
2021年12月3日より公開されるヴェノムシリーズ最新作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 』がファンからの注目を集めています。
感想記事もよければぜひ!
劇中には「ヴェノム」よりも、さらに凶悪な敵「カーネイジ」が登場し、一作目の『ヴェノム』よりもさらに過激なバトルが期待できます。
ヴェノムよりもさらに凶暴なキャラクターである、カーネイジが劇中でどんな活躍をするか楽しみです。
カーネイジはその設定も異色なものであり、この“カーネイジ”というキャラクターの元ネタや、誕生に深く関わるシンビオートという存在がなんなのかを知ることで楽しむことが出来ます。
そこで今回は『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 』に登場する“カーネイジ”や“シンビオート”、そしてその派生キャラクターについて解説していこうと思います。
目次
- シンビオートとは?宇宙から来た寄生生物。
- カーネイジ誕生の秘話。殺人鬼がヒーローの力を持ってしまった姿。
- シンビオートが生み出した派生キャラ。中には女性も。
- フィギュア、グッズを買う時の注意点。
シンビオートとは?宇宙から来た寄生生物。
シンビオートとは宇宙から来た寄生生物であり、人間や動物に寄生することで力を発揮することができます。
体は変幻自在で爪や牙、刃を作りだすことができる上、衣服に擬態することもできます。
勘違いされがちですが、ヴェノムやカーネイジとは人間とシンビオートが共生している時のキャラクターの名前であり、人間や動物に寄生していなネバネバの状態の時の名前ではありません。
ただ、ややこしいので下記では、エディに寄生しているシンビオート単体をヴェノムと呼びます。(公式でもそう呼んでいるときが結構ある。)
寄生した状態のシンビオートは、武装した特殊部隊を相手にしても余裕で勝てるくらい強いですが、シンビオート全体に共通して熱と高周波に弱いという弱点を持ちます。
また、寄生した人間や動物の特徴を覚える能力があります。
コミック版『スパイダーマン』に初登場した際は、寄生主のピーターパーカーの“蜘蛛の能力”を自由に扱うことが出来ました。
それは第2の宿主であるエディに寄生した際にも使用することができ、その証として胸にスパイダーマンのようなマークがついていました。
映画版ではピーターパーカーは登場せず、シンビオートはスパイダーマンに寄生していないので、ウェブシューターやスパイダーセンスなどの能力を使うことができません。
シンビオート事に宿主に好みがあるようで、エディに寄生したヴェノムはお互いのことを尊重し、良好な関係を築いていました。
原作コミックでは、シンビオートが宿主のアドレナリンを餌としており、人間の憎悪や凶暴性を駆り立てさせるという設定があり、映画版でもその設定は引き継がれているようです。(アドレナリンが餌になっているという設定は劇中には無い。)
しかし、どちらかと言えばシンビオートが寄生した人間のもともと持っていた感情を増長させるようなものであり、憎悪や凶暴性を引き立たせることもあれば、自身や正義感を引き立たせることもあるようです。
もともと善性を持っていたエディに寄生し、ヴェノムとなったシンビオートは、結果としてダークヒーローのような存在になりました。
しかし、そんなシンビオートが“殺人鬼”に寄生してしまうというお話が『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 』では、描かれます。
カーネイジ誕生の秘話。殺人鬼がヒーローの力を持ってしまった姿。
カーネイジとは、殺人鬼キャサディがヴェノムのシンビオートの一部を取り込んで変身した姿であり、史上最凶のヴィランとしてファンからの人気が高いキャラクターです。
宿主の感情、特に凶暴性を引き立たせるシンビオートにとって殺人鬼のキャサディは最高の宿主であり、宿主が暴力に対して理性のタガが外れているため、ヴェノムやスパイダーマンと比べても格段に戦闘力が高いです。
凸凹コンビながら、お互いを尊重し、共生しているエディとヴェノムに比べて、キャサディとカーネイジはまさに一心同体であり、細胞レベルで融合して完全にひとつの生物になっています。
エディとヴェノムが自らのことを「俺たち(We)はヴェノムだ」と呼ぶのにたいして、キャサディとカーネイジは「俺(I’m)」といいます。
