘイルヘックス)の要、スラージョが神秘的と呼ばれる所以が獣相にありそうですね。
以上まとめると
- 獣相とは呪詛船団に所属しており、獣のような見た目をしている人たち。
- 獣相は白笛で力を増す。
- 獣相はなれ果てのような見た目をしているが成れ果て方が違う。
- 獣相は生まれつき獣のような見た目をしており生まれつき成れ果て。
- 成れ果てと違い、知性が残っていようがいまいが発見次第処分される。
- 獣相は探窟史の「恥部」。
- 獣相にはいけにえや供物、人柱のようなものがかかっているかもしれない。
- 獣相にはあのボンドルドも興味を示している。
獣相…なんて魅力的な単語でしょうか、「カートリッジ」「成れ果て村」など、これだけヤバいけど神秘的な物が描かれてきて、まだヤバそうだけど神秘的なものが描ける、つくしあきひと先生は偉大です。
特に注目なのは“アビス”と“生れながら成れ果て”という点です。
『メイドインアビス』主人公のリコはアビスの深部で死産で生まれ、遺物の力で生き返りました。果たしてリコは人の形をして生まれてきていたのでしょうか?
もしかしたらリコも成れ果ての姿で生まれてきた獣相だったりして…。考えすぎかもしれませんが、リコの出生の秘密にはもう一つなにかありそうなのでここらで明らかになってほしいです。
黄金卿編でだいぶ掘り下げられたかのように思えた“成れ果て”にもまだまだ秘密がありそうで、先が気になってたまりませんね。
最後までご覧いただきありがとうございました。