今回は漫画・アニメ『チェンソーマン』に登場する悪魔たちをランク付けしていこうと思います。
キャラクターにランキングをつけていくのではなく、悪魔の種類や能力について注目して階級をつけていきます。
これから、どんな悪魔が登場してもいいように、悪魔たちのクラス分けをしてその強さをランク付けしてみました。
『チェンソーマン』には魅力的な悪魔が登場しますが、ひとえに悪魔といっても“超越者”や“四騎士”、“魔人”などいろんな呼び方があります。
どのタイプの悪魔が強いのかはっきりさせてみましょう。
筆者はバッタが嫌いなので、バッタの悪魔がいたら強そうだと思いますが、人によってはバッタが好きだという人も食べる人もいるので、作中に登場することがあってもそんなに強くないかな?
目次
【おさらい】悪魔の強さは人からの恐怖度で決まる。
まず大前提として、『チェンソーマン』の世界で悪魔が生まれる理由となぜ強さにばらつきがあるのか解説します。
『チェンソーマン』世界では、人間が恐怖するものの名前を冠する悪魔が生まれてきます。
悪魔の強さは自分の冠する名前がどれくらい恐れられているかで強さが決まるのです。
以上の理由から、同じ悪魔でもにわとりの悪魔と、銃の悪魔では強さのレベルに違いが出てくるわけですね。
悪魔の種類別強さランキング。一位は堂々の超越者。
超越者とチェンソーマンはたしてどっちが強いのか…。
— アリスケ (@walking_planets) December 7, 2022
『チェンソーマン』の作品内ではすでに“最強の存在”は明言されています。
それは“超越者”と呼ばれる悪魔たちです。彼らは一度も殺されたことがなく、輪廻転生を一度も経験したことがありません。
作中に登場したのは“闇の悪魔”一体だけですが、複数いることも作中で示唆されています。この超越者を最上位として、説明は後回しにして先ずはランクを発表します。
1位 | 超越者 例:闇の悪魔 |
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2位 | 四騎士 例:支配の悪魔 |
3位 | 眷属を増やせる悪魔 例:人形の悪魔 |
4位 | 能力を二つ持っている悪魔:天使の悪魔 |
5位 | 能力一つだけの悪魔:カビの悪魔 |
6位 | 能力なしの悪魔:にわとりの悪魔 |
あくまで、これはキャラクターのランキングではなく、悪魔をカテゴライズした場合のランクです。
最強ランキングでは、チェンソーマンが1部連載終了時では一位ですが、2部ではどうなるかわからないことと、チェンソーマンも最初から最強ではなかったでしょう。
チェンソーマンが強い理由はこちら
1位は根源的な恐怖を持つ超越者。反復可能な恐怖と反復不可能な恐怖。
『チェンソーマン』のキャラクター強さランキングは度々論争が起きています。上記のチェンソーマンが最強キャラだという言葉も納得いかなかった人がいるでしょう。
悪魔の階級を強さでわける時、まず超越者を一番上に持ってきたのには理由があります。
それは、作中で一度も死んだことがないと語られているからというのもありますが、彼らの冠する名前のものは“反復不可能”な恐怖を持っているからです。
悪魔の強さを決めるのに恐怖という指標があっても、なぜ最強キャラ論争がおこってしまうかというと、それは人によって物に対する恐怖の度合いが違うからです。
当たり前なことですが重要なポイントだと思います。
例えば、バッタを嫌いな人もいれば、好きな人もいます。
そうすると、バッタの悪魔が出てきたとして嫌いな人は強いキャラと思いますが、好きな人は弱いと思います。
そうすると作中で無敵として語られる超越者の闇の悪魔も、闇が怖い人もいれば怖くない人もいるはずなのでほんとに強いのかわからなくなってきます。
『チェンソーマン』の作中では、超越者達のことを根源的恐怖を持つものだからこそ強いのだと語っていますが、その名の通り人類のおそらく誰しもが持っている本能的な恐怖のことだと思います。
死や闇というのは生物である以上、逃れられない恐怖です。
そして、根源的恐怖というのは、反復不可能な恐怖のことだと思います。
ホラー映画が嫌いな人も何度も観ればホラー映画に慣れますし、ジェットコースターが嫌いな人も何度も乗れば恐怖は全て消えなくとも軽減されていきます。
実際の恐怖症の訓練にも、克服のために何度も恐怖しているものを実践するというものがあります。反復することで恐怖には慣れることができます。
しかし、暗闇は何度入っても暗闇のままです。死も一度体験したら、それこそ悪魔でもない限り二度と生き返ることはできません。反復不可能な恐怖なのです。
人間は闇に明かりを灯すことで闇の怖さを軽減したり、思想信条で死への恐怖を軽減することはできても、決して0にすることはできません。
これが超越者とそれ以下をわける最大の理由だと思います。