原作コミックでは殺人を重ねて刑務所に投獄中、同じく同房であったエディがヴェノムの力を使って脱獄するところに遭遇し、ほんの偶然からシンビオートの一部に寄生されることになります。
脱走したキャサディは、手に入れた力を使い文字通り大虐殺(カーネイジ)を引き起こし、スパイダーマンと戦闘します。
ヴェノムはカーネイジの誕生に責任を感じており、その戦いに参戦。
スパイダーマンと初めて共闘し、やっとカーネイジを倒すことができました。
しかし、実写映画版ではスパイダーマンは出てきません。
高熱と高周波が弱いというシンビオート共通の弱点はありますが、その弱点はヴェノムも同じであり、どうやって倒すかが見所です。
シンビオートが生み出した派生キャラ。中には女性も。
既に劇中に登場した、ヴェノムやライオット、シーヴェノム以外にもシンビオートが寄生して誕生したキャラクターが原作には多く存在しています。
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 』に登場するかはわかりませんが、もしかするとカーネイジを倒すきっかけになるキャラクターが登場する可能性もあります。
スクリーム
ドナ・エディゴという女性がシンビオートに寄生された姿であり黄色と赤という派手な色が特徴敵です。
シリーズ一作目『ヴェノム』に登場したラスボス「ライオット」を誕生させたライフ財団と深く関わりがあり、映画にも登場させやすいキャラクターだと思います。
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 』に登場するかは不明ですが、ファンからの人気が高いキャラクターであり続編登場への期待されています。
アンチヴェノム
エディがヴェノムと離れ、薬物によって変異した姿です。
ヴェノムの黒地に白を基調としたデザインを反転させたような見た目をしており、その見た目からインパクトは抜群です。
シンビオートを寄せつけず、寄生された人からシンビオートを取り除くというチートのような能力を持っていますが、その得意な設定から映画に登場するのは難しそうです。
トキシン
カーネイジから生まれたシンビオートが、警察官のパトリックに寄生した姿であり、個人的に映画登場有力候補です。
善良な警察官であるパトリックは、シンビオートによる暴力性の増長を抑え、ヴィランにはならなかったという経緯を持ちます。
カーネイジと深く関係した存在であり、もしかするとヴェノムと共闘したカーネイジと戦う姿を劇中で観られるかも知れません
フィギュア、グッズを買う時の注意点。
シンビオートの派生キャラクターは他にも犬に寄生した姿だったり、アニメでは恐竜に寄生した姿なんかもあります。
歴史が長いキャラクターということもありコミックや実写映画版で同じヴェノムでも見た目に違いがあります。
筆者の友人は実写映画版のヴェノムを気に入ってAmazonでグッズを購入した際、間違ってコミック版のヴェノムのグッズを買ってしまったとなげいていました。
グッズになっていると実写映画版のヴェノムでもデフォルメが効いていて、ファンでもコミックやアニメと見分けが付きにくいです。
そこでポイントですが、まずグッズを買う時の注意点として、ヴェノムであれば“胸にマークがあるか”気にしてみましょう。
上記でも書きましたが実写映画版のヴェノムはスパイダーマンに寄生していないので胸にマークがありません。
カーネイジに関してはマークがもともとないので、見分けにくいです。なので、しっかり表記を見て買いましょう。
“『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』 カーネイジ”と記載されていれば実写映画版のグッズですが、 “MARVELCOMICS”と記載されているものはコミック版のグッズだったりします。※ただし“MARVELレジェンド”は映画版のグッズがあります。
他にも細かくいえば顔つきや骨格が違いますが、よく分からないという方は、注意して表記を読んでみましょう。
そこまで気にしないという方はいいですが、映画が好きでそのグッズが欲しいという方は、参考にしてみてください。
2018年公開の実写映画『ヴェノム』は素晴らしい出来で、映画からヴェノムを知ってファンになったという方はとても多いです。
その続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は2021年12月3日公開ということで楽しみに待ちましょう。
公開後はレビュー記事もあげようと思いますのでその時はぜひ読んでいただけると嬉しいです。
それでは次の記事で!