ランク2位:所有物で能力大上振れの四騎士。
『チェンソーマン』世界では、四騎士が超越者より下の位に位置していると思います。
理由は彼らだけ能力の解釈に一定の規則性とルールがあるからです。
四騎士である支配の悪魔も戦争の悪魔も能力は違いますが、所有物によって強さが変動します。
支配するもの、武器にするものによって大きく強さが変動し、物や数によっては超越者にも匹敵する強さになる可能性があるので、二位としました。
ランク3位:戦力増強しやすい眷属を増やせる悪魔達。
ここでいう“眷属を増やせる”というのはチェンソーマンのようなカリスマがあるかではなく、自分で軍隊を増やせるかといったほうが正しいかもしれません。
ゾンビの悪魔や人形の悪魔は自分の能力で軍隊を造ることができます。支配の悪魔も戦争の悪魔も戦力を増強する手段は持っていますが、彼らほど簡単ではありません。
眷属を増やせる系の悪魔の中に、自我を持たせたまま眷属にできるものはいまだ登場しません。(強化後の人形は判別不能)
しかし、仮に“自分を恐れる”眷属増やせる悪魔が出てきたら、人類の数だけパワーアップできてしまい、それはもう超越者と変わらない人類共通の恐怖対象になることができます。
その可能性と伸びしろを考慮して三位としました。
ランク4位:ずるい!?能力を二つ持っている悪魔達。
天使の悪魔
能力を2つ持つ悪魔とは、天使の悪魔のように「寿命を吸い取る」「武器を造れる」という二つの能力を持っている悪魔達のことです。チェンソーマンもこの枠に入ります。
基本悪魔は、自分の冠する名前に由来した能力を持っていますが、彼らは能力を飛躍させることができています。
天使の悪魔の能力も正確には「吸い取った寿命で武器を造れる」というものです。
寿命云々は、天使らしい能力ですが、武器というのは天使からかなり飛躍した能力ですよね。
寿命を吸い取る能力では超越者にかないませんが、寿命を吸い取って造った武器を携えていけば、勝負では勝ち目があるかもしれません。
チェンソーマンも体にチェンソーをはやす能力だけでなく、食べた悪魔の輪廻転生を断ち切る能力があるからこそ、悪魔から恐怖を集めてあそこまで強くなれました。
しかし、強力な能力を持っていても支配されては元も子もないため、4位とさせていただきました。
ランク5位:伸びしろがない能力一つだけの悪魔。
能力が1つだけの悪魔でも能力に恵まれれば強い悪魔になれるでしょう。
しかし、いくら能力を極めても伸びしろがなく、結局人間の恐怖度に能力の精度も左右されてしまうため、五位とさせていただきました。
カビの悪魔とか対人戦だと最強だと思うけども…。
ランク6位:なぜ生まれてきた?能力なしの悪魔。
なぜ生まれてきたのか能力がない悪魔たち。
彼らは、人によっては怖がるものレベルではなく、一部の恐怖症レベルの人しか怖がらないものの名前を冠しています。
ナマコの悪魔や鶏の悪魔は、ほぼ無害で特質な能力を持っていません。強いて言えば外見が悪魔らしいことと人語を話せるくらいです。
彼らも恐怖によって強さが決まる以上、強くなる可能性はあります。例えば、にわとりの悪魔であれば、鳥インフルエンザが猛威を振るえば人間から恐れられ強くなるかもしれません。
携帯電話も、とあるホラー映画で一気に怖がる人が増えたこともありました。何が怖がられるようになるかわからないので、能力がない悪魔たちも希望をもって生きていってほしいです。
まとめ:超越者>四騎士>その他
『チェンソーマン』の人間の恐怖によって悪魔が強くなるという設定は、考えれば考えるだけ面白い設定だと思います。
物語のどんでん返しもできますし、意外なキャラが強さを発揮する展開もできる神設定だと思います。
以上まとめると
- ひとえに悪魔といっても作品内では「超越者」や「四騎士」「魔人」などいろんな呼び方がある。
- 悪魔の階級を強さでわけた場合、超越者は1位。理由は全人類から消えることのない反復不可能な恐怖を持っているから。
- 2位は四騎士。理由は他の悪魔の力も取り込める可能性が大きくあるから。
- 3位は眷属を増やせる悪魔。理由は戦力を増強させやすいから。
- 4位は能力を二つ持っている悪魔。理由は基本悪魔の力は冠する名前の能力に左右されるが、二つ目の能力は名前から飛躍して強い可能性があるから。
- 5位は能力が一つの悪魔。理由は四位よりもポテンシャルが低いから。
- 6位は能力がない悪魔。かわいそう。
細かくクラス分けしましたが、チェンソーマンが例外的に当たり能力のおかげで上振れが起きているだけで、大きく区分すると超越者>四騎士>その他に悪魔は分けられると思います。
これから『チェンソーマン』にはいろんな悪魔が登場すると思いますが、どの悪魔がどこのクラスに当てはまるかみてみると、強さの伸びしろがわかって面白いのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。